総会とJAみどりの公開確認会2日目
お待たせしました ぽんたです
朝から朝風呂に入り、準備万端
帳票監査会場に移動です
帳票って??
紙袋の申込用紙や種もみの申込用紙、各地区ごとの生産契約書、
生産者ごとの栽培計画、検査申し込み、米食味値測定結果報告書、出庫点検票などなど…
たくさんの帳票が並びますが、栽培計画書兼栽培管理・栽培記録は
きちんとチェックがされている印鑑の日付がありました
計画の段階でパルシステム米で使ってはいけないものを入れていると警告が入り、
使ってしまうと当然出荷出来ないそうです
作業記録票では生産者ごとに、いつにどんな作業をしたか一目瞭然
パルシステム米栽培研究会には経験の浅い生産者は入れないとのことです。
間違いがあったり、農薬を減らすということは経験の積み重ねも関係あるんですね。
検査の申し込みもまず地区ごとの予約に始まり、米殻検査格付野帳をもって検査
1等から3等に分けられ倉庫に保管されます。
倉庫での保管も銘柄、等級別、地区別に分けられます。
不測の事態になって出荷制限がかかっても、大丈夫なようになっているんですね。
百聞は一見に如かず
もうすでに何見もしていますが、倉庫での管理を見に行きましょう
小雨が降っていたので外見の写真はないのですが…
ここの倉庫は震災時、中の米袋が崩れ、シャッターがあかなくなり、
脇の小さなドアから入って人海戦術で整理したそうです。
1袋30kgほどなので大変だったでしょうね
倉庫の入り口には高いネズミ返しが
さすがにこれを乗り越えるネズミはいなさそうですね
1パレットに42袋(7袋☓6段)で保管されていました。
きちんと地区ほどに色が違っていましたよ
5月から10月までは温度15度 湿度70%に空調が調節され、11月以降は常温管理だそうです。
お米の検査ですが簡単に見せていただきました。
1パレットから16袋検査
これは胴割れ米の検査。線が入っているの見えますか?
じかに見ましたが…なかなかわかりませんでした。言われてなるほど~
これはカメムシの食害検査
このお皿(白カルトン)に約1200粒が入っているのですが、
1粒までは1等米、2~3粒が2等米、それ以上が3等米
もちろん他の検査もありますが、上記のことだけでも決まっちゃうんです
カメムシといってもこちらで言うくさ~いカメムシではなく、
細長いカメムシだそうです。おいしいお米をしめしめと…汁を吸うそうです
そうすると写真のような黒い斑点になってしますとのこと。
でも皆さんに届く袋に入る前には色彩選別機にかけられます。とはいえ100%なしはあり得ませんね。
もしお米に入っていたらキャベツの虫食いのように思ってくださいね
15%以上混入されないと食味は変わらないそうです。5kgなら750gってあり得ませんからご安心を
入っていたら「このお米安全でカメムシが吸いたくなるくらいおいしいんだ」って
あたたかい目で見てくださいね
写真にはありませんが、黒カルトンでは乳白米の検査をするそうです。
どれもこれも人の目
その検査をしてくださっている検査員の上部さん。
H24度の検査員の大会で県大会を突破し、全国大会に行かれたそうです。
今日も圃場見学
齋藤さんの圃場です。右は慣行栽培まなむすめ。左はパルシステム米エコ・チャレンジひとめぼれ
写真じゃわかりづらいですが、右は化学肥料のため少し大きかったんです。
化学肥料は早く効くんですね。雨が降ってきてしまったので早々にバスへ退散
私たちはオブザーバーなため気楽に「へ~」と学習してきましたが、監査人の方々は大変。
この後公開確認会まとめ、監査人より所見報告がなされ、無事終了。
こうやって安心安全なおいしいお米が我々の食卓に上るんだな~と納得
こうしてみるとパルシステム米の栽培はとても手間も経費もかかる栽培法だと思います。
慣行栽培でなら10aあたり550kg収穫できるところ500kg未満に減収。
生産者さんは何百aも生産なさっているのでその差は何百kg何tの世界。
それでも作っていただけるわけは…?
パルシステム米栽培研究会の三神会長がおっしゃった一言が忘れられません。
「けっして経済的メリットはありません。安全な稲作を行う。次世代を担う子供たちのため。
そして交流で繋がるパルシステムの組合員さんのため。自負心です。」とおっしゃったこと。
ありがたいですね。私もその心に負けないよう、交流で得てきたものをみなさんに伝えなくてはいけませんね。
でもぽんたのブログで伝わっているのだろうか???
百聞は一見に如かず!ぜひ一緒に交流会に参加しませんか?
早く春の交流会の模様アップしますね
でも取材忘れて楽しんじゃったので大丈夫かな…
これにてぽんたの春のJAみどりのへの旅は終了
次は夏の交流に戻ってきますね
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