JAみどりの冬の交流会1日目その③
暖かい格好に着替え集合
毎回おなじみ鈴木耕平先生と一緒にねぐら入り観察
ラムサール条約に登録されている蕪栗沼へ
ラムサール条約
湿地の保存に関する国際条約で、環境に関する条約としては一番最初にできた国際条約だそうです
イランの都市ラムサールにちなむ略称・通称で、
正式名称は「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」だそうです
わかりやすいけど、長いですね
2013年10月現在、締約国168ヶ国、条約湿地数は2,165湿地。
日本の条約湿地数:46か所、条約湿地面積:137968ha(東京ドーム約29355個分)
残念ながら神奈川にはありません
国がきちんと責任を持って保存していきますよと国際的に約束しているということですね
蕪栗沼は天然記念物マガンの国内最大級の越冬地として、平成17年に登録されたそうです。
蕪栗沼については、鈴木先生の所属する特定非営利活動法人 蕪栗ぬまっこくらぶのHPをご覧ください
バスを降りて観察地に向かう途中、どこからか拡声器でおじさんの声が
なんとこれ、オオヒシクイの鳴き声だそうです
(菱の実を食べるからヒシクイ、その中でも大きいからオオヒシクイだそうです)
たくさんのマガンが帰ってきました
マガンは水深の浅いところで立って寝るそうです
水面凍らないのかしら
みんなで寄り添って寝るので大丈夫とのこと
でも、朝日がでてくる7時ごろが一番冷え込むので、
もたもたしていていると閉じ込められちゃうそうです
そうなるとワシやキツネのエサになってしまう…
自然の摂理だからしょうがないですね。
白鳥も降りてきました。
見ている間も、鈴木先生に色々な話をしていただきました。
いくつものグループで帰ってくるけど、なんで途中でばらばらに???
実はガンは家族で行動するそうです
お出かけはご近所さんと、寝るときは家族だけになるんですね
2羽だけで帰ってきたグループも
ラブラブ新婚さんかしら
マガンは生涯パートナーを変えないそうです
ちなみにオシドリは毎年相手が違うとのこと
今度から結婚する方には「マガン夫婦になってね」と言った方がよさそうですね
帰りのバスの中でも鈴木先生に色々なお話を聞きました
昔、ガンはお殿様しか食べられなかった高級食材
その肉はとても美味しいそうです。
そのため、庶民用に「がんもどき」ができたそうです。
そのうち、庶民も食べれるようになり、乱獲され数が激減したとのこと
今は天然記念物なので食べちゃだめですよ
「がんもどき」で我慢しましょう
「雁首をそろえる」「がんもどき」「落雁」「がんづき」などなど…
ガンが身近だったんだな~ということが良くわかりますね
「がんづき」は東北のお菓子で蒸しパンのようなものと
ういろうのようなものと2種類あるそうです
まるく蒸されるので月と上に散らばるゴマをガンに見立て「雁月」と呼ぶようです
落雁とはがんがねぐら入りする様を呼ぶそうですが、
パッと思い浮かぶのは和菓子の落雁
やはり関係ありとのこと。
諸説あるようですが、表面に胡麻を散らせた様が、
近江八景の一つ「堅田の落雁」に似ていることから来るそうです
それにしても、なんでもすぐに答えてくれる鈴木先生は、すごすぎ
宿に戻り、体を温めるため「さくらの湯」へ
源泉はちょっと塩味のする弱アルカリ性
この辺りは昔、海だったそうです。そのため塩味がするんですね
さらっとしていて、芯まで温まります
出てきたら、待ちに待った交流会
ぽんたはこれが一番のお楽しみ
生産者さんとじかに話ができるんですよ~すごいことです
いつものお母さんたちのご飯ではなく、冬の交流はロマン館さんのお鍋です。
それ以外に、味噌焼きおにぎりと、先ほど作ったソーセージ(フランクフルト)、
そして星さんのおいしいイチゴ
「収穫が今日に間に合って良かった」と奥さま
うれし~春の交流まで食べられないと思っていたのに
昔、高級果物屋さんでバイトしていただんなさんの舌を唸らせました
初参加のだんなさん。
気が付くとすでに生産者さんと仲良く飲んでます
「どんな話してたの?」と聞くと飲んでる酒の話や
生産者さんが日中スキーに行った話など
米作りと関係ないご近所さんとの飲み会会話と同じ。
でもそれがいいんですね
顔が見える、ふれあえるそれが交流の目的
娘2号は大好きな三神会長を「三神のじぃじ」と呼ぶんです
そのくらい大好き
自宅に届く予約米の宮城ひとめぼれは「三神のじぃじのお米」と呼ぶくらい
ぽんたの家では朝3合、夜3合炊いて、朝4人、お弁当2人、夜4人分でほとんど完食
ご飯がおいしいって幸せですね
知ってる方々が作ってると思うと買い支えようという意識も高まります
また生産者さんも、よりいいもの、安心なものを届けようと思って下さっています。
ありがたいですね
さらに、じかにお米のおいしさの感謝も伝えられます
今日の工程の中からクイズ
正解するとこんな素敵なグッズがもらえました
JAみどりのマークのお手製ストラップも
夜なべして作ってくれたそうです
残念なことに楽しい時間はあっという間
会場の時間制約、翌朝が早いことなどから早めの交流会終了。
参加人数が多いので、我々は「土田畑村(どたばたむら)」というコテージ風の宿へ
子どもたちへの公募でついた名前だそうです。覚えやすいし、ステキな名前ですね。
「近いよ~」と言われましたが、20分近く離れているため、翌朝は5時出発
朝弱いぽんたは(嫌だな~…)と心でつぶやいていましたが、
土田畑村に着くととっても素敵
山小屋風コテージの室内は暖かく快適。
こんな素敵なお部屋なら早く目が覚めちゃうかも
明日は朝5時出発でロマン館へ。 みんなと合流してガンの飛び立ち観察です。
子どもたちは興奮冷めやらず、結局寝たのは23時
ぽんたは起きれるのか
携帯3台の目覚ましを4時と4時半にかけ、不安を残しつつおやすみなさい
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