今年度の横浜南エリア交流産地は、JAいわて花巻です。
5/13(土)~14(日)の春の交流に、家族3人で参加しました。
春の交流が実施されるのは4年ぶりとなります。今回はわが家を含め7家族が参加です。
東京駅から新幹線で新花巻駅に到着し、バスで移動。1日目のイベントは田植えです。
実は、花巻を訪問するのはもう3回目になります。
1回目は冬の交流で、南部曲がり屋見学、しめ縄作り、宮沢賢治のふるさと見学。
2回目は秋の交流で、稲刈り、りんご収穫。
春の交流、田植えは初めてです。山の木々に藤がからみついているのが目立ちました。藤棚で見られる優雅さとは全く違う、ワイルドな印象です。
まずは汚れてもいい服装に着替えます。トップスは日焼け対策でハイネックの長袖。帽子も必須。
ボトムスは泥汚れ対策でショートパンツ。足元は過去の参加者のアドバイスにより(裸足だとゴミや虫でケガをしてはいけないので)ハイソックス。アラフィフの短パン姿は我ながら少々イタいものがありますが、背に腹は代えられません。
1家族に1名、担当の生産者がついて指導してくれるので安心です。
泥に足を取られながら、そろそろと田んぼに入ります。ポコポコと付けられた跡を目印に、3~5本ずつ苗を植え付けていきます。
なお、パルシステム組合員が交流行事で作業するこの交流田のお米は、収穫されると交流米として販売されます。
自分たちで田植えをした後は、機械での田植えを見学。
さらにサツマイモの植え付けを体験し、玉ねぎと小かぶを収穫しておみやげにいただきました。
夕食は、屋外の会場で交流会です。
女性生産者「小山田美女会」の皆さんが作ってくれたお料理がずらりと用意されていました。山菜が多く並んでいて季節を感じます。
ぶあついステーキも登場。歳のせいで近年、固まり肉が少々苦手な私ですが、いいお肉の脂はバターのようにそれ自体がおいしいのだと知りました。
釜炊きご飯も絶品です。
生産者と楽しくお話しながら、おいしいお料理をお腹いっぱいいただきました。
2日目は「育苗センター」見学からスタート。
まさにきのう田植えしたのと同じ、この地域で植えられる苗を作り出す場所です。
まず工場のような機械のラインで、土、種、土、と重ねて土台を作り、温度・湿度を管理した出芽室でしばらく育て、その後ビニールハウスに移されます。ハウスで青々とした苗が育っている様子は、気持ちよく広がる芝生のようです。
ここで苗をおみやげにいただきました。
バケツ稲の企画で種もみから育てているものは、苗まで育つ前に残念ながら枯らしてしまったので、この苗でリベンジします。
次は、生態系が完結したビオトープ空間「メダカの里」の池で、ザリガニ釣りにチャレンジしました。
雨はバス乗車中に激しく降り、メダカの里に到着した頃には止んでいましたが、釣りの最中にまた少しずつ降ってきました。
長ーい竿についた糸にえさのスルメを結び付け、池に投入。岸に近い岩のすき間が狙い目だそうです。娘は6匹釣りあげました。
少しは外来種駆除のお手伝いができたでしょうか。
次の目的地は「南部曲がり家」。馬などの家畜と人が共に生活する形式の古民家です。
茅ぶき屋根を燻すためにずっと炭を焚いていて、屋内は煙が充満しています。すぐに、バーベキューを楽しんだ人のようなにおいになってしまいました。
ここで昼食に、小山田美女会特製のお弁当とひっつみ汁をいただきました。
産地を訪問するといつも、毎日食べている物を作っている場所がある、作ってくれる人がいるという当たり前の、でも普段意識していないことを強く感じます。
これからも産地のことをもっと知って、食べて応援していきたいと思いました。
花巻の皆さまありがとうございました。
小山田美女会は今冬に、エリア主催の郷土料理教室で講師をお願いしています。また冬にお会いするのが楽しみです。
(SR)
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