バランゴン・バナナのひみつ
6月8日木曜日、高津市民館で「バランゴン・バナナのひみつ」を開催しました。
フィリピンのネグロス島で育てられているバランゴンバナナ。皆さんはご存知ですか?
表皮には割と傷があり、一見傷んでいるように見えますが、分厚い皮を剥くと全く傷みのない美味しいバナナです。
このバナナの始まりは、1989年の民衆交易に始まります。
市販の安価なバナナや高地栽培のバナナと何が違うのか…この企画に参加するまで私は何も知りませんでした。
プランテーションで育った安価で売られているバナナは、たくさんの農薬を浴びて育ちます。空中散布するので風下のある学校に農薬が流れたりして、子どもたちへの健康被害も心配されています。
温暖の差を利用して栽培された高地栽培の美味しいバナナは、森を切り開いて育てられます。切り開かれた森では、崖崩れが起きたり地域の住民の人の生活や命を危険にさらします。
しかし、オルター・トレード・ジャパンで取り扱いのあるバランゴンバナナは、環境に配慮したバナナです。現地の子どもたちや生活住民たちに害を与えません。農薬も使わず、裏庭やすでにパームツリーが植わっている間に植えられたりしているので、現地の土地を切り開くこともしていません。さらには、フィリピンの生産者たちの暮らしを応援し、環境を守ることができるという利点もあります。
市販のバナナと比べたら少し高く感じるかもしれませんが、安い農薬たっぷりのバナナや高地栽培の環境を破壊しているバナナと環境を守って育てられたバランゴン・バナナ。
食べ比べたら全く違う味がします。
食卓にあって欲しいバナナはどちらですか?
環境破壊を守るというと大きなことに聞こえるかもしれませんが、できることから始めてみませんか?
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