『東北の郷土料理を学ぼう♪~花巻の女性生産者と交流in川崎』を開催しました!
1月18日てくのかわさき調理実習室で『東北の郷土料理を学ぼう♪~花巻の女性生産者と交流in川崎』を開催しました
今回、岩手県花巻市東和町から女性生産者の方、その名も「小山田美女会」より3名の方をお招きし、東北の家庭料理である「ひっつみ汁(すいとんのような感じです)」「がんづき(蒸しパンのような感じです)」「人参のくるみあえ(白和え)」を教えていただきました
まずは、年4回川崎と東和町が産地交流をしていて、東和町でいつもおいしい手料理を振舞ってくださっているのが「小山田美女会」のみなさんということをご紹介しました 「豪華なお料理ってどんなものだろう」と思われた方 川崎エリアブログ「JAいわて花巻 冬の交流に行ってきました」を是非ご覧下さい
そのあと、東和町で生産しているものを紹介しました 東和町では、交流玄米、ひとめぼれ、はと麦茶、産直米の切り餅など、私たちが良く利用している商品があります。
いつもおいしくいただいている商品も、実際に作っている方のお顔を拝見すると更においしく感じます 生産者のみなさん、おいしい商品をありがとうございます
そして、お待ちかねの調理へ・・・。まずは「がんづき」です。今回は、調理器具の関係で、デモンストレーションのみとなりましたが、参加者の皆さんは熱心にメモを取りながら、調理過程を見てらっしゃいました
がんづきは、農作業の合間のおやつとして食べられていたもので、見た目は蒸しパン。材料に特徴があります。小麦粉、重曹、牛乳、卵、油、砂糖、はちみつ、ここまではいたって普通の材料なのですが、なんと、最後にお酢を入れます お酢をいれるとシュワ~ッと泡立ち、ツンッとしたお酢の匂いがします。
これができあがりにどうなるのかとても楽しみですが、これはまた後ほどご紹介
がんづきが蒸しあがるまでの間に、「ひっつみ汁」の作り方を説明していただきました 「ひっつみ」とよばれる、小麦粉を練って作るものは、練ってからしばらく生地を休ませないといけないため、事前に準備しておきました。この生地、使う小麦粉によって水分調整が必要で、当日は500gの小麦粉にぬるま湯を一気に450cc入れて練ったのですが、使った小麦粉は良く水分を吸収するようで、どろどろになってしまい、小麦粉を様子を見ながら追加しました 作るときは少しずつ生地の状態を見ながらぬるま湯を入れていくのが良いみたいです 生地が耳たぶの硬さより少しかためくらいになれば練りは終了
練って2時間ほど休ませた生地を、つまんで薄くして
手でちぎりながら出汁と野菜が入ったお鍋に入れます。
この作業が簡単そうに見えてとても難しい なかなか生地が薄くならず、ダンゴのようになってしまいます これは、熟練の技が必要のようです
一通りの調理説明が終わり、参加者の皆さんはテーブルに戻って調理開始です みなさん、さすが主婦 手際よく作業されていました 作業しながらの美女会の方との楽しい会話 とてもステキな笑顔をパシャリ
さて、先ほど蒸していたがんづきですが、20分経過したところで様子を見て、さらに20分蒸すと・・・
こんな風になりました 蒸す前にしていたお酢の匂いは全くなく、甘くておいしそうな匂いがします 粗熱がとれたところで切ると・・・
こんなにキメの細かい、ふっくらとしたがんづきができあがりました 今回、美女会の方も初めてザルを使って作ってみたそうなのですが、蒸気のまわり方が良かったのか、とてもキメが細かい仕上がりになり喜んでらっしゃいました
人参のくるみあえも完成し、準備しておいた東和町でとれた交流玄米とひとめぼれを混ぜて炊いたご飯をよそい、東和町のはと麦茶をいれ、ひっつみ汁、がんづきを盛り付け、本日のメニュー完成
皆さんで「いただきま~す」
おいしいお料理を食べた後は、美女会のみなさんと交流をかねた質問コーナーがスタートしました
小山田美女会の名前の由来、いつもの生活、花巻のおすすめなど、とっても楽しいお話を聞くことができました 中でも驚きだったのが、花巻は冬に畑で農作業をしないものの、皆さんは近くの産直センターでランチを作ったり、今回来ていただいた方は牛を飼ってらっしゃるので牛の世話をしたり・・・と、とてもハードな毎日を過ごしてらっしゃるとのこと そんな忙しい毎日を過ごしてらっしゃっても、お顔はとてもキラキラと輝いていて、とてもステキな笑顔で、いつも愚痴ばかりこぼしてしまっている私は、心の底から反省しました 美女会のみなさんの足元にもおよびませんが、私も頑張って、そして楽しんで家事をしたいと思います
楽しい時間が過ぎるのは本当に早く、あっという間に終了の時間になりました 最後にみなさんで記念写真を1枚
岩手と神奈川。距離はあるかもしれませんが、今回の交流を通して、小山田美女会のみなさんの温かさを感じることで花巻を身近に感じ、産地交流に参加したいと思っていただけたのでは?と、今回の企画を終えて感じました
朝早くから川崎までお越しいただいた、小山田美女会のみなさん、本当にありがとうございました
美味しそう~(^^)
また、ワイワイおしゃべりしながらみんなで作るのって、楽しいですよね。
こころも、体も、ぽかぽかしそう♪
投稿: kaeru | 2013年1月31日 (木) 06:42