JA新みやぎ 冬の米産地を体験 一日目
こんにちは。クックです
今年の湘南エリアは、「米粉」推しで、交流産地はJA新みやぎ
5月にチップさん、6月にゆきちゃん、10月にポンタさんがそれぞれ行ってきて・・・11月30日~12月1日、冬の交流には、クックが行ってきました
東京駅で集合して、新幹線で一路、宮城県大崎市へ。
降り立った古川駅では、生産者さん、JAの職員さんのお出迎え。
ここまでは、どの交流でも同じ流れですが、ここからがその年や、その季節によって変わってきます
今回は、味噌作り会場へ向かうバスの中で、生産者さんから宮城の”今”のお話しを聞かせていただくことからスタート。
一部大豆の刈り取りをしているところはあるが、ほぼ今シーズンの農作業が終わったこと。
今年の夏は日中暑かったけど、夜温が低かったから、去年よりは影響が少なそうで良いお米になりそう
今年の夏の”米騒動”は、農家としては嬉しい面がある。肥料高騰など経費が嵩んでいて採算が取れるか不安の中、みんなのためという使命感で動いているので、米の価格高騰により、やっと何とかやっていける、と。
しかし、使命感だけでは、後継者にはこの厳しい現実を渡すのはためらう。
などなど、正直な思いを聞かせていただきました。
遠く神奈川からは、値上げはあっても、食べて応援しかないと、改めて感じました
味噌づくり会場に到着したところで開会式。
参加者の皆さん、パル職員さん、生産者さん、JA職員さんが、一人ずつ自己紹介。
参加者さんは、新みやぎ交流初めましての方も、2回目(クックも含め)の方もいましたが、冬の交流は皆さん初めまして。どんな交流になるのかワクワクした雰囲気の中、開会式が終了し、味噌の袋詰め体験へ。
大豆(宮城県産ミヤギシロメ)を水につけたり、煮たり、麹の準備をしたり・・・で4日かかる下準備が終わった状態で待っていてくれました。
空気を抜いて詰めるのが大事。空気が入ってしまうと、カビの原因となってしまいます。
「白は大丈夫。黒くなったら、その部分だけ取り除いてくれたら大丈夫」とのこと。
荷物が重たくなるのを忘れ皆さん、ギューギュー詰め込みます
自宅に帰って、熟成させます。人間と同じ気温が味噌の熟成でも適温(15度以上27度以下が目安)とのこと。クックは、帰宅して床下収納に格納しました。美味しくな~れ
詰め詰め作業後は、樽漬け体験。参加のお子さんを中心に、味噌玉を作って、バン!と叩きつけるように入れて、空気を抜きながら、詰めていきます。
お手本は、JA職員さん。ちょっと日ごろの思いが強すぎて、「ドカン!」と、とんでもない音が室内に響き渡りました
そうこうしてたら、去年の交流で詰めた味噌が登場。
味噌にお湯、お好みでダシをしれて、試飲タイム。冷えた体に染みわたって、とにかく美味しい
お土産にも持ってって行って!とのことて、これも詰め詰め。
去年の参加者さんに感謝しながら、とても重くてありがたいお土産をいただきました
冷蔵庫からは、5年物の味噌も登場。
5年前に新みやぎ冬の交流に行った方、このブログ見てますか?
味見させてもらいましたが、美味しさ、味噌らしさが濃縮されてました。
次は移動して、倉庫見学へ。入って最初に目についたのは、大豆。
1キロごとに袋詰めされているそうです。
扉の奥には、お米。30㎏のお米を互い違いに積み上げ、間に見える白い板ごとに、フォークリフトで、積み上げたり、下ろしたり。お米の袋(紙)を傷つけないようにするには、熟練の技が必要とのこと。
ちょっと傷つけたら、お米がザーっと出てきてしまいますからね・・・尊敬です。
ひとめぼれ、ササニシキは宮城、古川からデビューしてるのに、なかなか知られていないこと、お米の等級のこと、袋を積むバランスのことなどなど、生産者さんから興味深いお話が次から次へ。
こっちでお話を聞いてると、向こうでも興味深いお話が・・・。聖徳太子になりたかった
パルシステム米、ほかの企業さんに納めるお米などなど。隣の部屋にも、お米がいっぱい。
2011年3月11日の東日本大震災では、この積んであったお米が崩れ、大変だったというお話も聞きました。写真では見ていたけれど、やはり直接聞くこと、風化させないことは大事なことと改めて感じました。
その大変な時期を乗り越え、私たちに変わらず美味しいお米を届けてくださる生産者さんには、感謝ばかりです。
倉庫を出発し、宿泊するロマン館にチェックイン。各自、万全の防寒対策のため、お部屋へ急ぎます。
再びバスで出発。ふゆ水田んぼをバスの中から見学しながら、お話を聞きます。
本来は12月に入ってから水を貯めるのだけど、渡り鳥からの「早く!早く!」という催促に答え、ここの生産者さんは周りより早く水を貯めているのだそう。なんて優しい
そして、蕪栗沼へ。一口に蕪栗沼といってもとても広く、”渡り鳥先生”の選択で、ねぐら入り観察地が決まります。
一般のバスツアーでも、ねぐら入り観察があるとのことで、私たち一行以外にも観察している人たちがいました。
日の入りの20分前くらいが、ねぐら入りの時間とのこと。
マガン、シジュウカラガン、オオハクチョウ、コハクチョウ。
集団で遠くから沼を目指す鳥たちに、ただただ感激。空を見上げ、双眼鏡で観察し、写真や動画を撮って・・・でも、風が冷たくて強くて寒い!
そんな中、おやつ登場。
ゆっくり食べたい・・・けれど、次から次に、畑の落ち穂を食べてお腹を満たした鳥たちが、体を休めるために沼にやってくるので、忙しい
だんだん暗くなると、鳥さんたちは鳥目だけど、人間たちは道が見えなくなってしまうので、完全に日が落ちる前に感動を胸に退散。ロマン館に戻りました。
ロマン館併設施設「さくらの湯」で体を温めたら、夕食交流会
美味しそうなお料理が並びます。同じテーブルの参加者さんと「自分で用意しなくても良いのが一番の御馳走だ!」なんて冗談も飛び出したりして。
しまった
時間差で出てきた味噌焼きおにぎりとお吸い物、試飲してねといっぱい出てきた一ノ蔵のお酒たちの写真を撮り忘れた
クックが下戸だから、ということでお許しください
お食事が進んだところで、またまた自己紹介タイム。どこから来たか、今日の感想などなど、皆さん伝えたいことがあふれ出ます
どのテーブルも大いに盛り上がり、2時間ほどで一旦お開きに。
その後は、残っても大丈夫な参加者さんや生産者さん、職員さんで2次会
前回は息子(当時小6)と参加していて、2次会はご遠慮したので・・・念願の2次会!(全く飲めないけどウーロン茶でアゲアゲ)
会場の都合により、22時解散!
生産者さんJA職員さんはご自宅へ。参加者たちは各お部屋に戻っておやすみなさい
明日の集合は5時45分。みんな、がんばって起きましょうね
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