「茶摘み体験だヨ!足柄へ集合」
6月29日(土)に神奈川県農協茶業センターとの産地交流企画が開催されました。
企画内容は、茶摘み体験・お茶の葉天ぷらの試食・お茶の美味しい淹れ方講座と盛りだくさん
霧雨の降る中小田急線の開成駅に集合し、マイクロバスにて茶畑へGO!
移動中のバスの車内では、神奈川県農協茶業センターの方による「お茶&足柄茶ミニ講座」を実施。
内容を一部紹介すると…
・お茶の生産は、1位静岡 2位鹿児島 3位三重 4位宮崎 5位京都…神奈川県は19~20位。
(暖かい地域は摘み取る量が多い。九州に産地が集中している。)
・東北地方は凍霜害があるためお茶の生産をしていないから、お茶を贈ると喜ばれる
・山北町は酒匂川があり山が多いことで朝霧がかかり、天然の遮光カーテンの役割を果たしている。
それで葉が柔らかくなるからいいお茶ができる。
・神奈川は兼業農家がほとんどで、180~190軒の農家がお茶を生産している。
(昔は横浜にもお茶農家がいたが、相模川からこちらの県西地域に集中している)
・1人で乗って刈り取る乗用型の摘採機が増えているが、神奈川では基本2人1組または3人1組で刈り取る可搬型摘採機を使用している。
(可搬型摘採機は、重くて労力がいるとのこと)
・神奈川県下には荒茶工場が19あり、農家さんが持ち込んで荒茶にしている。
・神奈川農協茶業センターは、荒茶を買い取って製茶にしている(商品化している)
など。
足柄茶は来年100周年を迎えるそうです
楽しいお茶講座を聞いているうちにあっという間に茶畑付近に到着
10分程斜面を登り、茶摘みをする茶畑へ移動
霧が出ていました
茶畑に到着し、摘み取る茶葉のポイントを教えてもらいました。
葉先にある黄緑色の青々とした葉っぱを「一芯二葉」で摘み取っていただけると美味しい、とのこと。
これが見本です
茶娘体験もみなさんとても様になっていました
摘みたてのお茶の葉っぱで作る天ぷらも試食
後味がお茶のさわやかな風味でおいしい~
みんなで集合写真それぞれの手には摘み取った茶葉がたくさん入っていました
茶摘みの後は、美味しいお茶の淹れ方講座
ポイントは4つ
①お湯の量
②お湯の温度
③茶葉の量
④浸出時間
今回は3人分の量でレクチャーしていただきました
まず湯呑を3つ並べ、ポットのお湯(90℃)を湯呑に入れる。
(お湯の量が決まる。温度が80℃になる)
次に、湯冷まし(または陶器)に湯呑のお湯を移す。
(お湯の温度が70℃になる)
急須にティースプーン摺り切り3杯の茶葉を入れる。
お湯を入れて1分待つ。
「まわしつぎ」をして注ぎ切る。
※注ぎきらないと、次に苦味とかが出てしまう
まわしつぎは、
1→2→3と注いだら
〇 〇 〇 【湯呑】
1←2←3
と戻って注ぐことで、お茶の色も味もバランスがちょうどよくなるそうです。
各テーブルにて実践
おいしいお茶の淹れ方で淹れたお茶は、まろやかで美味しかったです
「いつもと全然違う!」「ちょっとしたことで味が変わるんだね」などの
感想があちこちから聞こえてきてました。
それ以外にも急須やうどんやお菓子など、目移りしてしまうくらい魅力的な商品がたくさんありました。
組合員のみなさまも、お近くにいらした際はどうぞお立ち寄りください
今回の産地交流に参加して、お茶の農家さんが減っている事、お茶の消費量も減っている事、
急須で淹れたお茶は香り高く美味しいこと、などがわかりました。
かつてお茶と言えば急須で淹れるものでしたが、今はペットボトルのお茶を買う人も多いです。
急須がないお宅も増えてきているそうです。
ちょっと時間がある時に、お茶を淹れてみませんか?
飲んでみておいしかったら、ぜひ周りの人にもお茶・足柄茶を広げてほしいです。
自分が1杯のお茶をおいしく飲むことがお茶の製造販売をしている人や生産者さんを支えることにつながっている。
私自身も普段の生活でちょっと「超えてく」ことができたらいいなと思います。
(もっちー)
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