活動組合員研修に参加しました
7/1(土)、雨のザーザー降るなか、御殿場線下曽我駅の傍の梅の里センターで、今年度第1回目の活動組合員研修が開催されました。今回は産地に直接行き、産地が直面している現状を知ること、知るだけでなく学んだことを発信すること、そして産地とのつながりに加え他の活動体メンバーとも体験を通じてつながることを目的とし、ジョイファーム小田原のキウイの圃場へ出向き、摘果作業を行い、生産者の方のお話を聴くという研修でした。
雨の滴る中、運動不足の私には圃場への坂道と蒸し暑さが少々しんどかったのですが、都会とは違って空気が澄んでいて、マスクを外して胸いっぱい息を吸いました。キウイの木の枝が重みで徐々に垂れてきており、地面との距離が近く中腰での作業や移動は腰が痛くなりそうでした。でも、キウイの葉の落ち着いた緑が目に優しく、小さな実がいっぱいなっているのがとても可愛らしかったです。
肥料は菜種粕、魚粕など有機のもののみ、農薬はゼロ、除草剤ゼロなど、とても大変で、すごいことなのですが、ジョイファーム小田原のキウイがどんな所でどんな風に作られているのかを実際に見ることができて、生産者の方がこだわっていることや作るに当たって苦労していることなどを直に目の前で伺う機会を持てることは、とても貴重だなと思いました。活動組合員だからこその経験に感謝です。
例えば、4~5月に行われる環状剥皮。木の樹皮をぐるりと剥ぐ作業です。これをしないと花腐れしてしまうそうです。花腐れを防止する薬品をまけば、しなくていい作業ですが、農薬ゼロなので行うそうです。木に環状剥皮の跡がいっぱいありました。
糖度が7度以上になったら収穫して、1~2℃の冷蔵庫に保管して4~5か月かけて出荷していくそうです。キウイが食べられるようになるように行う追熟という作業は、出荷時にちょうど良い硬さになるようにするタイミングがとても難しいそうです。食べ頃のキウイを私たちの食卓に届けるために、生産者の方がたくさん手間をかけてくださっているのがよく分かりました。
今度はキウイの花が咲いている時期に伺って、花も見てみたいし、受粉のお手伝いもしてみたいなあと思いました。そしてキウイの収穫も経験してみたいです。
(K.T.)
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