JAいわて花巻 春の交流 1日目!
今年も横浜南エリアではJAいわて花巻の生産者の皆様と交流を重ねていきます。
5月20日(土)~21日(日)の2日間、春の交流に参加してきました。
今回は子どもたちそれぞれ都合があり、わくわくドキドキの1人での参加になりました。
うれしいような、さみしいような。
交流も2年目となり、花巻にやってくるとなんだか「帰ってきた~よ~!」と言いたくなります。
そして、心の中で「ただいま!」とつぶやくのです。
さて、東北花巻の空気、さぞかしひんやりと涼しく気持ちがいいのだろうと思って駅から出てみると、
思いのほかあたたか~い風で、日差しは照りつけるようです。
横浜とあまり気温がかわりません。でも田園を通ってくる風はぬるくてもやはり気持ちが好いです。
昨日あたりから花巻もすごく暖かいそうで、あまり暖かいと苗には厳しいそうなのですが、作業をするわたしにはやさしい気候です。
ホテルに荷物を降ろして支度をしたら、さっそく交流田で田植えの予定でしたが、
明日お土産を買う予定の産直『あおぞら』で花巻農業高校の皆さんが郷土芸能の『しし踊り』を披露しており、ちょうど見られる時間だとのことで、急遽立ち寄り拝見することが出来ました。
しし踊りの衣装は鮮やかで美しいのですが、重さが15キロ以上もあります。それを着て唄いながら太鼓を叩いて勇壮に舞います。思いがけずとてもよいものが見られました。
花巻農業高校といえば、かつて、宮沢賢治さんが教鞭をとっており、賢治さんの家も高校の敷地内に保存されています。若き日の私もかつて訪れたことがある思い出のある高校です。『しし踊り部』の皆さんは全国大会是非がんばっていただきたいです。
交流田に着きました。田植えの仕方を教わり早速田んぼに入ります。
1家族に1人、生産者さんがついてくださり教えていただきながら苗を植えていくので初心者でも安心です。
まず、田んぼにこの道具で稲を植える場所をマークしていきます。畑だと畝を作る感じです。
稲を植える場所の土をうっすらぽこぽこと盛り上げながらまっすぐにラインとりしていくれるので、
それに沿って植えていけば初めてでもほぼまっすぐに田植え出来るというわけです。
私には横浜のイベントの交流でもとてもお世話になっているキミオさんがついてくれました。
キミオさんの背中が力強くてかっこよいですヨ。
初めての田んぼは気候のせいもあり暖かく、なんともいえない「うひょ!」とした感覚でした。
1人3列担当し、真ん中の畝をまたいで三行ずつ植えながら進んでいきます。苗の束から3~4本ほぐして取り、人差し指と中指ではさんで田んぼにしっかり差し込むように植えていきます。
3列なんてあっという間だな~!と思っていたらとんでもなく、植えても植えても向こう岸には届きません。苗はひと植えひと植え倒れないようにしっかり植え込まなければなりません。
田植え機が無い時代はこのように手作業で植えていたのだと思うと、広い田んぼを見渡して気が遠くなるようです。米作りの大変さが少しだけ身にしみました。
やっとのことで植え終わる先に、番号の書かれたピンポン玉が入ったカプセルが田んぼに落ちていました。番号によって色々なJAオリジナルプレゼントがいただけるとのことで、子どもたちお宝を何個も拾い集めておりましたが、1人1個とのことですよ。私もカプセルひとつ分けてもらいました。
そして、うちにやってきたのが、この子でございます。↓
※植えていく途中で苗がなくなると岸からポーンと苗の束を投げてもらいます。
取り損なうと大変ですよ。泥まみれになってしまうよ。慎重によ!
※美しい棚田の風景。遠目ではちゃんとまっすぐに植えられています
あとは苗の力を信じて田んぼを管理して下さる所有者さんと夏の交流に託します。
田植えのあとはラディッシュの種まきと、サツマイモの苗植えを体験しました。
無事に育ったらラディッシュは夏の交流で、サツマイモは秋の交流で収穫できるかもしれませんよ。
ホテルに帰って温泉に入って一息ついたらお楽しみの夜の交流会です。
小山田美女会のみなさんが地元の食材を使った家庭料理でおもてなししてくれます。
山菜の天ぷら、うるいのおひたし、ふきの煮物、漬物各種、こんにゃくのだんご
今が旬の極太アスパラとシイタケ、美女会一押し早池峰飲むヨーグルト、お赤飯のおにぎりなどなど。
とろけるうまさでした。
子どもたちは美女会の皆さんのご指導で「おにぎらず」作りにチャレンジ。
その後分けてもらったひとめぼれで作ったいわて牛と大葉の具のおにぎらずは絶品でしたよ。
おいしい料理とお酒をいただき、たのしい交流の夜は更けてゆくのでした。
夜遅くまでおもてなしをしてくださった花巻の皆様、ありがとうございました。
2日目に続く
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