防災対策講座「防災食をつくってみよう」に参加しました
11月7日、横浜市港南区の研修施設「ウィリング横浜」にて開催された防災対策講座に参加してきました。
講師は神奈川県生協連合会、防災士の石田昌美さんです。
始めに大規模な地震の可能性、緊急地震速報、避難勧告などについて解説されました。緊急地震速報は実際に!流れました。そしてシェイクアウト(身を低く、頭を守り、揺れがおさまるまで動かない)の実習もしました。その際周囲に「頭を守れ!」と呼びかける事を力説され、参加者みんなでシャウト!しました。緊急時に出来るか自信がありませんが…
石田さんは地震などの大規模災害時には行政の援助はほぼ受けられないと考え、まずは自分の命を守る事が重要である、またストレス軽減のためにも避難所よりは自宅(避被災が少なければ)や自家用車で過ごす方が良いと説明されました。そして1日1回は温かい食事を、そのためにカセットコンロとガスを防災用品に加えて下さいとのことでした。
備蓄方法として米、調味料、野菜、乾物、缶詰、お菓子などストックできて食べ慣れた物を多めに用意し、使った分を補充する「ローリングストック(回転備蓄)」法とその重要性について教えて下さいました。そして参加者同士でどんな物がローリングストックに向いているかアイデアを出し合いました。
備蓄品は最低でも3日分の用意が必要、1週間分の備えがあると安心とのことです。
また、非常時に家庭にあるものを使って作る調理の実習・試食をしました。
無洗米と水を小さなポリ袋に入れて口を閉じ、沸騰した鍋に入れて20分ゆで、そのまま20分蒸らすとごはんが完成!ポリ袋を二重にしたものが良いそうです。調味料や具を入れてケチャップライスやさつまいもごはんも作りました。
他に冷凍の根菜ミックスと白だしを使ったけんちん汁(ごはんと同じように材料をポリ袋に入れてお湯でゆでる)、切り干し大根とツナ・ひじき・コーンの缶詰、ポテトチップス、キュウリ、マヨネーズを使って簡単なサラダを作りました。
切り干し大根はツナとキュウリ、マヨネーズを一緒にポリ袋に入れてもむだけ!ポテトチップスは袋に入れたままマヨネーズ、コーンを入れてもむだけでポテトサラダに!びっくりするほど簡単に出来て美味しかったです。
「災害時のシミュレーション」と「ローリングストック法」、重要さを実感した講座でした。
この講座で農林水産省発行「緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド」をもらいました。農林水産省のホームページからダウンロードすることも出来ます。ご参考までに…
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