バケツ稲の最後 籾摺り
10月中頃に稲刈りをしてから、乾燥と称してそのままカーテンレールにぶら下げたままにしていた稲穂。
浮き籾という言葉を本で読み、籾の中が空っぽかもしれないという不安から、なかなか籾摺りできないでいましたが、意を決して・・・。
すり鉢とすりこ木を用意し、脱穀した籾は小さなすり鉢に半分ほどでした。
ゴリゴリと摺るものの、玄米にするだけでも米の粒を潰してしまいそうで恐る恐るの作業でした。
途中、籾殻を吹いて飛ばすのがおもしろく、一握りの籾摺りなのに高校生の娘も手伝ってくれました。そのうち、籾と混ざってすり鉢の中にお米らしきものが現れてきて、おお~と驚きと感激の言葉。
箸で一粒一粒チャック付きのパックに取り出しました。(暇人か~。)
何はともあれ、収穫できたことに一人、感慨深い気持ちになりました。
私はもう、これ以上はしなくても大丈夫かな。
ぬかを落とさず玄米のまま白米と一緒に炊くことにしました。
5月の田植えから半年、いつも気にかけ、目をかけ、手をかけ、
やっと食べられるところまで、本当に自分の手だけで作業してきて、
とても楽しく、すこぶる良い経験になりました。
つくづくバケツ稲チャレンジは素晴らしい企画だな~と思いました。
もし、10年前に知っていたら、二年がかりで
絶対、子どもの自由研究に採用していただろうと思う私でした。
(K.T.)
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