9月13日(木)横浜北センターにて、東京築地の老舗『佃權』の木下さんをお迎えして、ねりもの講座を開催しました。
おでんの季節にはまだちょっと早いこの季節・・・ですが、ねりものはおでんじゃなくてもおいしく手軽に食べられるのです!
パルシステムのねりものは、一般的に使われている添加物「リン酸塩」が入っていない、安全・安心なすり身を原料としています。
もちろん化学調味料も無添加。佃權さんでは、天然の魚介エキスを加えて旨味を出しています
このエキスが茶色いため、市販品よりも少々色が茶色い製品になっています。
工場では、不使用の添加物が混入しないように、パルシステム向けの製品を朝一番のラインで製造してくださっているそうです。
こうしたリン酸塩・化学調味料不使用の佃權さんの製品は、なんとパルシステムでしか買えません!!
組合員でよかった~と改めて実感しますよね。
では企画のご報告です。
まず始めに、はんぺん製造を紹介するDVDを見せていただきました。原料はヨシキリザメやアオザメ。
それぞれ水気の違いや食感の違いがあるので、混ぜて使います。すり身は、時間をかけて臼で練ります。
すると繊維が切られずにふんわりしたはんぺんができます。残ったスジは、加工して「江戸スジ」というおでん種にし、無駄を出さない工夫も。
熟練した職人さんが、手作業でホイップクリームのようなふわふわのはんぺんを作り上げていく過程に、参加者の皆さんは釘付けでした。
塩・砂糖・天然だし・酒・みりんのほかに、山芋や泡立てた卵白などを順に加え、砕いた大き目の氷をいれて混ぜることによって
すり身が空気を含んでメレンゲ状になっていきます。それを手作業で型どりして、ゆでればふわっふわのはんぺんが完成です。
DVDの後には、さっそくはんぺんをそのまま試食。
お菓子のようにふんわりとして、素材のうまみが感じられるシアワセな味でした。
また、「鉄板焼き桜えびキャベツ」「細切りねぎ天」「ささがき牛蒡天」も合わせて試食しました。
こちらは、揚げてあるので、油抜き(ザルに並べて熱湯をかける)をしてから、そのままや、レンジで温めたりして食べるのがおすすめです。
おでんなどで煮込まなくても、手軽においしく食べられることに、参加者一同、嬉しいびっくりでした
後半は、パルシステムの佃權「魚河岸おでん種セット+はんぺん」 VS 市販のおでんセットを実際に食べ比べてみました。
実はこの企画を担当したスタッフは「・・・違いがわからなかったらどうしよう・・・」とちょっぴり不安な挑戦でしたが・・・。
佃權さんが「全然ちがいますよ!!!」と断言されていたとおり、参加者全員が、そのあまりの違いに目からウロコ状態でした
「歯ごたえ・食べ応えが違う」「素材の味がしっかり感じられる」「おなかいっぱいになる」と、おいしいの声が続出。
それぞれのおでん種がきちんと、具や素材の違いを主張していて、飽きずに楽しめました。もちろん出汁も化学調味料無添加です。
対して市販品は、ふにゃふにゃしている、出汁の味しかしない、などの感想ばかりでした。
市販品は、原料のすり身に植物性たんぱく(大豆や小麦粉)などを加えている場合が多く、お魚本来のうまみがあまり感じられませんでした。
また、セット内の種類を増やすために、ひとつひとつが小さめに作られていることもあるそうです。
ちなみに、原材料の表示を比較してみると・・・佃權さんの商品が安全・安心であることが一目瞭然ですよね。
佃權さんの商品のよさを実感でき、すっかりファンになった私達ですが、残念ながら現在はんぺんは「きなり」でのみの取り扱い。
手作業での製造のため大量生産が難しいそうですが、インターネットの数量限定コーナーなどで、ぜひ扱って欲しいですね
「コトコト」にはおでん種セットや、単品のねりものも掲載されていますので、ぜひぜひお試しください
おでんだけではなく、そのままいただく手軽なおいしさも味わってみてくださいね
参加してくださった皆さん、ありがとうございました
最後に豆知識です。おでんを煮るときには、沸騰させないように静かに煮てくださいね。ねりものは煮る時間は短めに(30分程度)!
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