花巻食と農の推進協議会
7月31日(月)~8月1日(火)、第9回「花巻食と農の推進協議会」通常総会に出席してきました。総会では、平成28年度の産地での交流や消費地での交流などの活動報告や、予約登録米の取り組み計画、収支決算報告、監査報告、そして平成29年度の事業など、第1号議案から第4号議案まですべての議案が承認されました。
来年は、記念すべき25周年だそうです。
9月16日(土)は、横浜南センターまつり
11月25日(土)は、パルゆめつなごう展にもお越しいただけることになっています。
その後、プロ農夢花巻を見学させていただきました。
花卉・野菜苗等の生産と販売、雑穀の製造加工・販売をしています。
パルシステムの雑穀商品も製造しています。
左から、とうもろこし、モチアワ、イナキビ、アマランサス、大豆、タカキビ
その後、懇親会のあと、宮澤賢治の神秘的、幻想的な宇宙感をイメージした銀河地球鉄道を見に行きました。
昼間は、ただの壁面です。夜になると絵が浮かび上がってきます
二日目は、パルシステムのPB『までっこ鶏』で知られる(株)十文字チキンカンパニーのバイオマス発電所の見学です。
岩手県九戸郡軽米町にある、十文字チキンカンパニー バイオマス発電所
菌を持ち込まない、持ち出さないために、車は出入り時に通ります。
ちょうど、トラックから鶏ふんが出されています。
鶏ふんを燃やすことで発生する水蒸気の力で、タービンと発電機をまわし、発電させます。
蒸気を冷やして水に戻します。液体になった水をボイラーに戻し蒸気にします。
環境に良くない煤等の煤塵を取り除きます。
きれいにして排出します。
ゲートのような建造物が、十文字チキンバイオマス支線です。鉄塔3本で、700mくらいの短い支線です。これだけでも、1億円かかるそうです。こちらから東北電力の送電線に接続します。
1袋に 800㎏の灰が入っています。1日に30~40袋くらいとれます。 焼却灰
片栗粉くらいの細かい粉末です。においはありませんが、強いアルカリ性なので手で触らない方が良いそうです。リンとカリがそれぞれ20%ずつくらい入っていて、化成肥料メーカーの原料になります。
右が1号機、左が2号機です。炉の中の様子も見えます。
部屋の温度は、40~60℃になります。ガラス越しでしたが、輻射熱で熱く曇っています。
鶏ふんを燃料にしたバイオマス発電で、クリーンエネルギーを供給し、焼却灰を肥料の原料にして、資源循環されている。そして、農畜産物とともに、作り手の顔が見える電気だということを確認することができました。(K.Y)
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