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2019年6月

2019年6月13日 (木)

JAいわて花巻 初夏の交流⑤

よしださんの牛舎見学の後は、最北の和紙工房 成島和紙工芸館へ。

ここで手漉きの体験です。

継承者の青木さんのご指導のもと、みんな思い思いの作品を仕上げるべく格闘しました!

青木さんは昨夜の交流会ではお肉など焼き担当だったので、子供たちの何人かは。「お肉焼いていた人がなんで???」というような顔をしていました。

花巻のみなさんはなんでもできるんですよねー。

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伝統工芸の紙漉き、各地にありますが、どこも後継者不足。

技を伝える人はもちろん、紙漉きの道具を作る人も少なくなっていて、この先どうなるかなあ、と青木さん談。

少子高齢化はどこでも問題のようです。

みんな説明を聞きながら、こんなのを作りたいなあと思い描き、いざ実践。

色を組み合わせたり、構図を考えたりなかなか大変でした。

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すいたものは乾燥室で乾燥してもらってできあがりです。

名前を書いたり、手形を記念にしたり。

いい思い出になりました。

作成したあとは、外の広場で散策したり、のんびり初夏の花巻の時間を過ごしました。

小山田美女会のかたたちが昨夜に続いて、私たちのお昼のためにやってきてくださり、

昨年の交流田のお米を羽釜でたいてお昼御飯です。

うまくできないとお昼を食べそこなうので、美女会の皆さんのアドバイスをよく聞いて、みんなで薪をつけて

ご飯をたきました。

たきたてのご飯に、おいしいおかず。気持ちのいい風に青い空。

高のお昼ご飯でした!

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P6090358 食後はすぐそばの猿ヶ石川へあゆ釣りのしかけを見に行きました。

ご飯を食べてる時にはまったくわかりませんでしたが、すぐそばにけっこう大きな川が流れていました。

季節になると釣り人がたくさん来るとのことでした。

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最後に青木さんとそれぞれの作品を持って集合写真。

この後は産直あおぞらで少しだけお買いものをして新花巻駅へ向かいました。

名残惜しいけど駅で簡単にお別れ会をして、お見送りにきてくださった生産者さんへ

参加者の方それぞれ思いを伝えました。

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たった26時間の花巻滞在。

でもとっても濃い時間でした。

日頃の生産者さんの大変さ、少しは感じられたように思います。

この二日間を思いつつ、また神奈川にかえっても花巻のお米、かみしめたいと思います。

花巻のみなさん、ありがとうございました!

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2019年6月12日 (水)

JAいわて花巻初夏の交流④

2日目のお話です。

宿泊先であるホテル フォルクローロ東和。ここの朝食もとてもおいしいんです。

釜炊きご飯に地産地消のおかずたち!

飼われているやぎたちをのんびり眺めながらの朝食・・・。

この時間だけでもふだん「母」な私にはとてもうれしいものでした。

さておき・・・

チェックアウトをしてバスに乗り込み、まずは佐々長醸造へ。

例年の初夏の交流ではここの味噌蔵の見学がありますが、今年はお買いものだけ。

短い時間の立ち寄りでしたが、お味噌の味見したり、お店の方から少しお話を聞いたり。

子どもたちは駄菓子やクジに夢中でした!

お買い物を楽しんだあと、次にむかうは牛小屋!

今年は交流初の牛についての勉強です。

バスを降りたところで牛農家(というのでしょうか・・・?)のよしださんが自転車で迎えに来てくださいました。

みんなでのんびり田舎道をてくてく・・・。

子どもたちは一目散に走りだし・・・。神奈川で道路で目いっぱい走るなんて難しいですもんねえ。

「ころぶなよお~」といいつつも「車はめったに通らないから大丈夫だよー」ですって。

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途中、牛を背に説明を始めるよしださん。

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牛農家にもいろいろ種類があるようで、よしださんのところではお肉になる牛を育てているそうです。

子牛を産ませてある程度まで育てるまでがよしださんのお仕事。(繁殖農家)

ある程度育った子牛をお肉になるまで育てるのはまたそれを専門にする農家さん(肥育農家)がいるそうです。

もちろん全部をしている農家さんもいるけど、だいたいが分業化されているそうです。

よしださんのところでは今20頭くらいいます。

放牧している牛たち・・・あんまり見ない大勢の人たちにびっくりして屋根のあるところに逃げて行ってしまいました。

P6090327 子牛、かわいいですね。

手前に見えるぐるぐるの線は微量に電流が走っているもので、牛たちが逃げないようにしています。

牛舎も見学させてもらいました。

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P6090334 子牛たち。

タグのない子は生まれてまだ2週間たってないそうです。

まだ二週間もこの世界で生きてないのに、しっかり立っ走ってました。すごいですね!

私たちにはよくわかりませんでしたが、同行してくださった地元の方の話では、やはりめったにない

見知らぬ大勢の人がいたからか、牛たちは興奮していたとのこと。

特に危ないこともなかったのですが落ち着かない様子だったそうです。

デリケートですね。

ごめんね、うしさんたち。びっくりさせちゃって。

妊娠させるためにすべての牛を観察してあってそのカレンダーがありました。

ちゃんとみんな名前があってオスは漢字。メスはひらがなと決まってるそうです。

「よしお」みたいな男の子っぽい名前でもひらがなだからメス、とかおもしろいな、と思いました。

牧草の話もしていただき、ロールにするのも見せてもらいました。

機械を使うのであっという間にできます。

おもしろくて子供たち何度もリクエスト。

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百聞は一見にしかず。

実際見てお話を聞いて、昨夜食べたお肉に思いをはせました。

私たちの口に入るものは、すべて、本当にたくさんの人の手を経由しているんだなあと改めて感じました。

よしださん、貴重なお話ありがとうございました。

バスに戻るまでの10分の散策。

お天気がよく、気持ちの良い時間でした。

遠くの山並みには雪が残っていてそれは奥羽山脈。

気温は暑かったけど、やはりここは東北なんですね。

次は国内最北の和紙工房へお邪魔しまーす。

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2019年6月11日 (火)

JAいわて花巻 初夏の交流③

長くなってます・・・すみません。

でもお伝えしたいことが多すぎて!

交流田の草取りが終わった後はホテルに戻り、お着替えにお風呂できれいになりました~。

そして、草取りよりも濃い!熱い!話が聞ける、夜の交流会です。

ホテル横の施設の一角の野外!

なぜに野外かというと!

お肉を炭で焼いてくれたり・・・流しそうめんがあるからなんですね~。

カエルの声を聴きながら小山田美女会のみなさんの、手作りの、おいしいご飯。

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明日は牛舎見学に行くんですが・・・和牛も焼いて食べました!

なんと・・・8キロ!

子どもたちが順番に持ってました。「重っ!」ですって。

P6080316 各テーブル生産者の方や、美女会の方も間に入って、参加の組合員の方は自己紹介なんかもしてたのしく夜は更けていきました。

今回の交流は小さいお子さんが多かったり、雨上がりでちょっと寒かったのもあって少し早めにお開き。

でもまだ熱く語ってる人たちは話続けてましたよー!

あ、初夏の交流のお楽しみの一つ、流しそうめん。

年々長くなってる・・・!準備ありがとうございます!

もちろん、子供たちはずっと竹のそばにいました。

なかなかできないですもんね、流しそうめん!

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2019年6月10日 (月)

JAいわて花巻 初夏の交流②

続きです。

生き物調査のあとは、本日のメインイベント!

農家が一番嫌がる仕事だと言われる「草取り」です。

パルシステムの田んぼは農薬が使われていないため雑草が生えます。

雑草を放っておくと、稲が成長するための栄養を取られたり、光がさえぎられたりします。

草取りは大変なので普通は農薬をまきます。でもパルシステムの田んぼには使われていないんですね~。

だから、草もはえるし、生き物もたくさんいるし、手間もかかって・・・愛しい田んぼなんですね(笑)

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草取りの仕方を生産者の方からレクチャーされている間にちょっとした農機具で(すみません。名前聞いてません)私たちが草を取りやすいように少し手を入れてくださいました。

田んぼの水に空が映ってきれいですねー。

生産者さんと各家族がペアになっておしゃべりしながら、手取り足取り草取り開始です。

子どもたちは先ほどの生き物観察ですでに泥だらけ。

そして、草取りよりも生き物観察の続きにいそしんでました。

「おたまじゃくしいたよー!」「カエルもいたー!」

「それはいいから草とって~!」

のやりとりがずっと続きました。

せっかく育ってる稲なんかお構いなしに田んぼにダイブするちびっこもいました。

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取った草はごちゃごちゃっと丸めて土の中にギューっと入れ込んじゃいます。

すると栄養にもなるそうです。

入れ込むのが意外に難しくただ田んぼに手を入れてるだけなのでは?と思いましたが、

聞いたところ、それでもいいそうです。

手を入れてあげるだけでも空気を入れることになるからだそうです。

まあこれは慰めてくれたんだと思いますけど!

みんなで協力して800ヘクタールの田んぼの草取りを終えました!

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草取りの後はぬか、をまきます。

これをまくことによって、光を遮断する効果があり、草が生えるのを抑えてくれるんだそうです。

すごい循環ですね!

でも効果は一か月くらいだそう。

まだまだ草取りはやり続けないといけないんですねー。

あとは花巻のみなさんに託します!よろしくお願いします!

P6080308 米ぬかまき、完了!

お疲れ様でした。

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まんまる 6月号(vol.130)

Yokosuka_3 PDF版はこちらmanmaru_201906.pdf

2019年6月 9日 (日)

JAいわて花巻 初夏の交流①

みなさま、こんにちわ。

ついに関東地方は梅雨入りしましたね。

そんな関東は雨の週末だった六月八日・九日に岩手県花巻市へ行ってきました!

東京駅に集合した10家族約40名。やまびこに乗り込みいざ花巻へ!

新花巻駅に着いて生産者さんの代表・小原さんたちにお出迎えいただきました。

三時間の旅でやっと地面を踏めたあ!と喜ぶ暇もないまま、「時間ないからバス乗ってホテル行くよ」

とホテルへ移動。

そうです。日が暮れる前に目的の「たんぼの草取り」を終えないといけません。

のんびり休憩して、おやつ食べて・・・は全部お預け。

ホテルにチェックインしてお着替えして再びバスに乗り込み、交流田へ移動しました。

なんと!たんぼに行く頃には雨もあがって、私たちを歓迎してくれてるようでした。

今年の夏の交流では生き物観察の時間を取っていただいていて、まずは一人一つバケツと網をもって

たんぼに入りました。

直前まで雨が降っていたせいもあり、水が冷たかったけど子供たちは「動けないー!」とか「おたまじゃくしいたー」とか騒ぎながらしばらく捕獲タイム。

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捕まえたら何が取れたかバットに入れてみます。

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かえる、おたまじゃくし、やご、などなどいろいろ取れていました。

事前に先生が捕まえてくれていたヤモリや王様カエルなどめずらしい生き物たちも観察することができました。

たくさん生き物がいる田んぼというのはそれだけ、農薬などが使われていない証拠でもあるし、周りの環境も壊されていないことの証しなんだそうです。

難しいお話は大人の耳に、子供には心に響いた観察会でした。

続く・・・

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