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2024年6月27日 (木)

JA岩手花巻 初夏の産地交流に行ってきました②

2日目は花巻の東和町の魅力ある施設を訪れます。最初は佐々長醸造さんで醤油と味噌作りの見学です。お味噌の発酵に大切なお味噌の麹菌に他の菌を混入させないように朝からみんな納豆やキムチは食べずに見学の準備万端で向かいました。
佐々長醸造担当の方から、まずは使われるお水の説明がありました。地下から汲み上げられるミネラルたっぷりの水が、栄養ある美味しい醤油や味噌にしてくれるんだそう。見学の後にお水を頂きましたが、とてもまろやかで美味しかったです🎵

その後お醤油の作られてる大樽を見学。大きな樽がいくつも並んでいて圧巻です。全て国産でじっくり作られる無添加の醤油から作られる麺つゆは芸能人も御用達で昨年はテレビで放送もされ、いつもは年間8万本売っていた物が1日で4万本売れて一時はなかなか手に入らなかったとか。また関西のテレビで放映される予定らしく、再度なかなか買えない貴重な商品になる予感。

次は味噌作りの蔵へ入ります。
空気もひんやりしていて、クーラーもないのに涼しく、昔ながらの日本の蔵の素晴らしさを再認識しました。
国産の原料のみを使い、じっくりと醸造される味噌の蔵の中ではなんと!!
クラッシックの"ベートーベンの田園"が優雅に流れていました🎵
クラッシックの音楽をかけるとお味噌が美味しくなるそうです。
実際に佐々長さんでもどちらがクラッシックのお味噌か知らせずに食べてもらったところ、9割の人が田園を聞かせたお味噌を美味しいと答えられたそう!
海外でも音楽による食べ物の変化について研究が始められているとか。
実は私は3年前から自分で大豆からお味噌を作っているのです。出来立てのお味噌の試食もお買い物もできる佐々長醸造は、楽しく学べてためになる見学でした。

次は和紙工芸館でオリジナル和紙を作ります。
まず和紙の歴史など教えていただきました。昔は寺社の近くに和紙工房がたくさんあっそう。今は京都に和紙を作る施設が残ってはいるけれど、花巻の和紙工芸館は1番北の貴重な場所との事でした。
また和紙職人さんは今は日本に200人ほどで40歳以下の和紙職人さんは10人以下との事。飾られた和紙を見ると、こんな美しい和紙がなくなっていくのはとても残念です。
和紙の歴史のお話しの後は、いよいよ和紙づくりです。
作り方を教わって、みんなそれぞれ好きな色を選びオリジナル和紙作り開始です。
子供も大人もみんなとても楽しそう🎵
私も型に和紙の液を入れ文字を書き書き。楽しくて色々ところ狭しと、文字や絵を入れすぎてワチャワチャしちゃいましたがとても楽しかったです。
次回はもっとシンプルに文字だけにして和風っぽくしたいし絵も別で描きたくなったり、また是非チャレンジしたいと思った体験でした。

最後は地元の産地の皆様と小山田美女会の皆様が作ってくださった手作りお弁当を食べて美しい里山の周囲を散策しました。
鎌で炊いた美味しいご飯も頂いて、今回の昼食も全てが美味しくとても幸せでした。
ここではみんなで学んで体験したお米の事を、これからどの様に生活に取り入れていくかを紙に書きました。今よりもお米を食べて、日本の美味しいお米が、なくならない様にしたい。と改めて思った気持ちを書きました。
そしてそして、この交流会で美味しいお料理をたくさん振る舞ってくださった花巻東和の小山田美女会の皆様が、また来年の2月に川崎北エリアにきてくださいます!地元の美味しいお料理の教室を開いてくださるので、是非参加してくださいね🌟

そしていよいよお別れの時間です。
産地の方から昔は5年に1回あった冷害が平成20年よりなくなり、東北も暑くなって温暖化の影響でこれからのお米や野菜の栽培への不安があるとの事でした。
そして今よりも日本の美味しいお米を食べて欲しいと。こんなに美味しい日本のお米、花巻のお米が食べられなくなるのは嫌なので絶対に食べたい。温暖化についてももっと考えて対策をして、そして自分の作った花巻のお米も絶対に注文して食べようと強く思った2日間でした。お米づくりの大変さや楽しさがわかり、産地の皆様と交流できてとてもよかったです。あたたかい素敵な花巻の皆様、企画などご尽力された職員や理事の皆様、ありがとうございました。

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