8月8日(土)に、ジョイファーム小田原交流企画のブルーベリー収穫体験に行ってきました
ブルーベリー大好きなを連れて、初めての収穫体験です
当日はお天気に恵まれて?ちょうど良い曇り空。でも気温は高くムシムシして暑い!
始めに、ジョイファーム小田原の集荷センターで説明などを聞きました。
この時初めて知ったのですが、ブルーベリーにも種類があるということ
ブルーベリー畑には、ちょっと黒っぽい「ホームベル」と、
ブルームと呼ばれる白い粉が付いている「ティフブルー」の2種類が植えてあるそうです。
畑に移動して、最初の15分間は”援農”として摘み取り作業をします。
収穫したブルーベリーはジャムになるとのこと。頑張ります
白い実や赤い実も混じっています。これはまだ熟していないので、木に残します。
ばっちり青くなっているもののみ収穫します
完璧に隠れてしまってます「かくれんぼできそう~」と言ってはしゃいでました
2種類のブルーベリーの樹はランダムに植えてあり、種類が違っても受粉するそうです。
植えて2年目くらいから収穫できるようで、約10年ほどは実がなるそうです。
さて、15分の援農で収穫できた実は、これだけ・・・
木が生い茂っているのと、実を選別してつぶさないように収穫する作業は
意外と時間がかかりました。畑の周りに鳥よけネットが張られているのですが、
虫は入ってくるので蚊もいるし、暑いし、結構大変でした
普段の収穫作業は1日約八時間、7月から8月くらいまで毎日行うそうです。
1日に一人当たり15㎏ほど収穫し、4~5人で作業します。
この日は曇り空だったので、暑さはまだマシでしたが、ピカピカの晴天だと倒れそうです
農薬を削減しているため、虫との戦いでもあります。
ネットでは虫対策にならないため、春先に幼虫を目視確認して手で捕殺していくそうです。
安心安全な食べ物には、地道に努力してくださる生産者の方々がいるのですね
本当にありがたいです
小田原交流の回数を重ねるたびに、生産者のこだわりや努力を知ることが出来て
とっても勉強になります
畑から出荷センターに帰ると、ジョイファーム小田原の長谷川社長の奥様からの
”ブルーベリーババロア”の差し入れが!とっても美味しかったです
レシピをいただいたので、家でも作ってみようと思います。
この後、クイズなどのイベントがあり、子どもも楽しんで参加することができました。
(残念ながらクイズの景品は当たりませんでしたが)
お持ち帰り用のブルーベリーを収穫して、特別価格にて購入することもできるので、
大量に収穫して持ち帰っている方もいらっしゃいました。
観光農園の収穫体験とは少し違いますが、生産者の大変さも実感することができるので
子どもの夏休みの宿題にも良いな~と思いました
また来年も参加したいと思います
8月2日(日)に「小田原果樹の学校みかんコース」のみかんの摘果・ジュース作り体験に参加してきました
みかんはいっぱい実がつくので、ある程度の実を落とす(摘果する)必要があるそうです
摘果で実を落としすぎると実が大玉になりすぎてしまい、
残す実が多すぎると実1個当たりにいく養分が少なくなってしまうそうです。
疲れている木は余計にもぐなど、木の状態を見ながら摘果するそうです。
味見の感想は、「にがい」「すっぱい」「香りがいい」「なんとか飲める」などでした。
緑色のみかんだからやはり酸味が強かったです
体験に入る前にハチや蚊が多いから気をつけるようにと注意がありました。
蚊が本当に多かったので、蚊取り線香は必須です
携行したり木にかけたり地面に置いたりして使うようです。
木をゆすると、ハチがいた場合よけていくから
摘果前に木をゆするようにと教わりました。
5月にはまだ花が咲いていた畑の入口付近のキウイがなんとこんなに大きくなっていました!
出荷できる大きさの8割程度まで育っているようです。
同じく前回は白くてかわいい花が咲いていたレモンにも緑色の実がなっていました
小さなオレンジ色の実が地面にいくつも落ちていたのですが、これは自然落下したものだそうです。
摘果体験の場所に到着後、摘果作業についてのやり方を教えてもらいました。
早生みかんは葉っぱ25枚に対し1個ならせるそうです。
ポイント
①小さいのを落として大きいのを残す
②傷のあるのを落として枯れ枝も落とす
枯れ枝は黒点病のもとになるためとってくださいと言われました。
下の画像が黒点病のみかんです。
エカキムシは葉の中を通るそうで、通った後はまるで絵を描いたみたいです
アゲハチョウがひらひらと飛んでいて「わあ!ちょうちょだ!」と子どもたちは喜んだのですが、
「アゲハの幼虫がみかんの葉っぱを食べるんだよ」と言われて、
「きれいだけどみかんにとっては害虫なんだね」という言葉が出ました。
また、みかんの木がクモの巣だらけだったので、「なんでこんなにクモの巣が多いんですか?」
と生産者の石井さんに聞いてみました。
「害虫が多いからクモの巣も多い。害虫がいなければきっとクモもいない畑になるよ」と言われ、
石井さん宅では農薬をほとんど使用しないため、害虫も含めて生き物が多いのかなと思いました。
摘果前のみかんはこんな風に鈴なりになっています。
摘果する際のコツですが、みかんの実はてこの原理を使うとぽこっととれるそうです。
てこの原理の話を聞く前は必死に引っ張って取っていたのですがなかなかとれず、
てこの原理を使ったら面白いようにぽこっととれたので驚きました
みんなで頑張って摘果しました。
協力して2本分の摘果作業をしましたが、みんな蚊に狙われながら汗だくになりました
生産者の石井さんが摘果した木はこちらです
さすがプロの技すっきりとしています
実がた~くさんなっています
今年はみかんのなり年だそうです。
摘果したみかんを冷たい井戸水で洗いました
小さくてまるくてスーパーボールみたいです。
洗った摘果みかんをカットします。
半分にカットするよりも十字に切れ込みを入れた方が果汁を搾りやすいそうです
皮と一緒に絞るから香りがよくておいしくなるそうです。
写真のジューサーはなんと40年もの!長く大切に使われてきたんですね。
石井さんの奥様が摘果みかんジュースを使って作ったシャーベットを振舞ってくれました
子どもたちは「おいしいおいしい」と大喜びで、あっという間に平らげてしまいました
摘果みかんジュースを牛乳で割ると、ラッシーや飲むヨーグルトのようになります
こちらも子どもたちには好評でした
糖度計で摘果みかんの糖度もはかってみました
オレンジ色っぽい方は7%、黄色っぽい方は6%でした。
摘果みかんを搾り続けていたら手がすべすべになりました
大きなバケツで1.5杯分の搾りかすが出ました。
9月いっぱいまで暑いと甘みが蓄積されてみかんはおいしくなるそうです
このままの天気ならおいしいみかんになりそうですね!
収穫前に雨が降ると、木が水分を吸ってしまって薄い味のみかんになるそうです。
摘果・ジュース作り体験はあわせて2時間の体験でしたが、
暑い中での摘果作業はとても大変でした。
石井さんのところでは摘果したみかんが1トン位になることもあるようです。
手作業で広大なみかん畑の摘果作業を行うのは、果てしない作業に思えます。
おいしいみかんができるまでには生産者の方の絶え間ない努力があるのだと改めて感じました。
ジョイファーム小田原では、摘果みかんをしぼってジュースにしています
ちなみに数量限定ですが、オンラインパルの産直いきいきショップで、
「緑(あお)みかんシロップ」という名前で販売しています
みなさまも機会があればぜひご賞味ください
摘果みかんジュースの作り方とポン酢の作り方を載せておきます
摘果みかんが手に入った方はぜひ作ってみて下さいね。
今後もみかんの収穫など、ジョイファーム小田原との産地交流は続きます。
産地の魅力や生産者のお話などを伝えていこうと思っていますので、よろしくお願いします。
以上、もっちーでした
2015年6月21日(日)に梅の里センター2F大会議室にて、
第14回小田原食と緑の交流推進協議会 総会
ならびに第11回NPO法人小田原食とみどり総会が開催されました
報告が遅くなりすみません
今年度平塚エリアはジョイファーム小田原と産地交流をしているということで、
小田原食と緑の交流推進協議会総会にもっちーとひまわりが参加してきました。
小田原食と緑の交流推進協議会総会とNPO法人小田原食とみどり総会のあとに
東京大学大学院農学生命科学研究科教授である鈴木宣弘(すずきのぶひろ)氏による講演会
「TPPと農協改革」も開催されました。
会場後方に[果樹の学校][たんぼの学校][はたけの学校][ハーブの学校]の報告書が展示してありました
個性豊かでどれも読み応えがありました
ジョイファーム小田原とパルシステム神奈川ゆめコープのつながりを感じられました。
小田原も平塚エリアですし、これからも深くかかわっていきたいと思っています。
今後の果樹の学校の参加報告もお楽しみに!
以上もっちーでした。
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