認知症サポーター養成講座
「認知症サポーター」をご存知でしょうか?「認知症サポーター」ということばはあまり知られていなくても、「認知症」ということばを知っている方は多いはずです しかし、「認知症について、正しく理解していますか?」と聞かれたら、どうでしょう?
そんな知っているようで知らない「認知症」について理解を深めるために、7月9日宮前センターにて「認知症サポーター養成講座」を開催し、8名の方が参加してくださいました
講師に、パルシステム神奈川ゆめコープの福祉事業部の職員の方をお迎えし、「認知症」についてお話をしていただきました
いろいろな事例を挙げていただいた中から、1つご紹介します
認知症の方は、同じ食材をいくつも買ってしまうことがあるそうです。例えば、「今日は冷蔵庫に油揚げがあるから、スーパーに行って大根を買ってきて味噌汁を作ろう」と考え、スーパーへ行きます。しかし、スーパーに着くと油揚げが家にあるのを忘れて、大根と油揚げを買ってしまいます。帰宅後、家の冷蔵庫を開け、目に入った別の野菜で味噌汁を作ります。その結果、家にあった油揚げと買ってきた油揚げの2つ、大根が残ってしまいます。この行程を何度か繰り返すと、大量の油揚げが冷蔵庫に残ってしまうということでした
この油揚げの事例は、計画を立てたり按配をしたりができなくなる認知症の症状の1つだそうです。もし認知症について正しく理解していれば、少なくとも、「なんで同じものを買ってきたの」と怒ることはなくなると思います。そして「今日のお味噌汁は大根と油揚げだよね」という一言で、油揚げが溜まることはなくなるかもしれません。「正しく理解すること」で、認知症の方の気持ちを傷つけることはなくなるのではと思いました。
だれにでもなる可能性のある認知症ですが、もし家族や身近な人に「あれ?いつもと違う」と感じたなら、早期に専門の医療機関を受診することが大切だそうです 病院へ行くのは、ハードルの高いことかもしれませんが早期に治療することで、進行を遅らせることができるそうです
講座終了後、講師の方を囲んで、参加者のみなさんで質問や、おしゃべりタイムとなりました。
お話をしながら、宮前センター長自家製「梅シロップ」炭酸水割りをいただき、作り方もご紹介いただきました 暑い夏にぴったりのさわやかテイストでした センター長、ご馳走さまでした
今回の講座を終えて学んだことは、「認知症サポーター」は、認知症の方や家族に対して温かい目で見守る「応援者」というです。「私も家族も絶対認知症にはならない」とは残念ながら言えず、だれでもなる可能性のある病気です。正しく理解し、偏見を持たずに温かく見守る「認知症サポーター」が一人でも多く増えればいいなと感じていただける講座になったのでは、と思います
参加者のみなさん、講師の方、ありがとうございました
(KK)
企画、お疲れ様でした。
参加したかったので、ブログで様子が少しでもわかって、よかったです。
周りにもちらほら、もしかしたら?と感じる身内が出てきたので、やはり正しい理解が必要なんですね。
投稿: nona | 2013年7月20日 (土) 00:37
お疲れ様です。
講座の様子、分かりやすかったです。
私も次回は参加したいです。
投稿: rin | 2013年7月22日 (月) 16:20