『足柄茶の世界~神奈川県産のお茶を知る』学習会
11月9日(火)
交流産地の神奈川県農協茶業センターより、
営業部長で日本茶インストラクターの守屋様を講師にお迎えし、
お茶の学習会『足柄茶の世界~神奈川県産のお茶を知る』を開催しました。
お茶に関心のある組合員9名の方が参加されました。
足柄茶とは神奈川県内(丹沢、箱根山麓および神奈川西部地域)で生産された茶を
神奈川県足柄地域で仕上げ加工した緑茶のこと。
全国の荒茶生産量、(神奈川県は19、20位だそうです。)、足柄茶の歴史、
神奈川県の茶生産時期、生葉の4つの摘採方法、足柄茶の一元集荷の管理体制、
荒茶の最初の製造工程の蒸熱について、普通蒸し(1分弱)と深蒸し(90秒ぐらい)の違い、
蒸すことで茶葉の発酵を止め、緑色をキープさせること。
仕上げ加工の工程として選別、火入れ、最後に包装。
製品として出来上がるまでを45分間にわたってうかがいました。
お茶の生葉から製品のお茶が完成するまでの工程の長さに改めて感心しました。
お茶の生産者でもあられる守屋様のはっきりした声でゆっくりと丁寧に話される様子も
大変印象的でした。
参加者からの質問は
子ども(1、2歳)に飲ませ始めるときの注意点(ほうじ茶がおすすめ、お湯の量は多めに浸出時間は短く)
保存方法(茶筒で)、どのくらいで飲みきったらよいか。(100gなら十日~二週間くらいで)、
足柄茶は有機のお茶ですか。(神奈川県西部の多くの地域から集まる茶葉を扱うので有機は難しい)、
農薬などは、慣行栽培と比べてどうなのか。(減農薬ではないが、
生産履歴、栽培履歴を提出することになっている。サンプル無作為残留農薬検査あり)、
ティーバッグの素材がナイロンでありマイクロプラスチックが溶け出ると聞いたことがある。
(私的にリーフ茶なら安心かな)など環境問題や減農薬への関心の高さがうかがわれました。
お茶をおいしく入れるポイントも教えていただき、今日からさっそく実践です。
神奈川県産のお茶、足柄茶の世界を存分に堪能した学習会でした。
12月1回の足柄茶白梅(100g700円)リーフ茶の企画、1月1回企画のお徳用特2(200g700円)が今から
待ち遠しいです。
(K.T.)
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