花巻 秋の交流
-賢治さんのふるさとイーハトーブ花巻・東和町で稲刈り!-
9月24日から25日の2日間、夫と娘二人の四人で「JAいわて花巻 秋の交流」に参加してきました!
5年生の次女は今年、学校の授業でも稲を育てており、
夏休み前に学校から持ち帰ったバケツ稲もそろそろ収穫の時期をむかえ
娘にとってもよい経験になるのではないかとおもいます。
花巻市東和町では今まさに収穫のときを迎え、今日あたりから本格的に稲刈りがはじまるとのことで
あたりいちめん見渡すかぎりの黄金色の稲穂が広がっていました。
心配していた台風10号は花巻より上の地域を通過しており、
こちらでは強い雨が降ったくらいで影響は少なかったとのことですが、
被害にあった地域はまだ電気も水も復旧していない場所もあります。
早くもとの生活に戻ることができますように。
さて、ホテルに荷物を降ろしたら、早速、身支度を整えて稲刈りに出発です。
春の交流で稲を植え、夏の交流で草取りに汗を流した交流田んぼは黄金色の稲穂が重そうに首を垂れ
、今まさに収穫のときを迎えていました。トンボもたくさん飛び交っています。
1家族に1人、生産者の方や農協の職員さんが付いてくださり鎌の使い方や稲の束ね方を教えていただけるので初心者の私たちも安心して楽しく稲刈りをすることができました。
『安全のため初心者は必ず順手で稲をつかみ稲を刈ること!』
『鎌はとっても切れるので、田んぼに指を置いてこないように~!(^^)』
そんなアドバイスを受け、身も心も引き締まります。(^^;)
稲を刈っているとバッタやイナゴ、カエルやてんとう虫など様々な生物が飛び出してきます。
この田んぼが私たちばかりでなく、ここで生きる様々な生き物にとっても豊かな過ごしやすい環境なのだとわかります。
稲刈りのあとは子どもたちワクワクのコンバイン試乗体験や、サツマイモ掘りをさせていただき、
掘ったお芋はお土産に持たせていただきました。
最後に刈り取った稲をコンバインで脱穀して作業終了~!
ホテルに帰って温泉で汗を流したあとは、お楽しみの夜の交流会です。
女性生産者の「小山田美女会」のみなさんが夕食を提供してくださいました。
地元の野菜をふんだんに使った煮物、天ぷら、おひたし、お味噌のついた焼きおにぎり、
貴重な松茸ご飯。胡桃餡がかかったつきたてのお餅、デザートのカボチャタルトや果物など、
どれもとても美味しくいただきました。
さらに旬の秋刀魚や、美しくさしの入った和牛もバーベキューでいただき、とても贅沢なおもてなしを
受け、お腹も心もパンパンに満たされた交流会でした。
『松茸酒』も堪能させていただきました。おいしかった~!
2日目は、岩手県特産の早生りんご真っ赤な『紅いわて』の収穫体験や
昨日刈り取ったお米を乾燥・貯蔵するカントリーエレベーターの見学をしました。
※カントリー写真
お昼には、この地域の伝統な家屋である南部曲がり屋を見学して
実際にこの家に住んでいた方のお話を伺いながら、昨日夕食を提供した下さった美女会のみな様が
用意してくださったお弁当を頂くという貴重な体験をさせていただきました。
※まがりや
最後に『産直あおぞら』を訪問して、お土産を購入しました。
お饅頭や餅菓子、東和町で採れる野菜や雑穀など、どれも安くて美味しそうなものばかりで目移りします。
今回、生産地の方々のお話を伺いながら貴重な体験をして、おいしいものをたくさんいただき、
たくさんのお土産までもたせていただき、とても楽しい二日間でした。
TPP問題や、後継者問題、自然災害など、最近の農業をとりまく問題は深刻なものばかりですが、
宮沢賢治さんの愛したこの美しい『イーハトーブ』花巻 東和町がこの先ずっと、豊かな自然の恵みを
生産者さんに、それにつながる消費者の私たちにももたらしてくれることを切に祈らずにはいられません。
生産者のみなさん、本当にありがとうございました!
s.s
※イーハトーブとは賢治さんの造語で『理想郷』という意味があります。
まさに「理想郷」ですね。
ブログを読んで、また行きたくなりました!!
投稿: とむとむ | 2017年1月 3日 (火) 13:12
ぜひまた行きたいですね!
秋の交流は景色もきれいだし、おみやげいっぱいでホクホクでしたよ。
投稿: さかなちゃん | 2017年1月 8日 (日) 11:43