工場見学第2弾!パックスナチュロンのできるまで開催報告
京浜急行本線子安駅より徒歩6分ほどのところにある、
太陽油脂株式会社へ行ってまいりました!
平塚エリアの企画でしたが、様々なエリアの方々が参加してくださいました。
まずは、会議室にて、太陽油脂株式会社の長谷川さんよりお話を聞きました。
油と脂肪の違いや、石けんの歴史から、石けんはとてもシンプルな材料で出来ていることを学びました。
木の灰と動物の油、海藻の灰と植物の油、海水と油が偶然に交わって出来た産物が、石けんだそうです。
実際に、石けん作りを体験しました。
水酸化ナトリウムを水で溶かした水溶液が入っている容器に、パーム油を入れてフタをして、3分間良く振ります。
かなりしゃかしゃか振り、しばらくすると、音が鈍くなってきました。
中身をコップに空けて、そのまま放置。
その間に、2班に分かれて工場見学へ。
工場では、主に食用油が作られています。
乳業会社で粉ミルクやコーヒークリームになったり、外食レストランなどのチキンの揚げ油になったりしているそうです。
この工場で精製加工された油脂で、石けんや化粧品が作られているとのこと。
液体石けん、固形石けん、化粧品、箱詰め作業所を見学させてもらいました。
キャラクターがついているハンドクリームや、スカイツリーのお土産のクリームなども
展示されていました。
途中、地元小学生のお礼のお手紙が貼られていたり、石けん彫刻なども飾られていました。
工場の屋上には太陽光発電パネルがあったり、ガスタービンで自家発電をしていたり、
様々な取り組みもされていました。
コップを逆さにしてもこぼれない程度の固さに固まりました!
幸運な方2名が、お持ち帰り。
2~3日置くと完全に固まり、さらにそれを
取り出して、風通しの良いところで乾燥・熟成し、1ヵ月後に石けんが完成!だそうです。
工場見学の後は、石けんの特性を実験を交えながら説明してくださいました。
汚れが落ちる仕組みを学び、石けんカスや黄ばみの原因がわかり、
それが出ないようにするための使い方が良く理解できたのではないでしょうか。
酢や塩分が混じると、泡立ちが悪くなり、洗浄力がおちます。
食器洗いの場合は、
酢や塩分のついたお皿は、一度水で流すこと。
洗濯の場合は
汗が付着している衣類は、水ですすいでから洗濯機へ
泡が良く立つように、よくまわる洗濯機であること
水より洗濯物が下になるようにすること
PRTR法という、科学部室管理法のお話から、合成洗剤の怖いお話も聞くことができ、
環境や健康にもやさしい石けんについての知識が深まる工場見学でした。
参加してくださったみなさん、太陽油脂のみなさん、
ありがとうございました!
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