『JAいわて花巻 初夏の交流』
6月11日(土)~12日(日) 岩手県花巻市東和町で開催された「JAいわて花巻 初夏の交流」に参加してきました。
新花巻駅では、生産者の小原君雄さんが、「お帰りなさい。」と言って出迎えてくださいました。第2の故郷のようで嬉しかったです
1か月前に田植えを終えた田んぼの稲も大きくなっていましたが、除草剤を使用していないためにその周りには雑草もたくさん生えていました。でも、オタマジャクシやカエルなどの小さな生き物がたくさん住んでいました。
生産者とペアを組んで1列に並んで草取りスタートです。抜いた草は、丸めて再び土の中に埋め込みます。そうすると、草は窒息死して土の栄養分となるそうです。(私の知らない草取りでした)
都会で生活していると、なかなか土と触れ合うことができないので田んぼへの第1歩、ズボッと入って沈んだ時はビックリしましたが、温かくて柔らかな土の感触にはまってしまいました。
稲の間を滑らせるように押していくと、同じように草取りができます。子どもたちが交代で頑張っていましたよ
真ん中のバケツの中には、子どもたちが捕まえたオタマジャクシやカエル、イモリなどの生き物が入っています。皆、最初は恐る恐るでしたが、そのうち楽しそうに見たり触ったりしていました。観察を終えて田んぼに戻すときは心なしか寂しかったようです
採れたてのきぬさやは、そのままかじりましたが、とっても甘くておいしかったです
米ぬかを撒くと日光が遮られて草が生えにくくなるそうです。
労働の後の温泉は最高~
汗を流して良い気分
夕食は、生産者・JAはなまきのみなさんとの交流会です。
自己紹介をしながら、地域の女性生産者、小山田美女会の皆さんが心を込めて準備してくださった郷土料理を頂きながら、草取りの時にはできなかったいろいろな話をすることができました。
二日目も良い天気に恵まれました。
醤油、味噌、めんつゆ、ミネラルウォーターを造っています。
味噌の倉庫 クラシック(ベートーベン 田園)を聞かせています
普通12カ月かかるところ、10カ月でおいしい味噌になるそうです
1桶に5トン入るそうです。今では、桶職人さんもいなくなり壊れると手前にある緑色のプラ桶にするしかないそうです。とても貴重な桶です。
成島和紙工芸館で、生産者の青木さん(日本で最北端の和紙職人)に和紙作りを教えて頂きました。
ほんの数時間の草取りでしたが、八十八手間かけるお米作りの大変さを身をもって感じることができました。東和町の美しい棚田、おいしい水、おいしい空気が、おいしい『岩手ひとめぼれ』を育てていることを知ることができました。
炊き立てのご飯の匂い、ツヤツヤの真っ白いご飯、甘みがあって、適度な粘りがあって、ほかほかの感触。それだけで幸せな気持ちになれます。これぞ『本物のお米』
私たちが、草取りをした田んぼで育った稲は、秋に、『いわて花巻 交流玄米』として販売される予定です。今から楽しみです
JAはなまき、そして生産者の皆さん、ありがとうございました
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