知っ得!介護はじめの一歩
青葉地区くらぶ・にじいろでんしゃです。
11月7日に藤が丘地区センターにて『知っ得!介護はじめの一歩』を開催。
9人の方にご参加いただきました。
今回の企画は、近い将来介護がある方を対象にした内容でした。
まずはキットを装着しての”高齢者疑似体験”。左右の足首・膝・肘にサポーターを装着。
これを着けただけで足首は上下に動かしにくくなり、肘と膝は完全には曲がらない状態に。
そしてベストを装着。ベストの中と左右の足首と手首に重りを。
最後に特殊メガネをかけ、杖を持って準備完了。
慣れていないため立っているだけでも危ないのでペアの方に介助してもらいながら会議室の外へ。
腕も足も思うように動かせず、またベストに重りを入れ
ているため上体を動かすことが難しい状態。
歩行中に人にぶつかられそうになったり、
自転車が向かってきたときに素早くよけるのは困難かも。
緑内障の視界を体験する特殊メガネを装着していると
階段の段差がほとんどわからず、本当に怖かったです。
また地区センター内のポスターや案内のがほとんど見
えず、非常口マークでさえもともと知っているからなん
となくわかるという具合。
これからは高齢者にもっと優しく接しなければと
感じた体験でした。
体験後は、”噛む力”や”飲み込む力”に合わせて作られている
パルシステムのカタログ≪ケア・さぽーと≫のすべての段階の商品を試食。
今回は10月に発売された化学調味料未使用商品も試食しました。
”噛む力”や”飲み込む力”に合わせて作られていると聞くと、
つい離乳食を思い出し薄味なのではと思いがちですが違うのです!
高齢者は歳とともに味覚も衰えていくとのことで介護食品の味付けは濃いめでした。
濃いめではありますが濃すぎるというわけではないので想像以上に美味しくいただけました。
カタログ≪ケア・さぽーと≫は希望された組合員にのみ配布されています。
お試しになりたい方はお問い合わせください。
試食の後は、ぬくもり福祉事業課長・徳永さんより
”高齢者の一般的な心理背景や感情の変化と接し方”についてお話しいただき、
『もしも介護が必要になったら』ということでぬくもりの紹介、行政の窓口、
介護保険制度の仕組みについてお話しいただきました。
高齢になると体力的には衰えていくけれど、
その人の人生経験には何ら変わりはない
ということ。
高齢者とうまくコミュニケーションをとるには、
敬意をもって接することが大切とのことで
した。
横浜市では、横浜市の「介護保険総合案内」及び「介護サービス事業者リスト」を掲載した
『ハートページ』という冊子を地域ケアプラザや区役所で配布しています。
”介護”は早かれ遅かれ、誰にでも突然にやってきます。
その時になって慌ててしまわないように情報収集し、心の準備をしておくことが大切なのだと
強くおもいました。
”その時”をお互い少しでも穏やかに過ごせるようにこれから準備をしたいとおもいます。
参加してくださった皆様ありがとうございました。
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