5月定例会とお米の学習会
こんにちは ぽんたです
5月20日藤沢センターにて5月の定例会を行いました
今回はお米の学習会と同時開催です
そのため超特急で会議を進めていきます
来月から新しくエリアのメンバーになっていただく方も参加していただきました。
ぽんたも今日は静かにしていたので脱線もせず、予定通り終了
学習会の写真をたくさん撮ったのですが、うっかり削除してしまいました
ごめんなさい。写真はぽんたが産地に行ったときにとってきた写真です
JAみどりのさんと今年度藤沢エリアは産地交流させていただくと
4月の定例会でご報告させていただきましたよね
そのJAみどりのより生産者の星日出夫さん、職員の一戸勝史さんがお米の学習会に
講師として宮城県より来てくださいました
星さんはお米のほかイチゴも作っていらっしゃいます。
ぽんたも活動組合員をしていてもまだまだ知らないことばかり。
今回いろいろ教えていただこうと気合い入れて聞いてきました
すべて書きたいのですが、かなり長文になるのでぽんたが行ってきた「春の産地交流会」「公開確認会」とで
少しずつ書いていこうと思います。随時アップしていきますのでお持ちください
パルシステムでは産地と4つの約束をしています。産直の四原則です。
こちらについては4月の「予約登録米」で紹介しているので割愛しますね。
パルシステムで取り扱っているお米の57%以上はパルシステムの独自の基準をクリアしたコア・フード、エコ・チャレンジといった環境保全型農業で栽培されたお米です。
環境保全型農業も4月の「予約登録米」でも触れましたね。
コア・フード米(JAS法に定められた有機農産物、またはそれに準じたものとは?
化学合成農薬(除草剤・殺虫剤・殺菌剤):有機農産物に使用が認められて資材以外は使用不可
化学肥料:不使用
エコ・チャレンジ米(減農薬・減化学肥料)とは?
化学合成農薬:パルシステム指定の「優先排除農薬」や「問題農薬」の不使用を実現
化学合成農薬の使用量が当該地域の慣行栽培の1/2以下の栽培
化学肥料:化学肥料使用量が当該地域の慣行栽培の1/2以下の栽培
私もよくわかっていませんでした
こんな規定があったんですね。でも各産地ではそれ以上に努力をなさっているそうです。
JAみどりののことを紹介しますね。
H8年3月に6町(現大崎市、美里町、涌谷町)にまたがる10JAが広域合併して発足したJA
仙台より北東40Kmに位置し、東京から新幹線で2時間半で着いちゃうんです
12599ha(東京ドーム2694個分)の田んぼのうち8437haでお米を作っているそうです。
残りは転作で小麦や大豆などを栽培。
作っている品種は
ひとめぼれ
特徴:つやがあり、適度な粘り、サッパリとした口あたり
粘り・つや・うまみ・香りのトータルバランスがよく、飽きのこない品種
ササニシキ
特徴:炊きあがりの香り、粘り、色つやもよく、程よい硬さの食感
あっさりとした食感でおかずの味をひきたてる香り豊かな風味
栽培が難しく、高度な生産技術が必要
まなむすめ
大切に大切に育てたわが娘をよろしくとの思いでつけられた名前
特徴:耐冷性が強く、いもち病に強い、元気でたくましい
玄米の光沢がよく、粒が大きい
適度な粘りとふっくらとしたひとめぼれに近い食感
お米の花の花粉ができる時期に「やませ」という冷たい風が吹くと花粉が作られず(冷害)、
受粉されないため米にならず,不作になるそうです
ササニシキは耐冷性に弱いんだそうです
JAみどりのさんの中にパルシステム米栽培研究会という会があるんですよ
パルシステムに届くお米を生産している「お米作りの匠」の生産者の集まり。
研究会では環境保全型農業に取組み「安心して食べられるお米」を、
消費者にお届けすることを目的にとしています。
消費者との交流にもとりくんでくれています
ぽんたは5月25日26日春の産地交流に行ってきました
会員は191名 作付け面積はおよそ435ha(東京ドーム93個分)
パルシステムに出荷するお米の量はH25年度計画で2030t
パルシステム米栽培研究会がつくる
エコ・チャレンジ米 ひとめぼれ
農薬70%削減 化学肥料を96%削減(%は慣行栽培と比べて)
コア・フード米 ひとめぼれ・ササニシキ
農薬100%削減 化学肥料も100%削減
まなむすめ
農薬50%削減 化学肥料50%削減
ただ削減というだけではなく、その削減により病気や虫が発生します。
それを発生させない努力がすごいんです
パルシステムのお米の田んぼはなかなか濁りが取れないそうです
なぜなら微生物が増えるとそれを食べる生き物が増えますよね?
生き物が水の中で動き回り、泥を巻きあげにごり、日光が遮られ雑草が生えにくくなるそうです
少し出ても泥がかぶって酸素が得られず成長しないとのこと
放射能対策もバッチリされていました。
放射性セシウムがカリウムと似ているため、植物が間違えて吸収するのが問題になったのは
記憶に新しいことです。
その対策として
塩化カリを10aあたり20kg(エコ・チャレンジひとめぼれ まなむすめ)
有機PK(P:リン K:カリウム)を10aあたり20kg(コア・フード米ササニシキ コア・フード米ひとめぼれ)
を散布しているそうです。
長年パルシステム米の栽培基準で完熟堆肥を入れていたため「元気な土作り」が出来ていたそうです
そのためカリウムが豊富な土壌だそうですが、それでも費用や手間がかかるなか、
組合員に安心な米を届けるために対策をとってくださいました
とはいえ予定以外の出費
でもパルシステム震災復興基金(組合員から寄せられた寄付)より848万円の援助があり、
生産者の負担が減ったそうです。とても感謝してくださいました
自分が寄付したものがきちんと産地で活かされてるって嬉しいですね
その努力のおかげでパルシステムで定めている10bp/kg以下どころか不検出だったんですよ~
こんなに大切に育てていただいているお米、大事に食べたいですね
今回の試食
北海道産のななつぼしと宮城県産のひとめぼれの食べ比べ
どちらもおいしいのですが、ななつぼしの方が粘りが強いように感じました。
甘みはひとめぼれの方が強かったと思います。
皆さんお米にはこだわりがあると思います。自分好みのお米探してみてくださいね
しそわかめちりめん
半生でしっとりしていてご飯によく合い、おにぎりにしてもよさそう。
紅鮭フレーク
しっかりとした味なのでおにぎりの中心、というよりもご飯全体に混ぜたほうが
色どりや味がちょうどよかったです。
そして生産者の星さんがお土産にお持ちくださったまっかなイチゴ
朝4時に収穫してきて下さったそうです
全体にまっかっか
とっても甘くておいしかったです
短くまとめるつもりだったのに…
書きたいことが山盛りでこんなに長くなっちゃいました
こんな長文にお付き合いいただきありがとうございました。
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