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2014年11月25日 (火)

石けん工場へ行こう

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こんにちはsun ぽんたですhappy01
寒い日と暖かい日があり、服装に困る今日この頃・・・
みなさん体調管理にお気を付け下さいねsign01

藤沢エリアでは今年「石けん」に注目して活動しています。

今までの石けんの学習会の模様は
~お手軽入門編~石けんの上手な使い方 知識編
~お手軽入門編~石けんの上手な使い方 実践編をご覧くださいね。

めんどくさがり屋でも簡単に掃除が出来ちゃう「とろとろ石けん」の大ファンになったぽんたですが、
石けんってどうやって作っているのか、何からできているのかよくわからない??
合成洗剤は横文字の化学物質が使われているのはわかるけど・・・

そこで11月19日、平塚にある石けん工場に見学に行ってきましたdash

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「やっぱり石けん!洗濯用石けん」や「水ばしょう」でおなじみボーソー油脂㈱(クミアイ油脂)。

平塚駅からバスで10分ほどのところにありました。
工場に入ると石けんというよりは「油」の臭い。

一見は百聞に如かずということでまずは見学dash

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これから出荷される商品もスタンバイしていましたhappy01


「やっぱり石けん!洗濯用石けん」について

液体洗剤の工程…
このタンクの中で油と苛性カリウムと混ぜます。
油と苛性カリウムとの反応で高熱が出るそうです。
そのまま香料を入れてしまうと香りが飛んでしまうそうです。
フローラルのいい香りがしますよねlovely
できれば香料添加ない方が…と思いますが、無香料のものは油のにおいが強かったですdown

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検査し、20度まで下がったあと、タンクで1日寝かし手作業でボトル詰めされていました。
日によって気温も違うので、比重計算をして定量入るようにしているそうですflair


粉石けんの工程…
油とソーダ灰を加え、石けんのかたまりを作り、細かい粒状にする。
出来た石けんのかたまりは、ぼそぼそしていました。このままでは溶けが悪いそうです。

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機械で詰められたものを手作業で計量し、シール不足などのチェックもされていましたsign03


油と言っていますが、どんなものが変化していったものだと思いますかsign02
液体の場合は大半がヤシ油だそうですが、粉せっけんはなんと米ぬかなんですsign03

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米ぬかから油分を採りますsign01
これがコメ原油
ではしぼりかすはゴミになるのsign02
いえいえ。これは家畜の飼料になるそうです。

原油を脱酸したものが脱酸油です。
ずいぶんと食用油の色に近づきましたよねshine

脱酸油から脱ろうするとライスワックス(蜜ロウみたい)と脱ろう油に分かれます。
ライスワックスは化粧品の原料としても使われるようです。

脱ろう油を脱色→脱臭すると食用油になります。

あれ?食用油の出来るまではわかったけれど…石けん用の油はsign02

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原油を脱酸したときに出来る粗脂肪酸が原料です。
見た目はドロドロしていて石油原油みたいsweat01
こんな真っ黒な原料じゃ洗濯が真っ黒ですねwobbly

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このタンクの中に入っています。

これを260~280℃に加熱し、蒸留してできた物が蒸留脂肪酸sign03
こんなにきれいになるなんてびっくりですね。
蒸留後に残ったさらに真っ黒な液体(ビッチ)は新聞のインクなどに使われるそうです。

米ぬかから長い工程を経て出来た蒸留脂肪酸にソーダ灰を混ぜて、やっと石けんのかたまりが誕生flair

液体石けんと粉せっけんの違いはなんでしょう??
製造方法が違うのが一番大きいですが、
液体石けんの方が溶かす手間無く簡単に使える。ただし洗浄力は若干落ちる。
粉せっけんは溶かす手間があるが、洗浄力が高い。

やっぱり石けん!と水ばしょうの違いは?
純石けんの含有量が違う。
石けんカスが出にくいようにやっぱり石けん!は工夫されている。
やっぱり石けん!はフローラルの香りが付いている。
石けん生活に入りやすいのはやっぱり石けんのようですねsmile

ここで目からウロコflair
ドラム式の洗濯機の場合、泡立てずに洗濯ものの上に入れても、たたきつけられ自然に泡立つそうです。
液体石けんの場合、洗剤投入口には入れないでくださいsign03とのことでした。
石けんが固まって故障の原因になることもあるそうですよsweat01
はじめて聞いたのでみなさんにもお伝えしなくちゃhappy02
ちなみにメンバーの一人は投入口に入れていました…coldsweats01


工程をおさらいしてみると、ほとんど捨てる所がないんですねsign03
元は食べられる物(米)から出来ていることにもびっくりですhappy01


パンフレットからの抜粋ですが
100tの玄米→10tの米ぬか→1.8tの原油→1.2tの食用油
                                            ↓
                           0.6tの粗脂肪酸→0.4tの蒸留脂肪酸→0.8tの石けん

米ぬかは傷みやすいので国産のものでないとダメなんですってsign03
米の消費が減れば、当然米ぬかも出なくなり、安全な石けんを作ることも出来なくなるんですねnote
安全で美味しいお米にはきれいな水が必要。
だから、水を汚さない石けんを使っていきたいですねhappy01


米と石けんという全く違う分野なのに、ルーツをたどるとおなじなんてsign01
いままでな~んにも考えず生活してきましたが、視点を変えると色々見えてきます。
ぽんた1人の変化での影響は小さくても、いいことが沢山の人に枝分かれしていったらいいな~happy01

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