もずくでサンゴの森づくり①
こんにちはぽんたです
暑~い食欲がない(でもやせないんですが)
そんなぽんたを含む夏バテさんにお勧めなのが「もずく」ですよ~
7月1日に藤沢センターにて~もずくでサンゴの森づくり~が開催されました。
皆さん「もずく」って知ってますか
ってふざけている訳ではありませんよ
もずくの語源は「藻に付く」から「もづく」⇒「もずく」
海草ではなく、根がない・花も咲かない「海藻」です。
私たちが食べているもずくは大きく分けて2種類の原藻なんです。
太もずく…
ナガマツモ科の“オキナワモズク”
太くて中が空洞。
シャキシャキの歯ごたえが特徴。
市販品の多くはこちら。
糸もずく…
モズク科の“モズク”
細くて表面がヌルヌルしています。
ツルツルの食感が特徴。
ぽんたも知りませんでした
糸もずくって太もずくの早生?というより太もずくを“モズク”だと思っていました
では恩納もずくは??
糸もずくの一部で恩納1号という品種だそうです。
特徴は太もずくと糸もずくのいいとこどり。
シャキシャキの歯ごたえとツルツルの食感が特徴です。
恩納村でしか栽培されておらず、収穫量は沖縄のもずくの1%にも満たないそうです。
その養殖の方法は
種付け
網を水槽に入れ種を加え、胞子が着くのを待つ
中間育成
網を芽出しに適した浅い海域で芽出しまで育てる
本張り
養殖場で網がもずくで真っ黒になるまで成長
この間こまめに手作業で雑藻を取り除きます
収穫
掃除機のようなポンプで吸い上げます。
水揚げされたもずくは船上でも丁寧に雑藻を取り除きます。
今年、この収穫の直前4月7日の爆弾低気圧によってほとんど流されてしまったんです
結果本年度の収穫量は目標の10%程度の大不作だそうです。
自然相手なのでしょうがないとはいえ、大変な事実ですね
もずくを食べるとサンゴの育成に協力していること知っていましたか?
もずくの利用代金の一部が恩納村の「サンゴの森」づくりの費用に充てられるのです。
なんでサンゴが育たないといけないの?
サンゴは今、世界的に危機的状況にあります
・オニヒトデの繁殖によるサンゴの食害
・地球温暖化による海水温上昇が原因のサンゴ白化現象(死ぬ)
H10年には世界的に白化現象がおきたそうです。
沖縄では80%、恩納村では95%が白化
つまり母サンゴが死んでしまうので卵を産むサンゴがいないということです。
恩納村では漁協が中心となってオニヒトデの駆除や
サンゴの保護と植え付けによるサンゴの再生活動をしています。
サンゴ礁を積極的に守る里海づくりだそうです。
サンゴ礁が豊か(海が元気)だとおいしいもずくが出来るそうです
里海づくりを推進するために2009年11月、
恩納村(行政)・恩納村漁協(生産者)・井ゲタ竹内(メーカー)・パルシステム(消費者)
で『恩納村美ら海協議会』が設立されました。
植え付けってどうやるのでしょう??
漁港そばの陸上施設での苗作りからスタート
植え付け用に育てられたサンゴの一部をを挿し木のように専用の基台に針金で固定
このままだと波などに負けてしまうので1ヵ月間大切に施設で育てられます。
とうとう海に出発ですが小さいうちは魚に食べられてしまうので籠に入れられ海中へ
半年から9カ月育てられます。その後1㎡あたり13本植えられます。
12本は新しいもの、中央には過去に植え付けられてスズメダイなどの魚のすみかになっている大きなものを植え付けます。
そうすることによって新たに植え付けられるサンゴの生存率が高くなるそうです
今年5月30日に『恩納村美ら海協議会』で植え付けたサンゴが産卵しました。一般には卵から産卵までには5~6年かかるといわれますが、
基台に固定し植え付けるため、約3年で産卵しました。とても幻想的
幼生は海流に乗り1週間漂い生育に適した海域に定着するそうです。
本州でも静岡や石川にもサンゴ礁があるんですって
海流に乗るので沖縄での活動が他のサンゴ礁のためにもいいんですね
またまたぽんたのブログ特徴の「長ブログ」になってしまったので
試食についてはその②でお伝えしますね
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