JAいわて花巻初夏の交流④
2日目のお話です。
宿泊先であるホテル フォルクローロ東和。ここの朝食もとてもおいしいんです。
釜炊きご飯に地産地消のおかずたち!
飼われているやぎたちをのんびり眺めながらの朝食・・・。
この時間だけでもふだん「母」な私にはとてもうれしいものでした。
さておき・・・
チェックアウトをしてバスに乗り込み、まずは佐々長醸造へ。
例年の初夏の交流ではここの味噌蔵の見学がありますが、今年はお買いものだけ。
短い時間の立ち寄りでしたが、お味噌の味見したり、お店の方から少しお話を聞いたり。
子どもたちは駄菓子やクジに夢中でした!
お買い物を楽しんだあと、次にむかうは牛小屋!
今年は交流初の牛についての勉強です。
バスを降りたところで牛農家(というのでしょうか・・・?)のよしださんが自転車で迎えに来てくださいました。
みんなでのんびり田舎道をてくてく・・・。
子どもたちは一目散に走りだし・・・。神奈川で道路で目いっぱい走るなんて難しいですもんねえ。
「ころぶなよお~」といいつつも「車はめったに通らないから大丈夫だよー」ですって。
途中、牛を背に説明を始めるよしださん。
牛農家にもいろいろ種類があるようで、よしださんのところではお肉になる牛を育てているそうです。
子牛を産ませてある程度まで育てるまでがよしださんのお仕事。(繁殖農家)
ある程度育った子牛をお肉になるまで育てるのはまたそれを専門にする農家さん(肥育農家)がいるそうです。
もちろん全部をしている農家さんもいるけど、だいたいが分業化されているそうです。
よしださんのところでは今20頭くらいいます。
放牧している牛たち・・・あんまり見ない大勢の人たちにびっくりして屋根のあるところに逃げて行ってしまいました。
手前に見えるぐるぐるの線は微量に電流が走っているもので、牛たちが逃げないようにしています。
牛舎も見学させてもらいました。
タグのない子は生まれてまだ2週間たってないそうです。
まだ二週間もこの世界で生きてないのに、しっかり立っ走ってました。すごいですね!
私たちにはよくわかりませんでしたが、同行してくださった地元の方の話では、やはりめったにない
見知らぬ大勢の人がいたからか、牛たちは興奮していたとのこと。
特に危ないこともなかったのですが落ち着かない様子だったそうです。
デリケートですね。
ごめんね、うしさんたち。びっくりさせちゃって。
妊娠させるためにすべての牛を観察してあってそのカレンダーがありました。
ちゃんとみんな名前があってオスは漢字。メスはひらがなと決まってるそうです。
「よしお」みたいな男の子っぽい名前でもひらがなだからメス、とかおもしろいな、と思いました。
牧草の話もしていただき、ロールにするのも見せてもらいました。
機械を使うのであっという間にできます。
おもしろくて子供たち何度もリクエスト。
百聞は一見にしかず。
実際見てお話を聞いて、昨夜食べたお肉に思いをはせました。
私たちの口に入るものは、すべて、本当にたくさんの人の手を経由しているんだなあと改めて感じました。
よしださん、貴重なお話ありがとうございました。
バスに戻るまでの10分の散策。
お天気がよく、気持ちの良い時間でした。
遠くの山並みには雪が残っていてそれは奥羽山脈。
気温は暑かったけど、やはりここは東北なんですね。
次は国内最北の和紙工房へお邪魔しまーす。
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