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2017年3月 2日 (木)

春を健やかにのりきる和漢膳

3月1日、中原市民館調理室にて、さぽねっと講師による「春を健やかにのりきる和漢膳」講座を鶴見エリアと開催し、12名の方にご参加いただきました。

私が今まで持っていた「薬膳」のイメージは、「体に良さそうなものを使った中国料理で、簡単に家では作れない手の込んだ料理」というものだったのですが、薬膳の考え方は「病気になる前に食事で身体を整える」という、とてもシンプルなもの。
中国で生まれた薬膳ですが、日本人の味覚や体質に合わせて和食・洋風にアレンジしたものが和漢膳だそうです。

食材には性味というのがあり、温熱性食品(体を温めて冷えを除く)、平性食品(温にも涼にも偏らず、滋養・強壮作用がある)、涼寒性食品(体を冷やし熱を除く)の3つに分かれていて、これらのバランスを考えて食べると良いのだそうです。
幼い頃、祖母から「夏は暑くて体温が高いから、すいかを食べて体を冷やすんだよ」「寒い冬には、体を温めるために生姜湯を飲むといいよ」と聞いた記憶が蘇ってきました。

和漢膳について教えていただいた後、いよいよ調理タイムです!

今回のメニューは
◯炊き込みご飯
◯すまし汁
◯あさりとキャベツの蒸し物
◯大根シロップ入りヨーグルト
の4品。薬膳というよりも、いつも家で普通に食べているようなメニューなのですが、先ほどの性味をバランス良く工夫されたメニューなのです!

例えば炊き込みご飯。材料は米・豚肉・人参・筍・生姜なのですが、米と人参は平性食品、豚肉と筍は涼寒性食品、生姜は温熱性食品と、1品の中に体を温める食材・冷やす食材・温にも冷にも偏らない食材が、バランス良く入っているのです。


本日使う食材

あさり、人参、筍、豚肉、にんにく、生姜、昆布、鰹節 etc...
季節の野菜・菜の花もありますが、調味料も含め、食材はいつも使っているもので、特別なものはありません!
和漢膳に対するハードルが一気に下がり、手軽なイメージになりました。

いつも使っている食材を使い、ちゃちゃっと調理します!

炊飯時間が予想より長くかかりましたが、無事炊き上がりました!

さあ、出来上がった4品を盛り付けです!

真ん中の四角いお皿にのっているのは、大根シロップ(1㎝角に切った大根にハチミツをかけ、冷蔵庫で一晩置いて作ります)を作るときに使った大根に、醤油とゴマ油をかけた漬物と、すまし汁を作るときに使った昆布を千切りして醤油をかけたものです。食材は全て美味しく使いきりました♪

そしてみなさんで
「いただきま〜す!」

「簡単にできたのに、手の込んだ料理のような美味しさ!」
「大根シロップ、そのままなめたら大根の味が少しするけど、ヨーグルトに入れたら全くわからない」
「あさりとキャベツの組み合わせ、すごく美味しい」
「豚肉入りの炊き込みご飯を初めて食べたけど、すごく美味しい」
と、みなさん、あっという間に完食でした!

「和漢膳」という未知の世界を教えていただき、新たな食卓のアイデアを提供いただきましたさぽねっと講師さん、そして、ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました!

来年度も川崎エリアでは、楽しくてタメになる企画を開催予定です。
また、一緒に企画運営していただけるメンバーも随時募集中です。
皆さまのご参加を、川崎エリアメンバー一同お待ちしています!

☆今回の企画は、鶴見エリアブログ「つる丸電子版」でも紹介予定です。ぜひご覧下さい!
(K.K)

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