~福島の今と食と農の再生の為の取り組みを知る旅~
福島県産農畜産物に対する風評被害の主な要因の一つとして、正確な情報の発信が不足していることがあります。福島第一原子力発電所の事故から約5年間、福島の食と農の再生の為に行われた様々な対策の結果として、福島では安全な農畜産物の生産体制・放射性物質検査体制が確実に整備されつつあります。しかし、こうした取り組みや変化に関する情報はあまり知られていないのが現実であり、風評払拭のためには正確な情報発信の場をより多く設けなくてはなりません。
12月11日(金)~12日(土)福島を訪問し、福島県農畜産物の安全・安心確保対策を直接知り生産者との交流を通じ、福島県産農畜産物の安全性・おいしさを体感してきました。行きの車中では、『フタバから遠く離れて』を見ました。
■コメの全量・全袋検査の見学(福島市西工業団地)
主食であるコメはもちろん、飼料米も一袋一袋すべて検査して市場に出しています。精米ラベルは、安全なお米であることをお知らせするものです。
■小国ふれあいセンター見学(日本の農業協同組合の発祥地です)
「放射能からきれいな小国を取り戻す会」の取り組みをお聞きしました。
目に見えない、臭いもない、放射能があり、線量計で測定マップを作ることによって見えるようになった。
■生産者『ふくしま土壌クラブ』の方との交流会
■りょうぜん里山がっこうの取り組みをパン作りを通して知る。
「放射能汚染から、地域の食を取り戻し、食の再生と、人々の絆を再生しよう」
米粉を利用したパン作り体験
パンが焼きあがるまで、廃校となった古い中学校の木造校舎の中を自由見学です。
里山ギャラリー
木工クラフト展
焼きあがったパン&サラダ&スープ&コーヒーでランチです。「米粉パン」は、しっとりモチモチ、でも、ふわふわでとてもおいしかったです。アンパンマンに見えるでしょうか?サラダにかかっている「にんじんドレッシング」もとてもおいしかったです。
収穫前のりんごが風雨で落下してしまい、何とかできないかとりんごジュースになりました。ストレート果汁100%で、リンゴの味が濃く、でもサッパリとゴクゴク飲めました。
■福島県の特産品「あんぽ柿」の全量非破壊検査の見学
異物の混入が無いか
予定にはありませんでしたが、見学できました。
■農産物直売所「伊達みらい農業協同組合みらい百菜館んめーべ」で放射性物質検査体制見学
■見学の後は、お買い物で応援
「むかご」を見つけたので、購入。いっぱい入っています。
むかごご飯と塩ゆでとにんにくバター炒めの3品ができました。
消費者等への情報提供は、いつでも安全性を確認できるよう、測定結果はすべて公表されています。「安全安心」については、人それぞれ個人差がありますし、強制はできませんが、今、自分には何ができるのか、考えてみませんか?
東日本大震災から5年が経過しようとしています。マスコミの被災地の報道も減ってきています。今は、どのような状況なのでしょうか?12月8~9日(火~水)南三陸へ行ってきました。
津波で鉄筋コンクリート造りの渡り廊下がねじれ曲がっています。
津波に襲われる前の大川小学校付近
今の大川小学校付近
見渡す限り何もありません
カキフライは小さなカキをいくつか一緒にして1つのカキフライにしています。
お汁の中にも小さいですがカキが山のようにいっぱい入っています。
板倉構法で建てられた店内は、杉の香りが漂い、木の感触もよく、落ち着ける空間です
津波で生活の術であった牛も牛舎も、何もかもを失った阿部俊幸さん。「そんなに酪農がやりたいのなら、北海道に行けばいい」と言われながらも、南三陸の地で酪農をやりたいと、金融機関からの融資を受けながら、牛20頭の飼育を目指しています
1階部分は、水に浸かりました。
グランドには、仮設住宅が建てられ、まだ多くの人が生活しています。
この場所も津波にのみこまれてしまいました。建設されている防潮堤は、はるか下の方でした。
前方に見える高台に戸倉小学校があったそうです。校長先生の判断で裏の神社に避難し、神社の階段まで水はきましたが、皆無事だったそうです。
漁師さんがカキダルでつくったキャラクター 癒されます
山頂から美しい太平洋と海岸線を一望できます。足元には、雪が
5月中旬には、ツツジが咲き誇りとても美しいそうですが、付近には、ホットスポットで除染された場所もありました。
ここでも、津波が来るまでの40分という時間が生死を分けたそうです。40分あったから、海岸近くの家まで戻り津波にのみこまれた人、そして、40分あったから、避難すりことができた人・・・・・・
昨年も参加された方によると、周りは何もなく周囲が見渡せたそうですが、今回は、盛り土がされており、向こうが見えませんでした。1回参加したから、もういいかなぁ~ではなく、毎年参加することにより、復興の取り組みがわかりますネ
松野三枝子さんの体験談を伺いました(涙があふれてきて仕方ありませんでした)。
1度は、末期がんで死の宣告を受け、また、治療中の志津川病院で津波にも遭いましたが、奇跡的に生還。自分は生かされているのだ・・・・・・と思い、みんなが集まれる場所として、パルシステムからのカンパもあり、南三陸木の家づくり互助会のモデルハウスとしての役割も担っている食堂を開店しました。ランチもワンコインでお腹いっぱい食べて欲しいということで、ご飯とお汁はお代り自由です。
復興にはまだまだ時がかかりそうです。
実際に自分の目で見、耳で聞いたことは貴重な経験となりました。
3月にも東日本大震災 被災地スタディツアーが企画されております。
皆様も、ぜひ参加してみられてはいかがですか。
11月23日(月)パルシステム連合会 東新宿事務所にて開催された、みんなの梅干し、産直ごはんといっしょに味わおう!「梅干し交流会」に遊びに行ってきました。
梅干し好きなら、手作りしていない方でも大歓迎!ということで、梅干しをつけて数十年の大ベテランから、初心者、そして未経験者まで参加しており、さらに、パルシステムの配送センターで梅干し作りにチャレンジしている職員も参加していました。
グループに分かれて手作り梅干しの紹介
右) NPO法人小田原食と緑の交流推進協議会の齋藤さん
5年前までパルシステム神奈川ゆめコープの理事長をされていました
自分で漬けた梅干しを持ち寄り、味見をしながら、手作り梅干しへの思いを語り合い、より良い梅干しを作るために工夫をしていることなどをお聞きしたり、生産者からのアドバイスを頂いたりしました。
昼食を兼ねて、産直ごはん(JAささかみの「新潟こしひかり」)とともに、参加者の手作り梅干し、豚汁、ジョイファーム小田原のみかんを味わいました
平成27年産のささかみのこしひかりは台風15号
の影響により、心白粒(しんぱくりゅう)・シラタが多く混入し著しく品質が低下し、平年であれば1等米比率が90%を超える地域ですが、今年産は3等米が7割を占める見込みで、収量も6割程度と大幅に減りました
しかし、食味自体は26年産米とほとんど変わりません。官能検査では昨年より美味しいという結果も出ています
ささかみの農家が1年間手塩にかけ、夏の暑さと強風に耐えて育ったこしひかりは、本当に美味しかったです
産地賞を受賞されたパルシステム神奈川ゆめコープ組合員の 林弘之さん
きれいな赤い色を出すために工夫・努力されています。
そのためには、梅としそをサンドイッチのように交互にして漬け込むと良いそうです。
真っ赤ではなく、淡い色ですが、とてもふっくらとツヤツヤしています
私もこのようにふっくらとした梅干しができると良いのですが・・・・・・
なかなか思うようにはできません
来年は、時期を逃さないように梅仕事頑張りま~す
2015.12.21に『今からでも間に合うエコ大掃除』の企画をPLAの講師の方をお呼びして行いました年の瀬の忙しい時期にもかかわらず、多くの方が応募してくださりり、企画側としてはとっっても嬉しかったです。
みなさんも私も、石けんをはじめ、環境にもお財布にも身体にも優しい商品を使ったお掃除術にくぎ付け
笑顔が素敵なPLAの谷口 彩さん↓素晴らしいお話をありがとうございました
茶渋落とし↓
茶渋のこびりついたコップに酸素系漂白剤と熱いお湯を入れると、泡がブクブクと・・・しばらく待つと、あらまあ!ビックリ!綺麗になってる~~
そして、お土産用に作った『とろとろ石けん』を家に帰って早速使ってみましたよ。けっこう油汚れがついていた魚焼きグリルや焼肉をした後のホットプレートにとろとろ石けんを入れてしばらく置いて・・・するとすると、そんなに必死にこすらなくても綺麗に!!これまたビックリ嬉しいもちろん、ふつうに食器洗いにも使っています。汚れはきちんと落ちて洗いあがりもさっぱり!今まで、石けんでは汚れが落ちないと勝手に思い込んでいましたが、正しい使い方を知って実践すると、間違ってたなあと・・・思い込みってこわい(笑)
お風呂やキッチンの水あかには、クエン酸水、匂い消しに重層・・・と、エコなお掃除が楽しくって楽しくって、はまってしまいました
もっといろいろ学んで使いこなせるようになりたいな
試食のクリスマス商品↓
11月13日(金)、横浜南センターで開催された『産地の食材を味わおう♪ 若手農業者とランチ交流会♪』に参加してきました。北は北海道(大牧農場)から、南は長崎県(長有研)まで、5つの産地から7名の生産者がいらっしゃいました。
私のグループの生産者は、千葉県香取市にある「佐原農産物供給センター」から「若造くらぶ」のメンバー高山 忠さんです。
佐原と言えば、昨年度の交流産地です。収穫祭にも行き、「農め~くくらぶ」の女性生産者には、野菜でスィーツということで料理教室をお願いしました。今年の収穫祭も11月3日でしたが、朝から雨が降っており中止かな・・・・・・と心配されたそうですが、やはり雨はやみ予定通り開催されたそうです。収穫祭のお話を聞いていると他の皆さんからも楽しそう、行ってみたいとのお声が聞かれました。
ランチメニューは、産地の食材を使った「お鍋」と「おにぎらず」です。
私のグループのお鍋は、鶏肉ですが、豚肉のグループもあります。
高山さんが、白菜を切っているのを見て、只者ではないな!と思いましたが、やはりそうでした。シェフをされていたそうで、イタリアに留学もされていたとかで、納得です。
にんじんは、ピーラーで薄く切りましたが、半月切りのところもあり、厚さもそれぞれです。同じ食材ですが、グループによって切り方もいろいろです。勉強になりました。高山さんは、主にさつまいもを栽培しているそうです。グリーンボックスを購入していると料理下手な私は、さつまいもをどう料理しようかと悩むのですが、ペーストにしておくといろいろな料理に使えるそうです。冷たいスープもおいしいそうです。
生産者は、前日に港に屋外で薬品づけにされたまま何年も置かれている食品を見学されたそうです。想像するだけでもゾッとします。我が家でもここを見学してから息子が大好きだった○○○○○○○○○は二度と買うのをやめました。知らないということは、怖いですね。恐ろしいですね。知ってしまっても怖いですが・・・・・・。
他の産地の生産者とは、あまりお話もできませんでしたが、温かいお鍋に体も心も温まり、お腹もいっぱいになり、いろいろなお話も聞けて楽しい時間を過ごすことができました。
生活協同組合パルシステム神奈川組合員活動
このブログは「横浜南エリア」が運営しています。
エリアとは、生活協同組合パルシステム神奈川の組合員活動の一環。各配送センターを拠点に、組合員どうしの交流や商品について学びあいの活動を行うもので、県内 12 のエリアに分かれています。
横浜南エリアのメンバーはもちろん毎週パルシステムで商品を購入している組合員=パルシステムユーザーです。<商品購入だけ>から一歩ふみ出し、月1回の集まりを中心にエリア活動を行っています。
横浜南エリアは横浜南センターが拠点で、活動地域は、磯子区・金沢区・中区・南区と、港南区等の隣接地域。メンバーを随時募集しています。
エリアブログ「YUME☆かもめ」では、横浜南エリアのメンバーが活動や商品について「パルシステムな日々」をつづります。
また月1回カタログと一緒に配布される横浜南エリア制作のエリアニュース「かもめ」もぜひご覧ください。
【お問い合せ】パルシステム神奈川 エリア活動課 palkana-annai@pal.or.jp
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