「森の恵みの体験交流会」開催報告
6月2日(日)に小田原市いこいの森にて、小田原市森林組合の方々と西湘・県西エリアで活動しているメンバー&家族の交流会を開催しました
天候が心配されていましたが、幸いなことにくもりでした
この日はむしむしとしていたのですが、森の中は長袖で丁度良いくらいの気温でした
意外と涼しい
「 森を五感(視覚・聴覚・触覚・味覚・嗅覚)で感じてください」ということで、森の散策スタート
一旦森の外に出て道路を歩き、森の散策コースへ向かいます
森の中は少し肌寒いくらいだったのに、森から出たら…じめじめムシムシして暑い
「暑いね」「さっきは涼しかったなあ」「早く森に入りたい」などの感想があちこちから聞こえました
歩道を歩きながら樹木の説明を聞きました道路沿いには多くの種類の木々や植物が
桑の実もなっていましたこれは赤いですもっと熟すと黒っぽくなります
熟した黒い実を「おいしいから食べてごらん」 と渡された子どもたちは
「本当に食べられるの??」とおっかなびっくりで口へ運びました
食べた子どもたちは「甘い」「おいしいね」ともっと食べたがっていました
森の散策コースに到着少し急な斜面ですがみんなで降りていきます
ワラビ発見
今年は既に終わってしまったそうですが、小田原市いこいの森では春に山菜とりやタケノコ掘りなどのイベントも開催しているそうです。
ふかふかする地面を踏みしめて先へ進みます
間伐は10年に一度行っているそうです。
木に絡みついているのはツタウルシです
かぶれてしまうので「絶対触らないように」といわれました
あちこちにツタウルシが生えていました
境界です。ここから地権者が変わります。
このテープが赤色なのは自然界にない色だから遠くからでもきちんと認識できます。
このテープは風雨に長期間さらされても大丈夫だそうです。
境界を示す赤色の杭も地面に刺さっていました。
森の散策中に除伐(じょばつ)体験をしました
育てたい木を残して、それ以外の細い木やつるなどをのこぎりで切っていきます。
除伐をすることで森に光が入るようになり、のちの間伐もしやすくなるそうです。
ヘルメットをかぶり、のこぎりを腰に下げて身支度
木の切り方を教わりました。
まず木を倒したい方向にのこぎりで切り込みを入れる。
その反対側からのこぎりで切っていきます。
このとき先ほど入れた切りこみより少し上を切るのが大事です。
そうすると段差ができるので、切れた時にきちんと倒したい方向に木が倒れてくれます。
切ってよい木、残す木を教えてもらいながら各自で作業を進めます。
始めたばかりはみんな緊張感をもって作業をしているのでけがは少ないそうですが、
作業になれてくると、緊張感がなくなってきて危ないそうです
林業は他の産業と比べて労災の発生が最も多いということも聞きました。
一生懸命です。安全に気を配りながら頑張ります!
みんなで除伐を頑張りました!こんなに切りました
除伐体験前
木がたくさん生えていてなんとなく暗いです
除伐体験後
森に光が入るようになり明るくなりました
先ほどまでの散策コースはふかふかしたやわらかい地面でしたが、
除伐体験後に歩いた散策コースは落ち葉がカサカサという地面でした
森によって地面を踏んだ時の感じも違いました
山椒の実。ほんのちょっとカリッと噛んでみただけなのに、ずっと口の中がビリビリビリ…
水を飲んでもまだまだ辛い!恐ろしく辛い!
麻辣~散策が終わるまで私の口の中はビリビリしたままでした
ドキドキしながら川を渡ります
小さな子もおうちの人と一緒にジャンプ(もしくは抱っこ)で飛び石の上を渡っていきます
これはクサギ。葉っぱのにおいをかいでみました
森の散策の後は、火を起こしてバーベキュー
子どもたちは使い慣れないマッチに大苦戦…
茶色く枯れたスギの葉や松ぼっくりを焚き付けに使います
アルミホイルで包んでいるのは玉ねぎです炭火でじっくりと焼いていきます
とっても甘くてとろけるように柔らかい玉ねぎでした
焼き網の上でお肉とそらまめを焼きます
そらまめのさやが真っ黒になっていても中の豆はほくほくとしておいしかったです
肉を焼いているところなのでみなさん真剣な表情ですが、
小田原市森林組合の方とお話ししながら楽しく昼食をとりました
同じ西湘・県西エリア内で活動していても、他の活動体と交流をする機会は滅多にないので、
たわいないおしゃべりをしたり情報交換をしたりしてメンバーの交流を深めました。
バーベキューの後で子どもたちは川遊びをしたり森の遊びをしたりと満喫したようです
昨年の冬に小田原市森林組合の方をお招きしてリースづくり企画をした際に、
「実際に森に行ってみたい」という話が出て、それを実現したのが今回の企画です。
森に行って、自分たちの目で見てにおいをかいで耳を澄まして触って食べて…と森の恵みを全身で五感で感じてきました。
特に木を切る除伐体験は、子どもたちの心にも大人の心にも強く残ったようです
こちらにお招きして行う学習会や交流会ではできない体験をすることができました。
小田原市森林組合のみなさま、どうもありがとうございました
今年度西湘・県西エリアでは冬と春に小田原市森林組合の方をお招きした企画を開催予定です
みなさまお楽しみに
(もっちー)
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