キウイの摘果体験をしてきました!
7月1日(土)に活動組合員研修が開催され、ジョイファーム小田原のキウイ畑に行ってきました!
活動組合員研修は例年会議室にて座学やワークショップ形式で開催されていますが、
今回初めて圃場(畑)での開催でした
当日のお天気は…なんと土砂降りの雨
生産者さんも「こんな雨の中やったことはない」というようなお天気でしたが、
レインコートを着て傘をさしてみんなで坂道を上り圃場へと向かいました。
20分程歩いてキウイの圃場へと到着
キウイの木には小さな実がたくさんなっていました。
キウイの摘果は一つ一つ手作業で行っていきます。
今回は1人1個の摘果体験をさせていただきました
簡単にポコッととることができました。
摘果するのは、明らかに小さなものや扁平なもの、傷がついているものなど。
1枝に5個の実がなっていたとしたら、
サイズが小さい根元の方の1個と先の方の1個を落とすそうです。
そして1枝に3~4個残しておくとのこと。
キウイの木の高さは低くて、場所によっては少し屈むようでした。
木を低くしてあるのは作業しやすいようにだそうです。
ジョイファーム小田原では、花ぐされ防止のために環状剥皮(かんじょうはくひ)を行っています。。
花ぐされは消毒薬をまけば予防できる病気であるため、一般栽培では薬をまいています。
剪定後に暴れた枝をとめるのに、下のような青いテープを使っています。
大きなホッチキスのようなもので、圃場に張り巡らされたワイヤーにとめているそうです。
キウイの枝は上に上にと、どんどん伸びるそうです。
キウイの摘果体験の後は、JR下曽我駅近くの梅の里センターにて、
ジョイファーム小田原のキウイのお話を聞かせていただきました。
ジョイファーム小田原のキウイはココが違う
肥料は有機100% 菜種粕や魚荒粕などもともと自然界にあるものだけ!
農薬はゼロ 神奈川県の一般栽培基準では農薬使用回数は15回
除草剤はゼロ 畑には生き物がいっぱい!害虫の天敵(益虫)も活躍!
5月には白い花が咲いて1つ1つに受粉していく、花粉は購入すると10gで1万円する、
3つ花が咲いたら両側をとって1つにするなど、キウイ栽培の流れを教えていただきました。
産地では40年ほど前のみかんの大暴落を機に、キウイ・ブルーベリー・晩柑などを作り始めました。
ジョイファーム小田原の主な農産物はキウイ・みかん・梅などですが、今やキウイが大黒柱とのこと。
新規就農される方もまず安定しているキウイから始めるそうです。
キウイを作る中で一番難しいことは、追熟作業だそうです。
組合員さんのところにお届けされる頃がちょうど食べごろになるように3日~5日かけて追熟しています。
組合員さんからもらった産地カード(商品と一緒に入っている小さな紙のこと)に書かれていた「おいしかったよ」「まだかたかったよ」「甘かったよ」などといった声を励みにされているそうです。
こちらの記事をご覧になっているみなさまも、ぜひ産地カードにひとことメッセージを書いて通い箱に入れて提出してくださいね
生産者さんたちは組合員さんからメッセージをもらうととても嬉しいそうですよ
全国的に耕作放棄地が問題となっていますが、小田原でも耕作放棄地が増えているそうです。
耕作放棄地がイノシシなどの格好の隠れ場・住みか・ねぐらになり、
そこに冬でも実がなったままの木があるからそれを食べてイノシシなどの数が増えるという悪循環に陥っているとのこと。
今回は摘果体験をさせていただき、キウイの作り方について生産者さんに伺いましたが、
自分の手元に届けられるキウイが、選ばれしおいしいキウイだということをあらためて認識しました。
ジョイファーム小田原といえば「みかん」というイメージだったのですが、
「キウイ」が大黒柱になっていたことに驚きました。
今回は摘果体験でしたが、1つ1つに花粉を付けていく受粉作業や他の作業も見てみたいと思いました。
(もっちー)
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