親子で学ぼう防災・救急教室
7/26横浜中センターにて『親子で学ぼう防災・救急教室』を開催しました。
当日はあいにくの雨でしたが、お子さんと一緒にご参加いただきどうもありがとうございました!
「災害って、なに?」
「災害は、減らせる?減らせない?」
防災教室はそんな質問から始まりました。
講師を務めてくださったのは、管理部総務課職員で「防災士」の資格を持つ市川職員。
今回の講座は、ただ講義を聞いているだけの受け身の講座ではありません!
自分で考えることが何より防災意識につながることだと市川職員は語ります。
参加してくれた子どもたちは最初こそ緊張した表情でしたが、声を出し徐々に場に慣れて表情が柔らかくなっていきました。
次は、部屋を出て身の回りに潜む危険を探しに向かいました。
段差や滑りやすい箇所、車の出入りがある場所、そんな何気ない場所から、配送トラックが集まる所の突き出た屋根や、中センターを囲むようにそびえる崖についてなど、様々な危険を発見しました。
部屋へ戻って今度はAEDを使った救命体験。
倒れている人を発見したらどう行動すればいいのか?
子どもでもできることはあるのか?
投げかけられた質問に、もしもその場に立ち会ったらどうしたらいいのかと想像を膨らませている真剣な表情の子どもたち。
では、一体どのように行動すればいいのでしょう?
①自分の身の安全を確保。
上下左右を確認。
②大きな声で「助けてください!人が倒れています!」と、呼びかけ、周りを巻き込むこと。
大人の声よりも子どもが呼びかけた方が多くの人が集まるという話もうかがいました。
③人が集まったら、それぞれの人に役割分担。
◆119番通報する人
※『救急車を呼んで下さい』では、間違えて110番してしまうケースもあり際時間がもったいないので『119番』と伝えるのがベストとのことです。
◆AEDを持ってくる人
してほしいことを頼む時には『青い服の方』などその人の特徴を付けて呼ぶとすぐに分かってもらえます。
④手配ができたら救急隊が到着するまで『胸骨圧迫(心臓マッサージ)と人工呼吸』の繰り返しです。
人工呼吸ができない状態ならば胸骨圧迫だけでもOK。
とにかく『胸骨圧迫が大事!』です。
子ども、特に小学校低学年でAEDを体験できる場所はあまりないというお声をいただきました。
実際に『見て・聞いて・やってみる』を一度でもしていると、いざという時の心持ちも立ち回りも全然違ってくると思います。
AED体験後は、災害対策DVDを見て、最近多い急な豪雨や雷への対処法を学びました。
身近なテーマでもあり、どの方もとても真剣な表情でご覧になっていたのが印象的でした。
そして、講師への質疑応答を交えながらの試食はこちら↓↓
包丁・まな板を使わずにできる『炊き出し風ランチ』です。
☆メニュー☆
・ツナと大豆のカレー
・シーザーサラダ
・スティックゼリー
・エビピラフ
シーザーサラダは、千切ったレタス・ゆで卵・ポテトチップス・ドレッシングを袋に入れて揉み込めば出来上がり!
手もお皿も汚さずに美味しいサラダが作れます^_^
家でも作ってみたい!とのお声も頂きました。
エビピラフは保存食で、お湯でも水でもどちらでも作れる優れもの♪
水量によってピラフにもリゾットにもなり、味も好評でした!
最後に参加者の方にアンケートを記入していただきました。
お子さん達の用紙には、初めて心臓マッサージをした時の難しさや驚き、今日知ったことを友達に教えたいという思いがびっしりと書き込まれていました!
保護者の方からは、
・子どもにもわかりやすく、親子一緒に学べてよかった
・子どもも救命活動の体験ができたことが良かった
・子供にも救急、災害に関する意識を持つ機会をもてた事が良かった
などの感想をいただきました^_^
ありがとうございます!
どんな所が危ないか
危険な状況に遭遇したらどのように行動するか
こういったことを普段からイメージするだけでも、防災意識は変わり、いざという時の行動も変えられることを学びました。
『災害が起こったとしても、行動で被害は減らすことができる』
私が安心したフレーズです。
普段の意識改革につながる貴重な時間でした。
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