バレンシアオレンジ収穫体験~小田原交流果樹の学校~
6月14日(日)に「小田原果樹の学校みかんコース」のバレンシアオレンジ収穫体験に参加してきました
バレンシアオレンジは晩柑で、みかんの種類で一番最後の収穫です
当日朝はあいにくの雨でしたが、予定通り決行しました。
収穫時には雨は止んでいましたが、本来は雨の日に収穫はしないとのこと。
理由は、作業も大変だけれど、雨に濡れてみかんの皮が柔らかくなって傷つきやすいし、
傷みやすいからだそうです
今日は特別に収穫させていただきました。
バレンシアオレンジは、日本での栽培では初夏の時期に強い日差しを浴びて、
一度オレンジに熟したものが再び青くなってしまう”回青現象”が起こるそうです
↑写真の左側は回青現象で青くなってしまったオレンジ。右側はオレンジ色に色づいたもの。
収穫は、枝を長めに切ってから、
もう一度短くカットします。この二度切りを行わないと、コンテナに入れたりしたときに
他のみかんにぶつかって傷つけてしまいます
今回私たちは手の届きやすい場所ばかり収穫させていただきましたが、
他は平らなところばかりでなく、急斜面であったり、高い枝になっていたりしました。
手の届かない場所は、斜面に脚立を立てて収穫するそうで、
「えっ、ここに脚立ですか?」と言ってしまう箇所もありました
せっかく育った実も、カラスなどの鳥獣被害にあい、収穫前に食べられてしまうこともあります。
↑写真は上の方だけカラスに食べられてしまった木。カラスの軍団で来てびっくりしたと言っていました。
音のなるものを使って被害を防ぐことが出来ないのかと思い、質問しましたが
近隣の迷惑になるので使用できないそうです。
木も寿命があるので、新しく植えていかなければなりません。
指で指している箇所が接ぎ木したところです。
高接ぎの方法は、枝に切れ目を入れて用意した枝を差し込みテープで巻きます。
3年目くらいから実がなり始めますが、大手術のため木の寿命が短くなるそうです
石井さん宅では農薬をほとんど使用しないため、害虫による被害もあります。
左側はハダニによる被害で葉が白っぽくなっています。健康な葉は緑が濃いです。
子供たちには興味津々の虫も・・・みかんの樹にとっては害虫に
写真はカミキリムシ
見つけ次第、手で捕まえて捕殺するとのこと。農薬を使わないと労力が掛かります
安心安全な食べ物は、生産者の方の努力によって支えられているんだなと改めて感じました
糖度計で糖度を測りながら試食しましたが、糖度が高くても酸っぱく感じるものもありました。
糖度と酸味のバランスが取れているものが甘いと感じるそうです。
子供たちは次から次へと試食し、糖度を見ては「甘い!」「酸っぱい!」と喜んでいました
オレンジのサイズを測るところ。
ところで、バレンシアオレンジの樹の下に植わっていたこの植物、
何かな~と思っていたのですが、なんとコンニャク芋でした
一本抜いて見せてくれました↓(根の部分についているのがコンニャク芋)
石井さん宅では除草剤は使わないそうですが、コンニャク芋は除草剤がかかると傷んでしまうようです。
花は年数がたたないと咲きませんが、あまり良い匂いではないとか・・・
他には、前回のみかんの花見の時に咲いていたレモンの樹に実がなっていました
まだまだ小さいですが、果実の成長を見ることが出来て嬉しいです
キウイにも小さな実がたくさんなっていました
年間を通していろいろな果実の成長を見ることが出来て、これからもとっても楽しみです
また参加次第ブログなどでご報告します
バレンシアオレンジ・こんにゃく・レモン・キウイとバラエティですね。楽しみにしているので、またブログお願いします。
投稿: J | 2015年6月26日 (金) 09:12
見てくださってありがとうございます
今回果樹の学校に参加したことで、今まで気が付かなかった事や、生産の裏側を見ることが出来て本当に勉強になります。全部伝えきれてないのですが、頑張って書きますのでまた見てくださいね
投稿: ひまわり | 2015年6月27日 (土) 21:45