JA新みやぎで稲刈り体験
古川駅からマイクロバスにて「田尻地区」の田んぼへ。
まず初めに大きな網を持って田んぼや周りの畦を回って、生息する昆虫を捕まえて観察する「生きもの観察」の時間に子どもはもちろんのこと大人も!!夢中になりました。
講師の先生から、それぞれの昆虫の名前や特徴を教えていただきみんな興味津々で聞き入る時間となりました。
気候変動の足音は宮城にも忍び寄っており、見かけなくなってしまった昆虫や見かけることがなかった昆虫のお話が心に残りました。
「稲刈り体験」では生産者の方々から教えていただき、鎌の持ち方や稲の刈り方、刈り取った稲を束ねて棒がけにして干すまでの体験と、コンバインでの稲刈りの試乗体験をしました。
その後、生産者のお母さん方が手作りしてくださった、ひとめぼれのおにぎりと味噌巾着揚げのおやつを美味しくいただきました。
生産者の高山さんのご自宅に移動して「乾燥・調整作業」の見学では、倉庫の天井までの高さがある機械に刈り取った籾が自動で吸い込まれていったと思ったら、16%ほどの水分に乾燥されたお米が30Kgの紙袋に詰められるまでを見学しました。
ずいぶん自動化されていることに感心するとともに、まだまだ人の手が必要な作業があることを知りました。
2日目は、只野さん宅にお邪魔して「野菜の収穫体験」です。在来種の長茄子で長さが30cm以上になるそうです。しかもあくが少ないので生でも食べられるとのことで、実際にかじらせていただきましたが、初めて食べた生の長茄子はほんのり甘さがあって感動してしまいました。神奈川でも食べられたら良いのですが、その土地に行かないと食べられない貴重さは、逆に大切にしたいこととも感じました。
その後、JAの倉庫へ移動して稲刈り最盛期のお米の保管の様子や、お米の等級検査の方法を教えていただきました。生産者の方々が一年をかけて作ってくださったお米が、気候変動による暑さ・雨不足・台風などなどに負けず、全部が特級になると良いのにと願わずにはいられませんでした。
稲刈りは、時期とお天気との勝負!とのお話があった中、この2日間も生産者の方々はご自分の稲刈りが終わっていない田んぼが気にかかるはずなのに「交流が大切だから」と声を揃えておっしゃっていたことが心に強く残りました。私には作ることができない「お米」を実際に産地へ行って思いや状況を知れて貴重な2日間となりました。私が神奈川でできることは「注文すること」と『発信すること』なので、この後も様々な場面や方々にお伝えしていきます。










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