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2023年7月 8日 (土)

キウイの圃場カメラマンになろう(活動組合員研修)

7/1(土)に活動組合員研修に参加してきました!
その名の通り「活動組合員」限定の研修で、
今後の組合員活動をよりやりやすく、より楽しく行うために企画された研修です。

今まで参加してきた研修は、
・会議や企画をスムーズに行うための研修
・より伝わりやすい広報の研修
・地域団体を知る研修
など、座学中心のものでした。

が、今回は!なんと!会場は外!
(有)ジョイファーム小田原のキウイの圃場です!
最寄り駅は御殿場線の下曽我駅。
川崎市に住む私にとっては小旅行でした。

今回の研修テーマは
「キウイの圃場カメラマンになろう」

これはカメラの研修というわけではなく、
圃場で見たこと聞いたことなど、
実際に現場で起きていることを伝える研修です。

では早速、現場で何が起きていたかお伝えします。

①どしゃぶりの雨
ザーザーです。
キウイの圃場は山の上。駅から圃場まではかなりの坂道です。
雨水が川のように斜面を流れ、転ばないかヒヤヒヤしながら上りました。
*雨のため写真はほとんど撮れませんでした…

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②キウイの木って背が低い
下曽我駅までは5歳の息子も一緒に来ました(パルシステムの一時保育を利用)。
息子に「なんで(圃場に)行っちゃいけないの?キウイ採りたい。」
と言われました。
それに対し私は「子どもはキウイに手が届かないからだよ。」
と、てきとうに答えていました。

が、全然違いました。キウイの木はめっちゃ背が低いです。
圃場でガッツンガッツン頭をぶつけました…。
キウイの摘果(小さくて多すぎる実を間引きすること)するときも腰を曲げての作業です。
これは腰が痛い!
短時間でも痛いのに、生産者の方々はこの状態で作業されるから本当に大変だと実感しました。

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③何より難しいのは追熟
圃場の見学中や、見学後別会場に移った際に
ジョイファーム小田原の方々にお話を伺いました。
農薬・除草薬不使用、有機栽培をするのはとても大変。
手作業も多いし、害虫も来やすい。害獣被害もあります。
どうしても見た目が悪くなってしまうので、出荷されずにロスされるものも多い。
そんなたくさんの苦労がある中で、一番難しいのは「追熟」とのことでした。

追熟とは、収穫後に一定期間置くことで、甘さを増したり果肉を柔らかくする処理のことです。
収穫したてのキウイはまだ固くて甘くないので、冷蔵庫で4~5か月保管します。
出荷する3~4日前に温風が出る機械に入れて温めてから袋詰めします。
キウイが丁度よく熟したかは目で見てわかりません。
袋詰めの時の手の感覚で多少わかるようですが、それでも固い部分と柔らかい部分があったりと
一律ではありません。
私たちの手元に届くころに、丁度よい甘さ・柔らかさになるように見極めるのは至難の業。
本当は美味しいキウイでも、タイミングがズレると美味しくない、固いとなってしまうことも…。

生産者の方々も、大事に育てたキウイが、良いタイミングで届けられたか気になるところ。
ぜひ、甘かった・甘くなかった・柔らかかった・固かったなど、教えてほしい
とのことです。
伝える方法は、キウイが入った袋に同封されている「生産者カード」
こちらに感想を書いて、配送担当者に渡していただけると、それが生産者の方々に渡ります。

最後に、この研修で一番強く思ったことは
百聞は一見に如かず
です。
実は私、3~4年前にオンラインで(有)ジョイファーム小田原のキウイの学習会に参加したことがありました。
その時、今回と同様のことも画像で見たり、お話を聞いていたはずなのですが、
けっこう忘れていたこともありました。(キウイの木の映像も見ていたはずなのになぁ…)
でも、今回は現場で実際に見て、聞いて、雨に濡れて、頭をぶつけながら体験したので、
きっと忘れないと思います!

みなさんも、できるだけ「現場」を見ていただきたいと思います。
パルシステムでは様々な現地参加型企画がありますので、
イベント情報をチェックし、気になるものは是非応募してみてくださいね♪

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