毎年企画や会議後に作成していたエリアみそですが、
今年はコロナ禍ということで1家族が代表して作ることになりました
みそ作り自体はエリアでの企画や宮城県での産地交流などで何度も経験しているので、
「自分の家でも作れるだろう」ということで、もっちー一家が引き受けました
材料は以下のものです
これらの分量で4kgのみそができます
JA新みやぎ(宮城県)の大豆タチナガハ1kg

米こうじ(生)1kg

種みそ250g
昨年仕込んだエリアみそです

海はいのち(塩)400g
除菌用のアルコール適量

下準備として、前日に大豆を洗い、大豆の3~4倍以上の水に入れ一晩(約12時間)ひたします

1キロの大豆を吸水させるために我が家では5つのボウルを使いました

12時間後の大豆です
大豆は吸水して約2倍の大きさになりました

かなり膨らんだ感じです

みその作り方の手順
(2021年1月3回カタログの裏表紙より)
新しい水に替えて、大豆を柔らかく煮る
鍋に水気を切った大豆と新しい水(大豆の2倍量)を入れ、火にかける
途中アクを取り、湯を足しながら親指と小指でつぶせるくらいのやわらかさになるまで弱火で煮る
我が家では鍋3つとグリル鍋をフル稼働して5時間コトコトと煮ました
大きな鍋や圧力鍋がないと煮るのが大変です
こうじと塩を混ぜる
除菌した鍋(または大きめのポリ袋)に、米こうじと塩を入れ、両手ですくい上げながらよく混ぜる
米こうじをつぶさないよう、すり合わせるようにして混ぜる
こうじと塩を混ぜるための鍋もボウルもなく30L前後の大きめのポリ袋もなかったので、
20Lのポリ袋に入れて混ぜました
45Lだと大きすぎるかと思って20Lにしたのですが、
少し窮屈でした
こうじは真空パックに入っていたので固まっており、
ほぐすのが地味に大変でした
混ぜるとふんわりとこうじの香りがしますが、うちの子どもはこの香りが苦手とのこと…
しかし頑張って混ぜてくれました

ざるにあげて、よく水分をきる
が熱いうちにざるにあげ、煮汁を切る
このとき、煮汁を全部捨てずに種水用として500~600ml取り置く
熱いうちに大豆をつぶす
除菌したボウルに
の大豆を入れ、熱いうちにめん棒などでペースト状につぶす
冷めるとつぶれにくくなるので、やけどに注意して熱いうちにつぶす
ポリ袋に入れてつぶす方法やフードプロセッサーでつぶす方法もある
我が家ではマッシャーとブレンダーを使用して大豆をつぶしました
つぶさなければならない熱い大豆が沢山あるので、マッシャーだけだとかなり手が疲れます
夫は翌日手が筋肉痛になりました
フードプロセッサーがあると手早くつぶせてよいと思います

ブレンダーでつぶすとあっという間にペースト状になりました


に
の大豆と種みそを入れて混ぜる
の大豆が人肌くらいに冷めたら、
の鍋に入れ、種みそを加えて、
こうじをつぶさないように注意しながらよく混ぜ合わせる
粘土くらいのかたさにする
もし、かたい場合は
で取りおいた種水を大さじ1ずつ入れる
よく混ぜることに集中していたらつい力が入ってしまってこうじをつぶしそうになってしまいました

みそ玉を握り、容器に詰める
をおにぎり大に丸め、だんご状のみそ玉にする
次に、みそ玉を容器に3~4個ずつ詰めて上から手のひらや甲で押してしっかりと空気を抜く
これを繰り返し、最後は表面を平らにする
みそ玉は少し柔らかめに握った方が、容器に詰めるとき空気が抜けやすくなる
空気が抜けると雑菌の繁殖防止になり、発酵もうまく進む
みそ玉を詰めて、押して…と繰り返しました
空気よ、うまく抜けてくれ~

表面を平らにします
きれいに平らになりました

表面をラップで覆い、均等に重石をする
表面にふり塩(小さじ1程度・分量外)をする
容器の内側と縁をアルコールできれいに拭き、
みその表面が空気に触れないようにラップをはりつけ、重石をする
重石には大きめのポリ袋に塩1.2kgを入れた塩袋が、重さが均等にかかるのでおすすめ
塩をパラパラ~

表面にラップを貼りつけます
空気が入らないように慎重に

新聞紙などをかぶせてひもでしばり、冷暗所へ
容器を新聞紙などで覆い、ひもでしばる
直射日光のあたらない、涼しい場所に置く
ただし冷蔵庫に入れてはダメ
湿度や温度の高い場所は避ける
ラベルに仕込んだ年月日、使った材料の分量を記入しておくとよい
ふたをした容器を新聞紙で覆い、ひもでしばりました
しかしひもでしばった容器からとてもみその香りがしていたので、
「まさかふたが開いてしまったか
」と思って焦って開けてみましたがちゃんと閉まっていました(笑)
その後エリアみそは宅急便で平塚センターへ送り、現在は涼しいところに保管していただいています
仕込んで3か月ほどたったら「天地返し」を行うと、
香りもよく味もよりおいしくなるとのことなので今後が楽しみです
調理や試食ができないということで次年度はエリアみそを作る取り組みは行いませんが、
おうち時間が長くなることでみそ作りに興味をもつ組合員さんが増えるのではないかなと思います
パルシステムのみそもおいしいですが、自分で作った「手前みそ」もおいしいですよ
大豆を煮て、つぶしたら、混ぜて熟成させるだけ
一人での作業は孤独な戦いになってしまうので、家族と作るのがおすすめです
子どもと作る手前みそ2021(だいどこログ)
(もっちー)
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