圧搾一番しぼり菜種油の学習会
こんにちは。クックです
先走った梅雨のような毎日、いかがお過ごしですか?
さて。湘南エリアは、2か月連続でオンライン学習会を行いました。
4月は、交流産地JA新みやぎ「お米の学習会」
エリアニュースやブログ記事、見ていただけましたか?
5月はおすすめ商品、平田産業(有)「圧搾一番しぼり菜種油の学習会」
使ったこと、ありますか?
今回の学習会では、試食用に小さいほう(600g)をお送りしました。
使ったことのある方。パッケージ、よーく見てますか
非遺伝子組み換えの菜種油を使用、オーストラリアのカンガルー島、圧搾一番しぼり・・・
なんとなく良いと思うものの、よーく知りたいと、オンライン学習会を企画
製造者、平田産業(有)中村さんの説明は・・・とっても分かりやすかったです
非遺伝子組み換え菜種油のみを扱う”油屋さん”の平田産業(有)
そもそも、菜種とは、アブラナ(菜の花)の種。一粒に約4割ほどの油分が含まれていて、
食用に向く菜種と、向かない菜種があるとのこと
川沿いに見られる菜種は、食用には向かなくて、体に害のある場合があるんですって。
国産の菜種は北海道が9割を占めているけれど、国内自給率はとても低く、ほとんどは外国産の菜種。カナダ産が多く、次がオーストラリア。
2019年8月に南オーストラリア州も遺伝子組み換え作物栽培の解禁を決めた中、カンガルー島だけ除外されることに。それは、パルシステムと平田産業さんが、カンガルー島視察のたびに南オーストラリア州政府へも訪問し、熱い思いを伝え続けてくださったからとのこと
おかげで、安心して非遺伝子組み換え菜種の油を使うことができるんですね
本土から離れていて海に囲まれているので、花粉が飛んでこない、鳥の糞の被害がなく、自然に守られた土地、それが、カンガルー島
2019年10月から続いた山火事。
カンガルー島も半分ほど焼けてしまったとのこと。
そもそも山火事は毎年起こっていたと。それは、コアラが食べることで有名なユーカリが、山火事の火によって発芽するから
でも、2019年の山火事はいつもとは違っていて、対処が遅れ、被害が広がってしまったと・・・。
そこで、パルシステムがカンガルー島へ義援金を送ることに。
みなさん、覚えてますか?1パック買うと10円寄付になります!というキャンペーン。
クックも買いました。お話を聞いて、買って良かったと改めて感じました
人的被害は少なかったものの、自宅が燃えてしまったり、畑や農機具がダメになってしまった生産者さんにとって、ありがたかったとのことです。
今回、いろいろとお話しいただく中で、特に、なるほど!と分かりやすかったのが、
遺伝子組み換えや、そこから派生して、ゲノム編集の仕組みについて。
厚生労働省「遺伝子組み換え食品の安全性について」のイラストをもとに、良い点、不安な点を、
丁寧にお話しくださいました。
例えば、味の良い品種に、乾燥に強くなる遺伝子を組み込む・・・
(種族の壁を越えられる・・・乾燥に強い→サソリ・・・)
1994年にアメリカで遺伝子組み換え作物が認可されて以降、害虫耐性など栽培上の利便性から爆発的に広がり、安価な商品を求める日本市場にも、遺伝子組み換え作物原料への置き換えが広がっていると。
食べても大丈夫なのか、どこも証明できていない。逆に言えば、危険なのかも証明できない。
EUは遺伝子組み換え作物を禁止している。
安全と分かっている、非遺伝子組み換え菜種のみを使おう、というのが平田産業(有)
ゲノム編集の仕組みについては、急きょながら、わかりやすい図を作成してくださり、お話くださいました。(聞きかじりの知識を披露して間違ったら大変なので、中身は割愛させていただきます)
さて。
話は変わって、菜種油の作業工程のお話へ。
1、圧搾
蒸気で蒸してから、圧力だけで原油をしぼる(搾りかすは、パルシステム商品の飼料や肥料へ)
一般的には化学溶剤を使って、より多くの油を抽出。
2、仕込み
お湯と食酢を加え、不純物を除去。お湯→お酢に含まれた不純物→油と、層になることで、不純物を取り除ける。一般的にはここも、化学薬剤を使用。
3、湯洗い
油をお湯で洗う
4、湯洗い完了
昔ながらの菜種油(赤水)
5、脱色・脱臭
白土(天然、色や臭いを吸着する土)で色を除き、脱臭機(油の中に水蒸気を当てる)で臭い成分を除去
6、製品の完成
皆さまのお手元に
リノール酸とαリノレン酸が2対1という、理想的な形で入っていて、えごま油などと比べたら飛びぬけた特徴はないものの、バランスよく入っていて、これ一つで油の理想的な栄養素を効率よく摂れるんですって
どんなに健康に良いとされる食べ物であっても、食べ過ぎは良くない。
バランス良く、が良いですよね
中村さんおすすめは、唐揚げ。冷めた時にこそ、違いが分かる!と。(他社さんの油との違いもね)
生でも食せるので、ドレッシングやマヨネーズ。アヒージョもお試しください、と、最後には、メニュー紹介も
オンラインならでは?と思ったのは、平田副社長(次期社長!今の社長は5代目)も、ご挨拶してくださったこと!
実開催だと、会場にいらっしゃらなければ、お話できないですもんね。
質疑応答にも、中村さんと共にお答えくださり、短いながらも楽しい時間となりました
揚げ油をダメにしてしまうのは、揚げたモノ(鶏や魚の脂)や揚げカス。揚げ物をしてる時に、カニ泡・・・割れないシャボン玉みたいな泡があれば、ダメになった証拠。
でも、できれば傷む前に、揚げカスをしっかり濾したり、引き油などに使ったり、継ぎ足したりすれば、何度も使えます!と。
パルシステムの濾し器をモニタリングで平田副社長も使ったことがあり、良いものだとおっしゃってたので、そちらも是非
クックも、パルシステムの濾し器で濾して、圧搾一番しぼり菜種油をずっと使ってたので、ほっと一安心
話は尽きないけれど、そろそろ閉幕ということで、スクリーンショットによる記念撮影
スクリーンの中にも、菜種油がちらほらこんせんくんも
その後、湘南センター鳥海センター長による、商品のお知らせ。
食べたことありますか?
圧搾一番しぼり菜種油とともに、よろしくお願いしますね。
湘南エリアでは、6月定例会の試食で食べてみようと思ってます。
圧搾一番しぼり菜種油の魅力、分かっていただけたでしょうか?
エリアニュースでもご報告しますので、お楽しみに
湘南エリアは、オンラインでの楽しい企画を計画中ですので、こうご期待
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