« 2024年5月 | メイン | 2024年7月 »

2024年6月

2024年6月28日 (金)

JA岩手花巻 夏の交流1日目

6/15,16にJA岩手花巻の夏の交流に参加してきました。

夏の交流のメインイベントは、生き物観察と田んぼの草取り。

朝、東京駅から新幹線に乗り、昼過ぎに花巻に到着。お天気はとてもよく、6月の岩手としては暑いくらいの気候でした。ホテルに到着し、準備をしたら早速バスで田んぼへ向かいます。

Dsc_0814_3

まずは、生き物観察。田んぼや付近の川に生息する生き物について説明してもらい、観察です。

Dsc_0815

Dsc_0820_2

Dsc_0816写真はほんの一部ですが、日本ざりがにやタニシ、もうすぐカエルになるおたまじゃくしの他、たくさんの生き物たちを観察しました。実際に田んぼに入って網で捕まえる体験もさせてもらい、参加していた子どもたちは大はしゃぎでした。

生き物たちと田んぼの中で戯れて少し慣れたところで、いよいよ草取りです。無農薬の田んぼということで、草の量もなかなか立派でした。ほとんどの草は機械で抜く作業を行うのですが、苗の側の草は機械では抜けないので、私たちの仕事はそれらを抜くことでした。抜いた草は、なんと田んぼの土の奥深くに埋めこんでしまうのだそうで、埋め込み方が浅いと、また根を張って出てきてしまうので、しっかりと奥まで埋めてくださいとのことでした。ぬかるみに足を取られそうになりながら、頑張りました。雑草はものすごくしっかりと根が張っていて、これは抜かないとお米が育たないなと実感しました。余裕がなく、草取り後の田んぼの写真がないのですが、草取り後の田んぼはとてもきれいになりました!農家の方が草取り後の田んぼに米ぬかを撒いておられたのですが、これはぬかの油で少しでも雑草が出てくるのを防ぐためとのことでした。立派な稲に育ってほしいですね。無農薬の田んぼは、そうでない田んぼに比べて収穫量が7割程度なのだそうで、それだけ厳しい条件でおいしく安全なお米を作っていただいているということ、よく心に留めておきたいと思いました。

Dsc_0824_2

草取りの後、玉ねぎやインゲン、ズッキーニの収穫をさせてもらい、お土産に持たせていただきました。

田んぼや畑には送電線の柵が張ってあり、これは猪や鹿の被害を防止するためだそうで、害獣の被害は年々増えているそうです。大変なご苦労があるなか生産者として頑張っていただいていることに感謝です。

夕食は、「小山田美女会」の皆さん手作りのお料理でした。味噌焼きおにぎりやたくさんの山菜や野菜、どれも身に染みるおいしさでした。今回は近くの川でとれた鮎もいただきました。子どもたちは流しそうめんをさせてもらったりと、大変なおもてなしをしていただき感謝です。

Dsc_0826_3

Dsc_0827

Dsc_0833

Dsc_0830

Dsc_0831

Dsc_0828_2

2024年6月24日 (月)

「食べて知ろう!『すすき産直牛』」の学習会開催報告

6/21(金)、横浜南センターにて、

「食べて知ろう!『すすき産直牛』」を開催しました。

九州は福岡県宗像市より『すすき産直牛』の生産者である薄一郎さまと

千葉県習志野市よりパルシステムの食肉会社(株)パル・ミートの方を講師にお招きし、

『すすき産直牛』について学習し、理解を深めました。

 

 

まず、(株)パル・ミートの方から

『パルシステムの産直牛』と『すすき産直牛の特徴』についての説明です。

Img_20240621103948847

 

パルシステムの産直は、お肉が産地から食卓に上るまで、

食肉処理場後、(株)パル・ミート→パルシステムのセットセンター→各生協へと、

生産・加工・流通・消費までをパルシステムが一括管理していること。

(複数の業者の手を渡らない。)

相互に分かる状況の中で、問題が起これば、それがどこで起こったかの履歴も追える。

それが「安全」で「おいしい」お肉の供給を可能にしているそうです。

 

パルシステムの産直四原則に加え、地域の資源循環に配慮し、国産自給飼料の活用。

薬剤に頼らず健康に育てる日本型畜産モデルも推進しています。

 

そして、

『すすき産直牛』は、肉用種の黒毛和種と乳用種のホルスタイン種の掛け合わせの交雑種であること。

『すすき産直牛』は、生後約8~10ヵ月齢の子牛を中心に導入し、育成・肥育を主に行っていること。8~10ヵ月齢以降出荷するまでの飼料に抗生物質を使用していないこと。

『すすき産直牛』は、地域の食品工場から出る食品副産物(おから・酒粕・ビール粕など)を発酵させて飼料として活用していること。

『すすき産直牛』は、九州を中心に生産された国産飼料用米を導入していること。

『すすき産直牛』は、飼料原料の4~5割を国産、かつ自家配合にこだわっていること。

たくさん、こだわりがありました。

 

 

 

続いて薄さんより『すすき牧場 概況』のお話を伺いました。Img_20240621110845103


すすき牧場は住宅街が近い都市近郊型。

お父様の代、戦後混乱期の食糧増産のため、国家の開拓事業に入植。

原野を開拓し、牧草地を作り、酪農業を開始されました。

 

その後、肉牛生産専業となり、薄農場を設立。北海道に肉牛牧場を開かれ、パルシステムとは1997年からの付き合い。1991年、産直協定を結び、乳用種去勢の取引開始、肉用種の取引開始、乳用種去勢の取引終了、肉用種取引終了など紆余曲折を経て、2014年から交雑種『すすき産直牛』の供給が開始されました。

 

その間、1996年O157大腸菌問題、2000年口蹄疫発生、2001年BSE発生、2003年食品偽装、2011年には食中毒問題など次々と牛肉関連の問題が起こります。

トレサビリティが注目を浴びるようになり、

牛の健康、安全な飼育方法など薄さん自身いろいろと悩まれ、考えられ、

最終的に「安全で美味しい牛肉をつくるため、生産者の責務と使命を全うし、生産に自信と誇りを持てる農場作りを目指すようになった。」そうです。

「パルシステムと出会って生産方法も育て方も変わっていった。」ともおっしゃっていました。

 

飼料の安全性のためには自給飼料が大事だと。

九州北部には畜産農家が少ないこともあり、

国産飼料用米を利用したり、近隣の食品工場から出る食品副産物を乳酸発酵させたり、

空港牧草地を利用したり、牧場内に飼料粉砕・加工設備を作ったり、

糞尿は堆肥として飼料生産に再利用するなど

薄さんの“できることは何でもやる”という気概が、ひしひしと感じられました。

 

すすき牧場からのオンライン中継もあり、

牛舎の中の牛さんの様子もみることができました。

Img_20240621111052171

学習の後は、皆さんお待ちかねの調理実習。

 

牛肉をおいしく食べるポイントを教えていただき、薄さんが直々にステーキ肉の上手な焼き方を実演してくださいました。

①お肉を常温に戻しておくこと。

(冷凍品の場合は、まず冷蔵庫で解凍してさらに外に出し常温にする二段階で。)

この作業により焼きムラが無くなるそうです。

②味付けは加熱する直前に行う。

早くから塩コショウすると、水分が出てしまうそうです。

薄さんは焼いた後、塩コショウされていました。

③そして、中火~強火でさっと火を通す。

 

今回、試食したすすき産直牛のリブロースステーキ。

Img_20240621095453320

Img_20240621113430200

Img_20240621113119203

まず、お肉を立てて、中火でお肉のふちを色よく焼く。ぐるりと。

脂が出てきたところで、お肉を横にして。油は引かなくて大丈夫。

うっすら煙も上がり、ビチビチジュージューとお肉の焼ける音と、

Img_20240621113141883

何といってもステーキ肉の焼けた匂いがたまりません。

食欲って本能ですね。

いい焼き色がついたところで、140℃で予熱したオーブンで10分から15分。

Img_20240621113212100

ローストビーフも作っていただきました。

Img_20240621120752983

Img_7981

レクチャーの後は実践です。

各テーブルで薄切り肉、ステーキを教わった通りに?

常温に戻ったお肉は、やわらかすぎて立てるのが難しかった・・・。

 

 

その後は、みんなで試食交流タイム。

Img_20240621121652223_1

 薄く斜め切りされたローストビーフとステーキ肉のやわらかさと脂の甘さ、あっさり感。

塩、胡椒やワサビ醤油だけで本当においしい。

端切れ肉のスープも脂が出てマイルド。味が濃く絶品でした。

 

なかなか直接は、お会いできない遠方の生産者の方と直接交流できたのが、

うれしかったし、パルシステムのすごいところだと改めて実感。

畜産業のこれまでの歩み、これからの、国産飼料へのさらなるチャレンジや

近隣との農畜連携なども知ることができ、勉強になりました。

知り得たことをエリアニュースや、ブログ、おすすめチラシなどで周りに伝え、買って、食べて応援する組合員を増やす一助になれば良いな。

 

参加者からは、やわらかく、味が良く、ステーキが本当においしかった。「焼き方」の大切さを学ぶことができ大収穫だった。こだわりを直接知ることができたので、他のお肉ではなく、すすき産直牛を選びたいと思う。など、うれしいお声をいただきました。

薄様から、パルシステムの組合員の皆様へ、

「パルシステムの生産者は国産飼料に挑戦しています。

ぜひ、応援してください。」とのメッセージもいただきました。

おいしく食べて、いっぱい知れた『すすき産直牛』の学習会となりました。

(T.K.)

2024年6月10日 (月)

かもめ 6月号

YokohamaminamiPDF版はこちらkamome202406.pdf

2024年6月 2日 (日)

米粉を使ってみました〜その2〜

こんにちは😊

米粉、あれから使ってます!
前回のお話はこちらをご覧ください♪
https://palsystem-kanagawayume.lekumo.biz/.s/yume02/2024/05/post-e30a.html

毎日のおやつ、毎日朝ごはんに…
とまではいかないけど、
結構な頻度で米粉使ってます。

子供達が寝ている間に
混ぜ混ぜ焼き焼き🔥
結構すぐ完成するのでおすすめです🎵

最近、カタログギフトをいただく機会があり
ワッフルメーカーと引き換えたので
今日はワッフルにしました🧇

じゃじゃーん🎉

料理って見た目大事ですね✨
ワッフルのサイの目模様があるだけで
なんだか美味しそうでしょ😋

米粉を使い初めのうちは
「ふにゃー」
と柔らかい生地なってしまい
子供に「離乳食みたい😫」
と受け入れてもらえませんでした😢
離乳食真っ只中の1歳の娘は
喜んで食べてましたけどね🤭

混ぜる水分の量を増やし、
油をしっかりひいて揚げ焼き風にしたら
今日はカリッといきました👏

ちなみに今日の水分には豆乳を使用。
タンパク質も取れていいでしょ⭐️
豆が苦手な長女も豆乳の存在に気づかなかったみたいで美味しいと言って食べてくれました♪♪

米粉を使う前は
米粉って少しハードル高いかな?とか
思っていたけれど、実際につかってみると
小麦粉と変わらないなと思ってます。

子供や自分たちの身体のことを考えると
選択肢の一つとして、米粉もありですよね😊
毎回同じものを混ぜてしまっているので、
色々なものを混ぜてレパートリー増やしに挑戦したいです!(M.W)

アクセスランキング

ホームに戻る

プロフィール

フォトアルバム

生活協同組合パルシステム神奈川組合員活動

ABOUT US

このブログは「横浜南エリア」が運営しています。

エリアとは、生活協同組合パルシステム神奈川の組合員活動の一環。各配送センターを拠点に、組合員どうしの交流や商品について学びあいの活動を行うもので、県内 12 のエリアに分かれています。

横浜南エリアのメンバーはもちろん毎週パルシステムで商品を購入している組合員=パルシステムユーザーです。<商品購入だけ>から一歩ふみ出し、月1回の集まりを中心にエリア活動を行っています。
横浜南エリアは横浜南センターが拠点で、活動地域は、磯子区・金沢区・中区・南区と、港南区等の隣接地域。メンバーを随時募集しています。

エリアブログ「YUME☆かもめ」では、横浜南エリアのメンバーが活動や商品について「パルシステムな日々」をつづります。
また月1回カタログと一緒に配布される横浜南エリア制作のエリアニュース「かもめ」もぜひご覧ください。

【お問い合せ】パルシステム神奈川 エリア活動課 palkana-annai@pal.or.jp