産地交流 Feed

2023年6月25日 (日)

味と香りの足柄茶 茶摘み体験!

6/17(土)、神奈川県足柄上郡山北町にある農協茶業センターの畑で茶摘み体験をしてきました。
100名を超える応募の中、抽選で選ばれた組合員7家族(大人11名、小学生5名)が参加しました。

集合場所の小田急線開成駅から畑の近くまで
マイクロバスに乗ること30分。
バスの中で、農協茶業センターの職員の方から、
山北町の気候・風土がお茶栽培に最適であるということや、
生産者の現状などのお話をお聞きしました。
また、お茶の生産量ランキングのお話もありました。
1位:静岡県、2位:鹿児島県、3位:三重県…
神奈川県は20位だそうです。

バスを降りてからは山道を10分ほど歩き、茶畑に到着!

摘み方を教えてもらい、早速、お茶摘みスタート。
一芯二葉のところを摘みます。
みなさん、もくもくとお茶摘みに夢中になっていました。

さらに、摘みたての茶葉をその場で揚げたお茶の葉天ぷらを試食。
お茶の香りとほんのり苦味が口に広がり、とてもおいしかったです♪

茶摘みの後は、農協茶業センターへ移動して、
職員の方から、お茶のおいしい淹れ方講座。
ポイントは3つ。
①お湯の量と温度
 湯呑みに入れることで、お湯の温度を70度くらいに下げる
②茶葉の量
 茶さじ1杯(1人前3〜5g)
③浸出時間
 1分待つ(2煎目はすぐ)
※これは足柄茶限定の淹れ方です。

お茶の注ぎ方は回し注ぎを2往復。
濃さ、色味を均等にします。
最後の一滴まで注ぐことで旨み成分が出て
2煎目もおいしく淹れられるとのことです。

参加者のみなさんで実践、そして試飲しました🍵
とても香り豊かなお茶が淹れられました。


最後は直売所にてお買い物。
お茶の葉だけでなく、粉末緑茶やお菓子など様々なものが売られていました。

お天気にも恵まれ、自然豊かな中での貴重な体験、そして産地の方との楽しい交流となりました。

なにかと慌ただしい日々で、急須でお茶を淹れることがなくなってしまっていましたが、改めてお茶のおいしさを感じることができました。
たまには、ゆっくりお茶を淹れて味わい、足柄茶のおいしさを伝えていきたいと思います。(A.N)

2017年12月 1日 (金)

産まれた卵が「産直たまご」パックになるまで

10月18日、愛甲郡愛川町にある神奈川中央養鶏農業協同組合へ『卵のパック工場見学ツアー』に行ってきました。
新横浜駅前から、途中で自己紹介とクイズ大会をして、1時間程度で到着。広々とした青空と風景に清々しい気分になりました。
事務所で生産者の方々のご挨拶と、パック工場見学の説明をお聞きした後、チームに分かれて、いざ工場内へ。
衛生面を考えて、卵が出荷されるゴールから逆に見学をしました。

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工場の中は見たことのない機械ばかりで、へ~っがたくさんあってとても面白かったです。
パック詰めされた卵は、ラインにのって円盤状の台にたどり着きます。この形状は商品の滞りを防ぐためとのこと。
卵をパック詰めするために、早いスピードでひとつずつつまみ上げて、受けとめるたくさんのアームの繊細な動きには見とれてしまいました。
また、卵の傷や汚れを検知する機械や、洗浄する機械など、割れやすい卵を効率的に出荷するためにいろいろな工夫がこらされていて感心しきり。

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ちなみに、下の写真で、卵を機械の中へと運ぶライン、曲がっているのがわかるでしょうか。
これは、卵の向きをそろえるため。なるほど、卵は巣から転げ落ちない仕組みになっているのを生かした形状だそうです。

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続いて、再びバスに乗りこんで、生産者の方の解説を聞きながら窓から養鶏場を見学しました。
いろいろな仕組みの鶏舎が並んでいて、網ごしに鶏がたくさんいるのを見ることもできました。
解説の中で鶏舎を建て替えたりする費用をお聞きしてびっくり。食品としても優秀な卵は、もっと価格が高くていいはずだと心底思いました。
そんな中ていねいに産直たまごの生産に取り組んでくださっている生産者の方々に、頭が下がりました。

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見学のあとは、昼食交流へ。組合長からご提案いただいていた、廃鶏を使った水炊きと温泉卵をごちそうになりました。
テーブルごとに生産者の方が参加され、参加者の皆さんの活発な質問も飛び交い、にぎやかな交流になりました。
生産者の方も廃鶏を食べることはあまりないとのこと。通常は加工品用などに出荷されているそうです。
うまみがあってスープもお肉もとてもおいしく、参加された皆さんに大好評な水炊きでした。
卵も1日1個なんて俗説は気にせず、温泉卵は食べ放題でとてもシアワセでした。
最後に、それぞれのテーブルからおひとりずつ感想を発表していただき、交流会を閉じました。

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帰途につく前には、私たちメンバーも楽しみにしていた直売所「卵菓屋」でお買い物タイム。
名物のソフトクリームはなんとSサイズ140円!!安すぎます!!おいしすぎます!!
これでSサイズ?という普通の大きさです。お得です。このソフトクリームは店舗限定です。
ほかにも、プリンやロールケーキなどのお菓子、もちろん産みたての卵、二黄卵などなど、小さな店内ですが、欲しいものがいっぱいでした。

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皆さんおなかもお買い物も大満足でにこやかに帰りのバスに乗り込み、生産者の方々のお見送りに感謝しながら帰途につきました。
実際に現地を目にし、生産者の方々にお会いしてお話しを伺うと、いかにその商品が安心しておいしくいただけるものかを実感できます。
そして、私には毎度のことなのですが、すっかりその商品や作っている方々のファンになってしまいます。

最後に、参加されたみなさんの感想をちょっとご紹介。
「生産者の方にお会いし、生産現場を拝見して安心して毎日卵をいただけます。」
「工程をじっくり説明していただいて近くで見学でき、おいしい卵をたくさん食べました」
「丁寧な工場説明、生産者さんとの食事会がよかった。」
などなど、とても好評で、私たちメンバーもうれしい一日になりました。これからも産直たまごを応援してたくさん食べていきたいと思います。

nato


2017年11月 8日 (水)

雨でも楽しかった収穫祭!

10月15日(日)に茨城県のJAつくば市谷田部の『大人気 秋の味覚 しいたけ狩りとさつまいも』
バスツアーに2歳の娘と参加してきました。JAつくば市谷田部は発足当初から土づくりにこだわり、
環境保全型農業を実践して自然と共生しながら安全な野菜を育てる農業を志しているそうです。

当日はあいにくの雨模様。新横浜駅前から朝早く乗り込んだバスの中で、悲しいニュースが!
雨続きの天候だったので、さつまいもの圃場に入れず、自分で掘ることができないとのことでした。
残念~・・・。ひさしぶりに芋掘りだっ♪と張り切っていたのでいったんガックリしてしまいました。

さて、現地に無事に到着してみて驚きました。バスがほかにもずらりと並び、たくさんの参加者。
この日は『収穫祭』なので、神奈川ゆめコープだけでなく、東京・茨城など各地から大集合。
まずは開会式が行われました。

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・・・そしてこの開会式でもしいたけ生産者の方から悲しいニュースが!
数日前に真夏のように暑くなったために、収穫祭に向けてしいたけが育ちすぎると困る!ということで
冷房をいれてくださったそうです。ところがすぐにぐっと冷え込んだ日々が続き、逆にしいたけの
成長が止まってしまったとのこと。しいたけ狩りはできますが、量の制限をさせてください、との
ことでした。

残念~・・・ではありますが、自然を相手に農業をされている生産者の方の日頃のご苦労がしみじみ
実感できました。思うようにはいかない中、予測して工夫して、毎日私たちのもとに野菜を届けて
くださっていることに心から感謝のきもちがわきあがりました。

開会式のあと、いよいよしいたけ狩りへ。生産者の方2名がバスに乗り込み、いろいろとお話しを
してくださいました。生産されている野菜のお話しはもちろん、地域の名産品のお話しまで伺って
短い時間でしたが、とても楽しい道中でした。

原木しいたけのハウス内はニョキニョキと生える姿がなんだかかわいらしくて、収穫よりも
眺めることに夢中になってしまいました。娘もはりきって大きいものを収穫しました。
干ししいたけ、しいたけの煮物も販売があり、しっかり購入。
続いて、かぼす狩りもさせていただきました。スダチのようなイメージでしたが大きくて意外でした。

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開会式の会場に戻ると、たくさんのコンテナが並び、掘ったばかりのさつまいもがたくさん。
生産者の方々が、芋掘り気分を少しでも味わえるようにとご用意してくださったと伺って感激。
つながったままの土つきのさつまいもの中から、自分で好みのものを折り取り、収穫気分を味わうことができました。

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つづいては昼食交流会。つきたてのお餅にきなこ・大根おろしをからめたもの、しいたけ・しめじの天ぷら、
きのこのごった煮、ふかしたさつまいも、炊き立てご飯、豚汁、漬物ともりだくさん!!
昼食後はジャンケン大会で、何人か勝ち残った参加者が並んだ野菜の中からひとつ選べる内容でしたが、
野菜がたくさん用意されているので何度も挑戦できました。
娘も何度目かで勝ち残り、「カリフローレ」というちょっと変わった大きな野菜をいただきました。
生のままでも食べられ、ゆでても炒めてもとってもおいしかったです♪(全部合わせてこれで1株なのです)

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最後に餅つき体験をさせていただき、子どもには水風船ヨーヨーのプレゼント、バスの中にはいつの間にか
お土産の野菜まで積んでいただいていて、JAつくば市谷田部産直部会の皆さんからのおもてなしで
感謝感激な楽しい大満足な1日になりました。お忙しい中、本当にありがとうございました。

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さつまいもは、「紅はるか」(紅あずまと安納芋を掛け合わせたもの)で、1か月寝かせると
甘くおいしくなると伺ったので新聞紙でくるんで寝かせてあります。
しいたけは、その夜にグリルで焼いて、かぼすを絞って・・・おいしかった~♪

12月11日(月)には新横浜本部でJAつくば市谷田部の生産者さんとの交流会があります。
もちろん、参加してさらに谷田部について知りたいと思っています。

nato


2017年3月 1日 (水)

『生産者と手作りみかんジャム』開催しました

私たち横浜北エリア経営会議では、今期でジョイファーム小田原のみかん生産者さんとの
産地交流も2年目になりました。先日の小田原でのみかんジャム作りにつづいて、今回は、
2月20日に中山地区センターにて、小田原からみかんの女性生産者さんをお招きして
みかんジャム作りを教えていただきました。

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当日お持ちいただいたみかんは青島みかん。おひとりの生産者さんは、「私は青島みかんが
一番好きかしら」とお話しされていました。昔からあるみかんです。

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まずは、みかんの皮をむき、輪切りにしてミキサーにかけます。今回は皮をいれずに作ります。

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それを鍋にいれ、アクをすくいながら煮詰めていきます。

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のんびりかき混ぜながら煮ていると、トロトロになってきました。そこで砂糖をいれ、さらに煮詰めます。

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これを消毒した瓶にいれます。ジャムよりもゆるいくらいですが、瓶詰めして冷えるとちゃんと固まりました。

ジャムが完成したあとは、みかんジャムや緑(あお)みかんシロップを使った料理を試食していただきました。
みかんジャムを入れた『肉みそ』を緑みかんシロップ入りすし飯に添え、
みかんジャム、緑みかんシロップを使った2種のドレッシングをお好みでかけるサラダのワンプレート。
デザートはシンプルに、みかんジャムをヨーグルトにかけてみました。

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おふたりの生産者の方からは、年間をとおしたさまざまな種類の柑橘類の栽培や、一日のスケジュール、
斜面での作業や夏の草取りの大変さについてなどのお話しをうかがって、大切にみかんをいただかなくちゃ、
としみじみ思いました。
私たち食べる人のことを常に考えて、取り組んでくださっていることに改めて感謝のきもちがふくらみました。
おふたかた、ありがとうございました。

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※『緑(あお)みかんシロップ』は、オンライン注文画面の「産直いきいきショップ」限定販売です!

nato


2015年6月15日 (月)

小田原交流 バレンシアオレンジの収穫に行ってきました♪

6月14日(日)小田原産地交流 果樹の学校『みかん』コースに参加してきました。

当日は、さっきまで雨が降っていたとのことで石井さんの奥さまから、『まずはオレンジの樹を揺すって水滴を落としてから採ってね~。それから、こんなお天気の時は特に蚊が多く出るのでこの蚊取り線香と、もし刺されたらすぐにこの薬を塗って対処してくださいねっ』と、しっかり準備してくださっていました。

普段は雨の日には収穫しないそうなのですが、今回は前から決まっている予定なので特別に決行です。

まずは、籠とはさみを持ってさあ圃場へ行きましょうsign03

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オレンジの樹の下には、肥料として使われている「カカオ」がふかふかいっぱい。ほんのりと、チョコレートのようなにおいがしました。

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収穫する時には、まずヘタの部分を少し長めに切り取ってからsign04

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もう一度短く切り直します。この2度切りをして籠に入れないとオレンジどうしが傷つけあって傷みのもとになってしまうそうなのです。

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要領の悪い息子downdown毎回、2度切りではうまくいかず3度切り、4度きりしていましたcoldsweats01

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かわいいできたて赤ちゃんオレンジ、いっぱい育ってほしいところですが同じ枝から育ってしまっているものは、小さいうちに黄色くなって勝手に落ちてしまうものもあるとか。

気温の変化や強い陽ざしを浴びておこる『回青現象』のあるオレンジもたくさんありました。それも後で試食しましたが、問題なく美味しかったです。

樹の寿命は約60年とのこと、年をとっても甘い実はできますがあまり大きくならず元気がなくなってきたなとわかるそうですsweat02人間と同じなんだなとすごく納得。。。

成長に時間がかかる樹を品種改良したり、早く育たせたいときには「高接ぎ」といって樹を途中で切ってしまい、そこに新しい品種の穂を接ぎ木してテープでグルグル巻きにしておくと、早ければ1か月ほどで新芽が出てやがて写真のように立派に新しい品種の樹として成長するそうです。(大手術の跡がくっきりです。)

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効率よく作業ができるようにと、色々な工夫も見られました。このフックを枝にかけて収穫したものを籠に入れるんだよと。あらまあ、確かに便利flair

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背の高い木は、木登りしたり脚立を使ったり…収穫だけでなく日々の手入れも必要だし、本当に大変な作業ですね。

24そんな大変な作業を邪魔する害虫、カミキリムシを発見annoyカミキリムシは、みかんの木をカリカリとsign02食い荒らして木を枯らしてしまうこともあるとか。見つけたら、即捕殺sweat01石井さん躊躇なしpunch 他にも、上からはカラスが飛んできて実をつつくしアゲハチョウの幼虫は葉っぱを食べてしまうし…収穫までには、色々なことと戦っているのですね。農薬散布は、1回だけという決まりを守るのも大変なことなのでしょうね。

見渡す限り広々とした石井さんの圃場、オレンジの樹以外にも様々なものが育っていました。こんなかわいいキウイやレモンも無事に育ってほしいものです。

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オレンジの樹の周り…所々に生えている…これは何でしょうっと言われ、石井さんが1本抜いて見せてくれました。こんにゃく芋でした!

こんな雑草みたいに勝手に生えてくるんだ~と感心していたら、いやいや、私が友人からもらって植えたんだよっと(笑)土地が広いからsign02心が広いからsign02こんにゃく芋、脈絡なくあちこちに点々とありますけどsign04sign04秋になって茎が枯れて倒れたら収穫なんだけど、分からなくなるんだよねって(笑)はい、そうだと思いますhappy02

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 収穫したバレンシアオレンジの試食をさせてもらいました。糖度計で糖度を測りながら食べ比べ、これ11度もある~あまーい!や、8度くらいなのにこれ甘いよぉなどなど。これは、糖度計なので糖度しかわからず味覚は酸味とのバランスなんだよとのことでした。

子どもたちは、1個の重さ当てクイズや、お土産にと用意していただいたオレンジの袋詰め作業を楽しんでいました(*^^)v

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今回の交流では、なかなか話だけでは伝わらない “ものを作ることの大変さ” 収穫の楽しみの前には、様々な労力があるんだよという事が少しだけでも子供に伝わったかなと思います。石井さん&奥さま、とても楽しかったです。本当にありがとうございました。

家に帰り、楽しかった今日の事をお父さんに報告していた息子…『おれ、糖度計がほしい!!』と、お父さんに早速おねだりしていましたhappy01

Y.S

 

2014年6月17日 (火)

JAいわて花巻 初夏の交流参加してきました レポート2日目

2014年6月15日日曜日、花巻2日目。
宿泊先のフォルクローロいわて東和の温泉で癒され。
ブックラウンジにある宮沢賢治の本や、レシピ本などを数々をしっかり満喫した我が家。
おいしい朝ごはんのまえには、子どもたちは、ホテルの中庭にいるヤギさんへ直行。(笑)
『ヤギさん、おはよう!!!』

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ホテルからすぐ、「佐々長醸造」さんへ。
※「ささちょうじょうぞう」・・・・早口言葉のようです。わたしは、一度も言えたことがありません・・・涙。※
この佐々長醸造さん、明治39年創業、歴史ある老舗の味噌醤油のメーカーさんです。

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佐々木喜七社長にお話を伺いました。
佐々長醸造さんは、地元のみなさんから古くから愛用されており、
「お醤油何本足しますか?」といまも、1軒1軒周り、昔ながらの商法で親しまれているとか。
もちろん、いまも「一升瓶入り醤油」でのスタイルは変わらず根強い人気。
同じ醤油をペットボトルに詰めると、「なんか味が違う」と言われてしまうそうで、
昔ながらの「一升瓶」を洗って、繰り返し、使うーという、いまの「リユース瓶の考え」を
昔から続けていらっしゃいます。

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上記写真は、味噌蔵にて。
佐々長醸造の看板商品、「クラシック音楽を聴いている味噌」が中に入っています。
クラシック音楽の波長が、酵母菌の活動を活発にさせるとか。音楽を聞かせた味噌のほうが、
出荷も早くなるんだそう。

この杉桶。本当に素晴らしい迫力でした。秋田杉でできていて、明治から110年も使い続けているそうです。
中には味噌が5000キロ=5トン!
もうこの桶樽とを作れる職人さんはいないんだとか・・・・
「一日でも長く使っていきたい」と佐々長の職人さんたちは、とても大切に樽のお手入れを欠かさないそうです。


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↑こちらは、醤油樽の桶。子どもたちの身長よりも高く、はしごで登ります。
この中には1㍑の瓶が3000本分のお醤油が。
大豆のとってもいい香りです。


「うちの味噌はおいしいけど、みなさんのおうちで作った「手前味噌」の味には敵わないよ」と
ニコニコわらう、佐々木社長の気さくな笑顔がとても印象的でした。
ぜひ花巻にいったら、お立ち寄りください!


【佐々長醸造】
味噌や醤油のほか、「日経なんでもランキング」で1位になった麺つゆや、
麹の調味料、ヨーグルトにかける醤油、ヒエの雑穀味噌、味噌を使った「みそまんじゅう」や
「みそかりんとう」などのお菓子も充実です。
住所 花巻市東和町土沢5区417


次は、和紙工芸館へ。
花巻伝統の成島和紙を、青木一則さんの工房で教えていただきました。

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はじめての「紙すき体験」。
子どももおとなも夢中に自分の作品作りに勤しんでおりました。
出来上がった作品はおうちで飾られるかな??

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成島毘沙門堂で自由散策&おいしいランチは鮎の塩焼き、花巻郷土料理「すっぽこ汁」。
ちょうど、フキの季節で、フキの煮物もとっても美味しかったです。

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花巻は雑穀王国。
こちらの方はあまり食べなそうでちょっと残念。
私は雑穀が大好きで、ごはんに混ぜるだけではなく、お肉の代わりに餃子にしたり、
煮物にしたり、ハンバーグにしたりいろいろ料理にも、お菓子にでも活用できるんですよ!

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あっという間の2日間。
花巻駅で最後の「お別れ会」をしました。
生産者さんからは「またいつでも来いな」というあたたかい言葉。
「また必ず来ます」と受け答える、参加者の皆さん。
まるで岩手に親戚ができたみたい・・・・こういう絆が産地交流の目的のひとつでもありますね。

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「自分たちが食べているものが作られている場所を見る、知る、人に会う。」 
食べものが豊かに溢れているいまの時代だからこそ、私たちは「確かなもの」を
「見極める力」「選ぶ力」を培っていかなくてはならない。
またそう強く感じた産地交流でもありました。

次は秋の稲刈り交流が待っています。
ぜひご家族みなさんでご参加ください!
「行ってよかった!!!」口をそろえて、参加者のみなさんが言ってくれるイベントです。
お待ちしています!

私もまた行きたいな!!
花巻大好き!

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(Nana)

JAいわて花巻 初夏の交流参加してきました レポート1日目

毎年恒例、パルシステム神奈川ゆめコープ主催「JAいわて花巻 初夏の交流」が、
2014年6月14日(土)~15日(日)開催されました。
今回は50名以上の応募があり、その中から抽選で選ばれた参加者34名の皆さんと一緒に
私も、小学生と3歳の息子たちを連れて家族で参加してきました!

JAいわて花巻(花巻市東和町)はパルシステムのお米「岩手ひとめぼれ」や雑穀の産地です。
今年も生産者が農薬、化学肥料不使用の米作りに挑戦しています。

さぁ!「春の交流」で田植えが行われた、「交流田んぼ」に行き、草取り作業の開始です。

裸足になったり、子どもたちは靴下を履いて、足を田んぼの中へ・・・
どろの感触にはじめは戸惑い、驚きながらも、だんだん「気持ちいい~!!」と足を進めます。

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実はこの日のこの作業の時間、花巻地方には「豪雨予報」が発令されていたのですが、なんのその!!いいお天気のなか、作業を進めました。
外はさわやかな風が吹き、田んぼの中は、ふわり、とあたたかな感触。
わたしも田んぼに足を入れるのははじめての体験。
小学生の息子と一緒に楽しみました。

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田んぼに踏み入ることで、有害がガスが外に出され、土が元気になるそうです。
いまは、農家さんは機械での作業が主だそうですが、昔はこうして、みんなで草取り作業をしていたのですね。
腰をずっとかがめているので、暑い中、丸1日やるのはとても大変な作業だと痛感しました。

除草剤が使用されていない交流田んぼには、生きものがいっぱい!!
おたまじゃくしに、カエル、クモや、ヒル・・・・たくさんのいきものを観察していました。
(子どもたちは草刈りより、いきもの観察に夢中!!!カエルを追いかけて田んぼを疾走する子どもたち。。。
「稲踏むなよ~!!!」と大人たちはヒヤヒヤしていました。(笑)

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どろで汚れた足は、田んぼの横を流れる用水路で足を洗います。
きれいな水が流れる用水路。子どもたちはここも、立派な「遊び場」!
草履を流したり(!!こらこら!)賑やかな声が田んぼをこだましました。

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トラクターに乗せもらって、運転体験させていただいたり!
子どもたちはとても楽しそうでした!

草取り作業が終わったら、おなかすいた~!!!とおやつタイム!
小山田美女会のお母さん手作りの「がんづき」という郷土おやつです。
(黒糖の甘い蒸しパン、黒ゴマは、空飛ぶ「雁」をイメージしています)
「ほうの葉」という葉っぱがお皿代わり。(ステキ!!)
「昔は、おにぎり包んだり、お寿司巻いたりしたんだよ」と教えていただきました。
食べ終わったら、「お面」に変身!!!おいしかったなぁ!

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田んぼの隣で野菜収穫も・・・・サラダ菜、二十日大根、さやいんげん・・・
春の交流のときに参加者が種をまいてくれたもの。大切に収穫しお土産になりました。
草刈り作業あとの田んぼには「糠まき」。
化学肥料を使わない田んぼでは、糠(ぬか)は、もちろん栄養にもなりますが、
糠を撒くことによって、日光を遮断でき、雑草発生の抑制にもなります。
「先人の知恵」はすごい!!

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用水路に落ちてびしょびしょだけど・・・・(笑)この笑顔!!!
充実の時間でした。

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夕飯は、小山田美女会の花巻お母さんたちによる、手づくり料理を囲んでの「交流会」。
この産地交流の「目玉企画」でもあります。
手作りの郷土料理は、飾り気のない素朴で、おいしくて、おばあちゃんちに来たみたい!
私はいつも、この夕飯をとても楽しみにしています。
「どうやって作るんですか?」「味付けはなんですか?」って、すぐ聞けるもの嬉しい!!

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アスパラ一本丸々揚げ天ぷら、ズッキーニのかき揚げ、そうめん稲荷、みずの漬物、
フキとこんにゃくの煮物、ごはん詰めピーマン焼き、焼き肉、みそおにぎり、手づくりパンプディングなどなど。
紹介しきれない料理の数々!!そして、どんどん出てくるのです!!
どれもこれも美味しかった!
愛情たっぷり。
こんな素晴らしいおもてなし、本当にいつもありがとうございます。

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流しそうめんも!竹を割るとことから準備してくださいました。
そうめんを上から流すのも、子どもたちがお手伝い!みんなでゲラゲラ大笑いしながら、
(子どもたちはすぐみんな仲良しに!)おいしいそうめんもいただきました!

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子どもたちにはこんなお土産も・・・
さ~なにが入っているでしょう!?

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・・・・正解は「カブトムシの幼虫」。
子どもたちは大喜び!我が家もいただきました。
夏までには無事に成虫になるかな。

おいしい地酒を囲み、お父さんと生産者のみなさんとの賑やかな夜はつづく・・・・
子どもたちは先に「おやすみなさい」

また明日!

【レポート2日】へ続きます・・・
(Nana)

2014年5月24日 (土)

いわて花巻東和町 春の田植え交流報告②

2日目。昨日の曇り空とはうって変わった快晴です。
いつも寝坊の息子は子ども同士で約束して、やたら早起きし、朝風呂まで
楽しんでおりました。もちろん私も。

宿泊ホテルの「フォルクローロいわて東和」にはヤギの一家がいます。
子どもたちはこぞって餌やり。すっかりアイドル状態です。

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地元の食材を使ったおいしい朝食をいただき(また食べすぎた)、小山田育苗センター見学へ。

育苗センターとは、その字のとおり、稲の苗を田植えの状態まで育てるところです。
東和町で作られるお米は、ひとめぼれ・ササニシキ・あきたこまち・ヒメノモチの4種。
3月末に農薬を使わずに、お湯で消毒された(温湯消毒)種もみを、4/10頃からまきはじめます。
この種まきの機械で、土 ⇒ 種もみ ⇒ 土 と種まきをしたのち・・・

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30℃に保たれた室(むろ)で3日間。4日目からビニールハウスに移し、ほぼ1か月で
田植えのできる状態まで育て、農家の方におろします。
自前で育苗する方以外(東和町の約6割)は、冬に育苗センターに苗の数を依頼しています。

ここで、最近の東和町の現状をうかがいました。農家も高齢化が進み、土地はあるものの、
農作業はほかに(別の農家の方)委託することが増えているそうです。
農機具の購入・維持管理や労力を考えると、そのほうが安くあがることにも。
米作りをやめた田んぼや、農作業の受託の仕事、もちろん住宅もある花巻は
すぐ移住できるよ!どう?という生産者の方のひと言もありました。
ちなみに、現在は減反政策のために、せっかく開いた田んぼの6割でしか米作りができないのが現状です。
米作りができない田んぼでは、別の作物栽培が奨励されていますが、高齢化などの問題で
実際には雑草などが生えてしまった田んぼがたくさんあるのです。

さて次の目的地は、息子がはりきる「ザリガニ釣り」へGO!!
・・・ではなくて、『とうわメダカの里』という貴重なメダカやゲンゴロウやタナゴなどを守り
育てている山間の池にお邪魔しました。

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ここで、外来種であり、固有のいきものに害になるアメリカザリガニの駆逐にみんなで協力!?
私もザリガニ釣りに夢中になってしまいました。例年よりも気温が低いため、残念ながら
メダカは水面では観察できませんでしたが、たくさんのザリガニを釣り上げることができました。
とうわメダカの里を管理してくださっている方々から、貝に卵を産み付けるタナゴのお話しや、
(なんと貝の体内で受精させて、育って出てくるのです。しかも貝はちゃんと生き続けられる!!)
空港建設の際に、予定地からここに避難させたメダカの話や、貴重なゲンゴロウのお話しなどを
解説していただきました。

お昼は、小山田美女会の手作りお弁当をいただきました。開けた途端に食べてしまって、
写真を撮り忘れてしまったことに今頃後悔しています・・・。

帰り道、産直あおぞらでおいしい地元のお土産を買いこみ、新花巻駅前でハイポーズ。

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生産者のみなさん。田植えでお忙しい中、私たちのためにおつきあいいただいて、本当に
ありがとうございました。
この夏は冷夏になるかもしれない、という心配もあります。今回植えた苗たちが、無事に育つことを
願い、日々いただくごはんを大切に味わいたいと思います。
我が家では、育苗センターでいただいた苗がバケツですくすく育ってくれること願いつつ・・・。

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いわて花巻東和町 春の田植え交流報告①

5/17~18に、いわて花巻東和町の春の交流に参加してきました。
やまびこ45号で3時間、新花巻駅に到着。ホテルで田植えスタイルに着替えて交流田へ。

今年は交流20周年を迎えるにあたり、交流スタート時の田んぼで田植えから稲刈りまでを
体験することに。昨年の田んぼよりも少し小さめですが、山間を開いて作られた東和町らしい
田んぼでした。
おとな&子ども総勢40名近くで田植えをするには、余裕を感じられる広さでしたが・・・・・

さ、さむ~い。生産者の方々も「こんなに寒いのは珍しいよ」「昨日の夜から急に冷えたんだよ」と
おっしゃる気温の低さ。ハダシで田んぼの感触を味わうのが大好きな私と息子(小3)は、
『田んぼの中は暖かいにちがいない』と信じていざ一歩を踏み出したのですが・・・・つ、冷たい!

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だんだん慣れてきたような麻痺してきたような(?)中で、みんなで一丸となって田植えに集中。
苗を3~4本ずつほぐし、親指・人差し指・中指の3本でつまんで第一関節くらいまで泥の中に植えます。
苗と苗の間は19cm。隣の列とは30cm間隔。同時に3列を植えていきます。
いつもはすぐにいきもの探しに脱線する息子が、ゴール地点が近いせいか、やる気を見せて
がんばりました(とはいえ寒さで半分ちょっとで脱落)。
田植えより盛り上がる(?)のは、田植え途中で「苗くださ~い」の声があがったとき。
畔から苗が飛んできます。うまくキャッチできるか、みんなで大注目。場合によっては大笑い。
寒さに負けじと、みなさんいつもよりテキパキ進み、すべて手植えで終了。達成感もひとしおです。

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あまりの寒さにバスの中で暖をとりつつ休憩したのち、今回は二十日大根の種をお隣の畑に
まいてきました。6/14~15の夏の交流に参加される方々、おいしく食べてくださいね~♪

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ホテルに戻り、東和温泉でゆっくり暖まって、身体をほぐしたみなさん。
いよいよお楽しみの夕食交流会です。個人旅行では味わえない、地元のおふくろの味がいっぱい。
小山田美女会のお母さん方の手作り料理の数々・・・新鮮な野菜や山菜の天ぷら&煮物、
お味噌の焼きおにぎりやお赤飯、いろいろなお漬物、雁月(がんづき、蒸しパンのようなおやつ)、
プリンなどなど・・・。
さらに、おいしいソーセージや牛肉のBBQ、天然のイワナ・ヤマメ・ウグイの炭火焼きまでも。

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生産者の方々との乾杯&おしゃべりもじっくり味わいつつ、夜が更けていくのでありました。
ここでお聞きする生産者のみなさんのお話しは、とても心に残るものです。
食べものの背景を知り、感謝のきもちをもって大事にいただくことが大切であること、いつも実感します。

来年1月には、毎年恒例、小山田美女会のお母さん方を横浜にお招きして、
料理講習会を開催予定です。みなさん、ぜひぜひぜひ、参加してみてくださいね。

・・・そうそう、おとうさん達も楽しそうな夜でしたよ~。

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nato

2013年5月31日 (金)

いわて花巻東和町 田植え交流会に行きました!

 5月18日~19日、東京駅から3時間、岩手県花巻市東和町に行きました。

関東よりは少し寒いかも・・・と予想していきましたが、この日はまぶしいくらいの

いいお天気sunsun 風のない穏やかな晴れの日は絶好の田植え日和だと教えて

いただきました。

 

 あたり一面に平らに広がった田んぼを見ているだけでも、開放的でいい気分!

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初対面の子供たちも、カエルなどを見つけてすぐに仲良しに。

 私も息子(小4)も田植えは初体験。おそるおそる入った田んぼの中は

あたたかく、心地よい感触。 バランスをとって歩くのも大変なほどでしたが

植えはじめるとオモシロい!まっすぐ、同じ深さに、等間隔で・・・・と言うはヤスし、

行うは・・・(笑)。 顔に泥がハネたり、尻もちついたりと大騒ぎ。

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 ほんの数時間のお手伝い(お邪魔?!)でしたが、お米ができるほんの一過程でも

体験できたことは貴重な機会になりました。 「昔は家族全員で、子供の役割は・・」

などと田植え機のない時代の農家のお話も伺えて感謝です。

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                                最後は田植え機に乗せてもらえる大サービスheart01

 夕食の交流会では今が旬の春の山菜をはじめ、おいしい手料理とバーベキューを

いただきました。 お米はもちろん、野菜のてんぷら、おひたし、漬け物、和え物・・・

ぜ~んぶおいしくて忘れられません!!  おしゃべりもビールbeerもグングン進み、

楽しい時間を過ごすことができましたnight

 二日目は「育苗センター」を見学しました。 種となるコメを植え、均等に、同品質に

育てる過程を学び、少し芽が出始めの種と、田植え間近の苗をお土産にいただきました。

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 最後は「とうわメダカの里」へ。 都会ではなかなか見られないゲンゴロウやフナなどを

見せていただきました。 ザリガニ釣りの時間には大人も子供も大はしゃぎhappy01

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あっという間の二日間でしたが、自然豊かで、水も空気もおいしい東和町が

私も息子も大好きになりました。 岩手のみなさんまた、会いたいです。

またゼッタイ行きますよ~~!!

そしてパルシステムのスタッフの皆さんも本当にお世話になりました。ありがとうございました。

産地の魅力を、じかにたっぷり、味わえる交流会、未体験の方、次回はぜひいらしてください。

(岩手大好きheart01AN)

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