走水産のりで「のりすき」に挑戦
2月末、横須賀市走水にて、丸良水産さんのご協力の元「のりすき」体験に参加しました。
雲ひとつない晴天で、開始前砂浜に行くと雪を被った富士山が頭ひとつ抜けて見え、写真には写ってないのですが、この写真の右手には猿島が、また横須賀の対岸である千葉方面もバッチリ見えました。
丸良水産の長塚さんが砂浜に集合している参加者の皆さんとお話しをなさっていたのですが、仕掛け網について等丁寧に説明されているのが印象的でした。ちなみに魚を捕まえる仕掛け網は3年くらいでダメになってしまうそうです。
企画開始に伴い、川崎南エリア担当の河瀬理事から、パルシステムの日本の漁業者や水産製造業者を応援するアクションとして「お魚食べよう」についての説明がされました。
そして今企画の目玉である「のりすき」体験が開始され、参加者は真剣な眼差しで説明を聞いていました。
ちなみに海苔は本来長さが30センチくらいあるそうで、水菜やほうれん草と同じ様な成長をするのだそうです。
現在は機械で細かくカットされるようですが、昔は手作業で行っていたとの事。
包丁で海苔をカットする体験も行いました。
柔らかいのかと思いましたが、やってみると繊維質がしっかりしていてびっくりしました。
いざ消毒をし、手袋をはめてやってみると簡単そうに見えて、これがなかなか難しい。
コツとしてはとにかくスピーディに終えないと海苔が均一にならないことや穴あけに繋がるそう。
熱中するあまり、写真を撮り忘れてしまいました。
ちなみに「のりすき」終了後に手についた海苔を食べてみましたが、シャキシャキとした歯応えで美味しかったです。
一人2枚づつ順番に「のりすき」を行い砂浜近くに立てかけてあった海苔干し台?に並べていきます。
ピンと張らないと天日干しでも縮んでしまうとの事。
「のりすき」体験後は、長塚さんから漁業従事者や海の現状の説明をしていただき、日本における海苔生産に従事している漁師さんはバブル時に比べ1/6まで減少している事や、こちらの地域でも現在では6名にまで減っている。温暖化の影響で、昔に比べ水温も上昇し、海苔の生育のみならず生態系に変化が起きているとの事でした。おいしい海苔を作るのは漁師ではない。私たち消費者が温暖化にNOと言えるような生活を心掛けていただくと、おいしい海苔が出来上がると仰っていたのが心に残りました。
次に神奈川県漁協組合連合会の福島さんから神奈川県の漁協についてお話があり、東京湾には漁協が17団体ある事や、県内で漁獲される種類の説明等をしていただき、またしおりに書かれていたクイズの解説付き答え合わせも。海苔についての知識も深まりました。
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