JAみどりの産地交流会「田んぼの体験!草取りと生き物観察」一日目①
7月7日(土)8日(日)、宮城県「JAみどりの」産地交流会「田んぼの体験!草取りと生き物観察」
に参加して来ました。
先週迄のうだるような暑さとは打って変わって、数日前から日本列島全域で雨続き。
出発日の東京も小雨の交じる曇り空でした。
「田んぼに入れるのかなぁ?」「ホタル見に行けるのかなぁ?」不安は募りました。
ですが、東京駅で我々(子供達)を待ち受けていたのは、憧れあの緑のボディー!
そう、「E5系新幹線」です。写真を撮ったり、ボディーに触ったり、どの家庭も一気にテンションMAXです。
総勢24名で旅がスタートしました。
車内で早々に駅弁を食べ、気合充分、JR古川駅に降り立ちましたが・・・。
やはりお天気は雨・・・。
おまけに肌寒い・・・。
寒さ厳しいこの地域の生産者さんも「今日は、寒いよ〜。」と口を揃えておっしゃっていました。
レインコートや長袖シャツに衣装チェンジし、最初の「タマネギ収穫体験」へ。
生憎の雨で、収穫はできませんでしたが、事前に収穫してあったタマネギの根っこをハサミで切る作業をさせて頂きました。
お土産にできるということもあり、大人の方がやや真剣。
お土産袋を持ち上げては、「もう少しなら持って帰れるかなぁ?」「このくらいが限界かなぁ?」と頭を悩ませていました。
子供達はというと、早々にカット作業を終わらせ、ビニールハウス脇にいた生き物に夢中でした。
中でも、小さなカエルには大興奮。「さわらせて!」「みせて!」「もっと探そう!」
今朝はじめて東京駅で顔をあわせた子供達。一気に仲良しになっていました。
因みに、「こんなにタマネギに囲まれての作業、目から涙が出ないんですか?」
と生産者さんに子供と一緒に質問してみました。
「そんなの、疾うに感じなくなったよ。」と生産者さん。
さて、子供達の元気パワーにおされてか、雨雲は一時退散。
今回の目玉でもある「田んぼの生きもの観察」と「田んぼの草取り」を当初予定通り実施することができました。
手渡された金魚網を、田んぼのドロの表面を撫でるかのように軽く入れ、そして持ち上げる。
すると網の中には、動くものが色々。
大崎市自然環境専門職員の鈴木こうへいさんが、虫の名前や特徴、メス・オスの見分け方を丁寧に解説して下さいました。
皆さん、真剣に耳を傾けていました。
子供達は太もも近くまで泥まみれになりながら、競うかのように、取り敢えず「生きている物」を小さなバケツに集めていました。
小さなゲンゴロウ、アメンボ、マルタニシ、ヤゴ、ザリガニなど。
初めて目にする生き物も沢山いました。
「グワァー!!」田んぼに足をとられ、お尻までつかってしまっている子供もチラホラ。
我が子がそうなった時に備え、田んぼ脇で控えていた私も、まるで図鑑をひっくり返したかのように沢山いる生き物に、
居ても立ってもいられなくなり、結局サンダルを脱ぎ捨て、裸足でヌル〜、ボタ〜ンっとした田んぼの中に入ってしまいました。
そして直後に、この日初のガムシの幼虫をゲット。子供達を喜ばすことができました。
美味しいササニシキのおにぎりのおやつを挟み、その後草取りを体験しました。
機械で取り切れない部分は、やはりマンパワーに頼る他ないとのこと。
美味しいお米の減収にならないよう、皆で力をあわせました。雑草は想像以上にしっかり根をはっており、
少し引っ張っただけではブチッと上だけがちぎれてしまいました。
しっかり腰をかがめ、指先を泥の中にぐぐっと埋めて、根っこから抜き取る作業。短い時間でしたがとても大変でした。
さて、草取り中も足の裏にはマルタニシのコロンとした感触が。
昔ながらの生き物が沢山生息する田んぼ。
丹精こめて作られている美味しいお米。
生産者さんの努力の賜物です。
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