知ればきっとつかいたくなる♪石けんカフェ
5月23日に新横浜本部で、「知ればきっとつかいたくなる♪石けんカフェ」を開催しました。
講師はPLA講師の加川さん。
ご自身も小さいころからアトピーに悩み、食事や洗剤に気をつけるようになったそうです。
まずはクイズから。
「石けんのはじまりはいつでしょうか?」
うーん・・・最初からむずかしい・・・
正解は、なんと紀元前3000年ごろだそうです!
羊の肉を焼いていたとき、その脂が灰の上にたれたものがはじまりといわれています。
一方、合成洗剤は第一次世界大戦時に、ドイツで化学合成に成功したのがはじまりだそうです。日本にやってきたのは1950年代。アメリカから輸入され、テレビCMにより、急速に広まったそうです。石けんに比べると、まだまだ短い歴史ですね。
パルシステムでは、、1970年代に深刻になった湖や河川等の自然環境汚染を解決しようと石けん運動に取り組んできました。
1977年に米ぬかを利用した初めてのPB石けん「みずばしょう」が誕生。
なんと開発に5年もかかったそうです!
石けんを手にしたくて、生協に加入する方もたくさんいたそうです。
1981年には「全ての合成洗剤を追放する」というスローガンのもと合成洗剤返還運動を展開。
その後も、集会や講習会などを展開。
その後も使いやすさを追求しながら、たくさんのPB商品が誕生していきます。
次は、少し前から準備してくださっていたカイワレの実験結果です。
左から、水道水、石けんを溶かした水、合成洗剤を溶かした水、となります。
合成洗剤入りのカイワレは全然伸びていませんが、石けん入りのものはとっても元気!!
水道水と比べても遜色ありません。むしろ葉っぱが大きくなっていたり。
次は茶渋を落とす実験です。
わざわざこの日のために、わざとカップを汚しておいたままにしてくださいました
実験前はこんな感じです。
カップに酸素系漂白剤をいれ、お湯を注ぎます。
この日はポットのお湯なので高温ですが、40度以上なら効果があがるそうです。
シュワシュワと泡が出てきました。
20分ほどおくと、こすってもいないのに、こんなにピカピカになりました
次は石けんと合成洗剤を並べて、ブラックライトを当ててみます。
左は石けん、右が合成洗剤です。
合成洗剤には「蛍光増白剤」という成分が含まれており、目に見えない紫外線を吸収して目に見える青白い光を発するため、青色の光が白地の黄色を打ち消し、見た目の白さが増して見えるそうで・・・びっくり!!(経産省では、乳幼児製品への使用をできる限り避けるよう指針を出しているそうです。)
この他にも、石けんでの食器洗いのコツなど、すぐに役立つ知識を教えていただき、とっても有意義な時間を過ごせました。
すべてのいのちの源である「水」。
私たちが流した水は、世代を超えて循環していきます。
少しずつでも、できるところから、はじめてみませんか?
人にも環境にも優しい生活の輪が広がっていきますように
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