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2012年11月15日 (木)

高齢者の疑似体験をしよう!「知っ得!介護はじめの一歩」

藤が丘地区センターにて「知っ得!介護はじめの一歩」を開催。

パルシステム神奈川ゆめコープ福祉事業部・ぬくもり藤が丘の所長さんである

徳永多岐子さんを講師に、高齢者疑似体験や介護食の試食を通して、

高齢者の体と心を感じて、身近な人に介護が必要になったときに備えようという企画です。

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club北エリアでの福祉関連の企画は初めてで、正直、どのくらい反応があるか心配も

ありましたが、小さなお子さんのいる方から、80代のご両親がいる方まで幅広い年代の方が

参加してくださいました。

早速、手足のサポーター、重り、耳栓、などの被介護者体験キットを

各テーブルでペアになり装着。

この重り、結構手足の動きを妨げます・・。sweat01

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そして、なんといってもカーキのベストが重い!! ポケットに3キロの砂袋が入っているんです。

自然と体が前かがみになり、腰が曲がりそう・・・ 足も高く上げられません;

緑内障の視界を体験できるゴーグルをかけると、まるで濁った水の中にいるような感じ。sweat02

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これはそばに誰かがついていてくれないと危なくて歩けませんねdespair

壁のポスターもほとんど見えませんでした。

この状態で階段を上り下りしてみました。階段の滑り止めの赤いラインは

色の認識がしやすく、なるほど赤い色は比較的見やすいんだ!とわかりました。

それでも輪郭はぼんやりでしたが・・。

階段は上りよりも下りdownwardrightがコワいです。bearing

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緑内障の視界で新聞や広告を見てみましたeyeglass

→全然読めません;wobbly

これじゃ、カタログで商品を注文するのは難しそう・・との声。

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ペンを持って字を書いてみたりもしました。pencil

→よく見えていないので、自分のこれまでの勘で書いている感覚。小さな字はキビシイです。sad

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参加者の方から、「実家に帰ると、掃除しきれていない場所があって

気になったことがありましたが、それは見えていないからだったんですね..」と

感想がありました。そう思うことで、高齢の方に優しい気持ちになれますよね。confident

続いて、パルシステムのカタログ「ケアさぽーと」で注文できる介護用の食品を

 試食してみました。

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カタログによると、介護食には日本介護食品協議会が定めた基準=

ユニバーサルデザインフードというものがあるそうで、かむ力の目安に応じて

4区分に分けられています。

写真の

左から区分3(舌でつぶせる)、区分2(歯茎でつぶせる)、区分1(容易にかめる)

あわせた商品。区分4はかまなくていい食品で、ペーストがゆなどです。

一見、離乳食にも似ていましたが、味付けはかなりしっかりしていました。

高齢になると味覚も衰えてくるそうなので、薄味だともの足りない感じが

するのでしょうね。

スープやジュースなどに簡単にとろみをつけられる「とろみファイン」という

商品もジュースに入れてみました。

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嚥下障害を防ぐために、唾液がよく出るように

あごの下の唾液腺を刺激したり、「パ!タ!カ!ラ!」と破裂音を

発声練習したりするといいとのお話に、皆さん、早速あごの下を押さえて

確認していましたwink

★最後に、徳永さんから高齢者の一般的な心理背景や感情の変化について

お話しいただきました。

心身の衰えばかりに目がいくと、高齢者を無意識に見下した態度に

 なってしまうけれども、高齢者のこれまで生きてきた時代背景をよく知り、 

人生の蓄積に対して敬意を払うことが大事とのこと。・・納得です。

行政で配布している↓冊子・「ハートページ」というものを紹介してくださいました。

介護サービスの手続きや、どこでどんなサービスが受けられるかなどが

載っているんだそうです。この冊子の存在、あまり知られていませんよね?

参加者の方もメモをとっていました。これは知っ得!

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すでに介護に関わっている方向けというよりは、

これから関わるかもしれないという方向けの今回の企画。

私自身、まだ介護は身近ではありませんが、親が今回のキットみたいな

体になる前にケアしてあげなければいけないな・・とか、自分自身も

健康でいられるように気をつけなきゃ!とか・・いろんなことを考えました。

相手の心と体をまず知ろうという意味で、今回の疑似体験は

とてもインパクトがありました!徳永さんのお話もわかりやすく、

「本当に知って得しました」との感想もいただきました。flair

radha

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