宮城JAみどりの☆冬の蕪栗沼エコツアー!!
1月19~20日、JAみどりの冬の産地交流 に参加してきました。
冬でも田んぼに水をはる「ふゆみずたんぼ」をすすめ、そこに棲む生きものと人との
共存をはかっているお米の産地です。
ラムサール条約の登録地(2005年~)の”蕪栗沼とその周辺の田んぼ”で、
マガンなどの渡り鳥たちのねぐら入り、そして早朝の飛び立ち観察をメインに、
味噌作り体験、JAみどりのの女性部の方々による郷土料理教室、そして
蕪栗沼をテーマにした絵本を描いた「葉祥明さんによる講演会・絵本と詩の朗読」
にも参加でき、本当に盛りだくさんの二日間でした!
現地に到着して、早速『味噌作り体験』。
ここでは麹も作っているので、まず米を洗う作業から。洗濯板を使ってゴシゴシ。
これを一晩浸してから蒸して麹を作ります。
30㎏もあるので、スコップで!
この室内は38℃もあるので、蒸し暑く、作業していると汗だくになります
ここからは二日目。麹をほぐします。
一晩水に浸して煮た大豆と麹を混ぜていきます。これもスコップで作業!
見てください!粒が大きな大豆!
混ざった大豆&麹を大型のミキサーでつぶしていきます。
つぶしたものをまるめて空気を抜きながら大型のバケツに詰めていきます。
約8ヶ月後には、おいしいお味噌に!!楽しみです
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さて、今回は、味噌作り一日目のあと、大崎市主催の葉祥明さんの講演会に
参加しました。
葉さんに質問した方がいました。
「まさに美しすぎてこの世のものではない、あの世の美しさを思いながら描いています。
今回は蕪栗沼へも足を運び、マガンを観察して、作品と言葉と同時並行で作りました」
と葉さんはおっしゃっていました。
人と自然とが共生することの美しさを描いているんですね。
さて、一日目の夕方。マガンのねぐら入り観察に蕪栗沼へ。
山の裾の方からマガンがV字の列になって蕪栗沼に帰ってきました。
何組も何組も何組も・・・マガンが隊を組んで帰ってきます。「雁行」と呼ばれるそうです。
それがだんだん近づいてきて、自分の真上を悠々と飛んでいく・・・。
足先がジンジンと冷えて凍えてきました・・・。さすが東北の冬・・。
日が暮れると寒かったです
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こちらは翌日のマガンの飛び立ちです。
早朝5:50分に集合だというので、4:50に起きました
初めて経験する東北の冬の朝、寒さ対策は万全にしなければ、と思い、
あれやこれやとダウンの下に6枚着込みました
足もスパッツやもこもこタイツに靴下2重、そして靴下にカイロを貼って、いざ蕪栗沼へ。
しばらくすると、空をつんざくような鳴き声とともに、マガンの黒い塊が沼から湧き上がってきました!
マガンの飛びたちです!!
こちらにその動画をアップしました。ぜひぜひ見てみてください
それぞれ群れになって、田んぼのほうへ。
いや~圧巻でした!!
こんなに素晴らしい、たくさんのマガンの姿を見られるような環境は、
周囲の田んぼでお米を作っている生産者の方々や蕪栗沼を守っていこうとする
地元のNGOや行政の方々の努力の証なんだと思いました。
Radha
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