2013年11月 6日 (水)

『フード・インク』上映会開催しました!

11月1日(金)横浜北センターにて、『フード・インク』の上映会を開催しました。

当日は15名の方にご参加いただき、上映中もみなさま、メモを取りながらの鑑賞、

関心の高さを伺うことができました。

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『フード・インク』は(原題: Food, Inc.)は、2008年アメリカで公開され、

アメリカの食品産業に潜む問題点に切り込んだフード・ドキュメンタリー。

 

添加物、広大な農場に散布される農薬、遺伝子組み換え問題、土壌汚染、

ヒトの肥満問題、大手食品メーカーの支配やあり方など、大量生産低コストの裏側にあるリスクを伝えています。

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アメリカだけではなく、日本を含め、世界の食事情が、ヒトのライフスタイルとともに

大きく様変わり、根本的に間違った考え方に支配されている気がしてなりません。

 

ヒトの消費の都合により、クスリで倍の速さで成長させられる『鶏』。

自らの体重を支えることができず、足の骨が折れる音、、、、あの音がひどく悲しく、

虚しく、私の心に強く響きました。

 

 

『世界は変えられる ひとくちずつ』とエンドロールの言葉通り、

私たちができること、少しずつ、一歩ずつ、みんなで共有できたらと思っています。

 

参加者の方より多くの反響をいただきました。ご参加いただきありがとうございました。

また映画上映会できたらいいなと思っております。

次回みなさまもぜひご参加ください!!

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2013年10月28日 (月)

はまきた夢通信 11月号

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2013年10月22日 (火)

いわて花巻東和町へ 秋の交流会報告

  9月28日~29日、いわて花巻東和町へ秋の交流会(稲刈り)に参加させていただきました。我が家にとっては春の田植えにつづき、2回目です。春の田植えもお天気に恵まれましたが、この日もきれいな秋晴れ。田植えや草取りと違って、稲刈りだけは晴れていないと出来ないそうです。子供たちの植えた苗は大きくなったかな~ heart01                       

東京駅から新幹線で3時間の疲れもどこへやら、わくわくしながら、はりきって田んぼに向かうと、なんと!稲が真横に倒れているのですsweat02sweat02

稲より背が高く育っているヒエなどの雑草と共に、数週間前の激しい台風と大雨の影響を受けてしまったそうです。何とも悲しい様子でバッタリと・・・これって大丈夫!?

生産者の方にうかがうと、「今までで最悪の時に来ましたね。でも稲刈りとしては貴重な経験ですよ。味は大丈夫。」・・・ホッ confident。 

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 「倒れた稲を根元から起こしながら刈ります」って、えっ~大変そうsweat01

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カマを使うのは初めて・・・でも頑張りました。        刈りとった稲を束ねるのも、意外にムズカシイ。

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手刈りの後は、楽しくコンバイン。                   カエルやバッタに大はしゃぎ。

  初めての稲刈りを通じて、天候に左右される農業のきびしさ、稲よりも背が伸びてしまう雑草の力強さとその多さを知り、大切な体験となりました。皆さんと一緒に参加できたことに本当に感謝したひと時でした。

 夕食の交流会では小山田美女会の方々の手作りのおいしい郷土料理やバーベキューを沢山いただきながら、おしゃべりできて、収穫の夜を楽しみましたbeer。ウチの息子(小4)は初めての「餅まき」に大興奮、骨付きソーセージやつきたてのお餅に大満足でしたnight

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二日目は朝から、リンゴ狩りへ。皮ごと食べたリンゴは香りが良く、甘くて・・・・。朝の静かなリンゴ園では空気もリンゴもおいしくて、幸せな時間でした。


 次に、今回収穫したお米が私たちの元へ届くまで、どこへ行って、どうなるのか・・・カントリーエレベーターという施設を見学しました。ここは検査から乾燥、貯蔵、籾摺り、出荷という過程を行う、とても大きな建物でした。収穫最盛期の週末だったせいか、渋滞ができるほど農家さんのトラックが到着し、次から次へと新しいお米が運ばれてくるところも見ることができました。

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 今回も盛りだくさんの、あっという間の2日間となりました。我が家では、大好きな東和町のことを第2の故郷みたいに感じ始めています。四季をもっと感じにまた遊びに行きますよhappy01また、皆さんに会いたいです!ありがとうございました。

パルシステムのスタッフの皆さんも本当にお世話になりました。とても素敵な交流会でした。(岩手大好きANheart01

2013年10月14日 (月)

ラオスに絵本を届けよう!

地区くらぶ つむぎ ですnotes

10月7日に新横浜本部にて 『ラオスに絵本を届けよう!』 を開催。

7人の参加者が集まりました。

 

まずはラオスへ視察に行かれた杉本理事からパワーポイントを使っての報告を聞き、ラオスの教育の現状について教えていただきました。 

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教育より生きることに重点が置かれた生活。

数キロ離れた学校に時間をかけて通うより、家の仕事を…。

教育を受け続けるより、早めに結婚を…。

 

近くに学校がなかったり、学校で学ぶために必要なラオ語を習う場所がなかったり、たとえ教育を受けても、それを活かす場所が地元にはなかったりと、まだまだ教育環境が整わない村々。

そんな環境にいる子供たちに少しでも言葉を覚えたり知識を深めるお手伝いができたらと、日本の絵本に翻訳シートを貼る作業に移りました。

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配られたのは、日本語の絵本、コピーされた翻訳文、そして翻訳文の原本。

コピーされた翻訳文を切り取り、絵本の日本語の上に貼り付けていきます。

ラオ語は小さい丸が付いた記号のよう。上下を間違わないように原本を見ながら貼り付けました。

最後に「この本は私が翻訳文を貼りました」の下に署名をして終了。

1時間ほどで、一人約1冊完成させましたshine

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その後は、お待ちかねの(?!)ラオス風ランチheart02

メニューは…

restaurant 米沢郷のスパイシーチキンサンド

restaurant ナンプラーを使った人参のしりしりサラダ

restaurant ナムワーン

restaurant ラオスコーヒー   cafeお好みにより練乳を入れて

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ナムワーンの「ナム」は「甘い」、「ワーン」は「水」という意味。

ココナッツミルク、牛乳、茹であずき、タピオカを混ぜたデザートです。屋台などで売っていてビニール袋に入れて持ち帰るそうです。

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程よい甘さで美味しくいただきましたdelicious

ラオスコーヒーは香りが強く、味わい深いものでした。

現地のコーヒーは甘い、ということで練乳を入れて飲んでみました。

「美味しいhappy02

まったりとしたコクがありました。

ランチを食べながら、杉本理事に質問タイムflair

ラオスや東南アジア、ボランティアや海外協力、絵本を海外に届けることなどに興味を持った参加者の皆さんは、いろいろな角度から様々な質問をしてさらにラオスについて知識を深めました。

 

最後に感想を発表しながら、和気あいあいと歓談タイムnote

少人数だったおかげで、参加者全員でお話ができてとても楽しい時間となりました。

 

confident 参加者の声 confident

diamond 自分の知らなかった世界が知れてよかった

diamond 以前から興味があったが、今回やっと参加出来た

diamond 海外協力の糸口となった

diamond 日本から比較的近い国なのに、格差社会でびっくりした

diamond 細かい作業で大変だったけれど、楽しくできた

diamond ラオスの子供たちにこの絵本が届けられると思うと嬉しい

diamond この絵本を、ラオスの子供たちがキラキラした笑顔で見てくれるのかと思うと嬉しい

diamond ラオス風ランチが美味しく、大満足

diamond ラオスコーヒーがとても美味しかった

 

ラオ語の翻訳文を貼った「ぐりとぐら」「はじめてのおつかい」「かばくん」など、日本でもおなじみの絵本たちはラオスの子供たちに届けられます。

自分が翻訳文を貼って署名した本が、はるばる海を越えてラオスの子供たちに届けられると思うとワクワクしますねhappy01

また機会があれば、絵本のシート貼りをしたいな、と思ったメンバーでした。

2013年10月11日 (金)

今日のおやつは何にする?

 

sun9月24日横浜北センターにて


 『今日のおやつは何にする?』 と題して、パルシステム連合会 ドライ食品課菓子担当の

池田さんを講師に学習会を開きましたshine

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今回は、主にパルシステムPB商品と称する独自商品について

製法や材料のこだわり、市販品との違いについてお話しをしていただきました。


 

お菓子って子どもが食べる事が多いので、真っ先に気になるのは添加物の事sign03

パルシステムの添加物の考え方は


*国で許可されていない添加物はもちろん、必要がない、他の原材料や物質で代用できる添加物は使用しない。

*国で認められている添加物だとしても、粗悪な原材料に香料をたくさん添加するなど、原材料をごまかすような使い方はなるべく避ける。

*パルシステムで使用を認める添加物の総量を極力少なくする。

そのような考えのもとPB商品はつくられているのだそうです。
 なかなか自分でそのような商品を探し当てるのは難しいですよね~ありがたい事ですhappy01


パルシステムPB商品でおすすめのひとつに、『国産小麦のカステラ』 があります。
 
これはその名前の通り、国産小麦が使われている事はもちろん!

その他の原材料【卵・てんさい糖・水飴・濃縮乳】全てが国産のものなんですって☆

そして!この個包装1切れ35gは約100kcalなんだそうですsmile
ダイエット中の身には、計算しやすいですね(^◇^;)

 



PB商品ではありませんが、 ロングセラー商品の 『牧場のドーナツ』 は、

パルシステム仕様商品とスーパーなどで市販されている商品が見た目は全く一緒なんですよ。

だけど、裏を見て下さい!

原材料名のところに、市販品には甘味料(ソルビット)や香料、着色料(カロチン)などが入っています。
これはパルシステムの考え方では 『代用できる物』と、『不必要な物』 になり、入っていません。

だから、パルシステム仕様商品の原材料名の欄はとてもシンプル!
わかりやすい材料=手作りの味がします。素朴な味。やさしい美味しさ。そんな感じでしたscissors


!(^^)!実際に食べ比べしてみましたflair

市販品の物は口に入れた瞬間、ドーナツの甘い香りがプーンとしますthink
瞬間にです!
そして、しっとり甘い…。

これが、甘味料(ソルビット)の効果かぁ!(◎_◎;)
あ~これは違うな。違う。違う。

添加物の作用、わかりましたよ。

興味のある方、お試しあれ^_-☆

原材料の数が少ないからなのか?
はて?
パッケージ等、見た目は全く同じですが、お値段はパルシステム仕様商品のほうが少しお安いようです。
この値段設定も不思議な気がするのは私だけsign02

 

 

さてさて、


本日は学習会といえども、おやつのお話し

やっぱり、試食が気になりますhappy02

☆本日の品揃え☆

【パルシステムPB商品】

・国産小麦のカステラ
・国産米のソフトせんべい
・国産果汁のスティックゼリー
・キャロっとさんミニ
・生乳50%のカフェオレ
・ポテトチップス 
 (うま塩コンソメのりしおブラックペッパー、ガーリック、マイルドチリ  7種類)          

・牧場のドーナツ
 (パルシステム仕様商品と市販品)

ほとんど毎回カタログでお菓子を買っているにもかかわらず、

 よ~く 考えてみたら私の口にはなかなか入っていなかった実情…。

今日は思う存分、お菓子を食べましたよ~。
なかでも、参加者さんたちが最も驚き、喜んでいただけたのがポテトチップスの食べ比べ、

ポテチバー

o(≧▽≦)o

 Photo

いやぁ、なかなかポテトチップスを7種類も同時に食べるって事ないですよね。

珍しい味のものもあり、自分の好みを再確認できたんじゃないかなと思いますimpact

 

そして、組合員にはおなじみの大人も子どもも大好きな

☆『キャロっとさん』☆

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200mlと100mlのパッケージの絵が違っているって知ってましたか?
どう違うのか、一度よ~く見てみて下さいね。

 

 



 

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キャロっとさんには、日本のお友達(国産原料) りんごさんみかんくん 外国のお友達(外国産原料) バナナン と レモーン がいるんですって!

みんなが仲良くなって、あの優しくて美味しい味になっているんですね。

 

 

 

最後には活発に、こんな商品が欲しいsign04こんな量で売って欲しいdashなどなど意見がいっぱい出ていました。

shine担当の池田さん、できそうなところからひとつよろしくお願いします(^◇^;)shine


国産を優先し、厳選された素材を使って豊かな味覚を育むという考え方で作られて行く、パルシステムPB商品。

しかし、まだまだ数が少ないのが残念なところsweat01
おなじみの品とともに、今後もますます頑張って新しい商品の数が増えていく事を期待しています(@^^)/~~~

 

2013年9月23日 (月)

はまきた夢通信 10月号

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2013年9月11日 (水)

楽食ちゃ~ぶ定例会レポ

ようやく夏休みが終わりました。お母さんたちはホッと一息つける時間が戻ってきますね!

暑さも落ち着いてきて、夜になると、秋の虫の声が大合唱しているのも聞こえます。

あー!秋っていいですねheart01

秋は、暑さで停止していた脳が一気に活性化されるみたいで、

食欲も出てくるし、本も読みたくなるし、動きたくなって運動もしたくなります。

ちゃ~ぶも秋の企画に向けて動き始めています!

 

ちゃ~ぶの秋のテーマは「産直鶏」。

パルシステムの鶏肉は、生産者のみなさんの熱いドラマが背景にある

それはそれは味わい深い鶏肉なんですよ!

ただ今企画準備中です!企画名は・・・

 

 キチンとチキン!楽食ちゃ~ぶ的 味わいとりどり産直鶏 

 

ですよ~!!企画タイトルを考えるのも楽しかったりして。

このタイトル通り、味わいとりどりに、パルシステムの鶏肉をおいしくいただくレシピを

目下考案中です。お楽しみに!!

 

企画日は 、11月26日(火) 10:30~12:30 於 横浜北センター

と予定しております。

 

 

 

まだ、メニュー確定ではないのですが、9月の定例会は、産直の鶏肉をテーマに

さまざまに持ち寄りましたよ!ずらーり並ぶとこんな感じですhappy01note

 

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それぞれの家庭で作った持ち寄り試作品と、

パルシステムの鶏肉加工商品も試食しました。

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レンジで温めるだけのものだったり、解凍して火を通したら

頂けるものもあったり、使い分けると時短もでき、安心安全で

美味しく手早く食べられる!優れものです。

さあ、本日の試作品。もう少しアップご紹介しまーす

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heart 鶏胸肉の棒棒鶏 スパイシーゴマダレ添え

heart までっこ胸どり唐揚げ用を使った「さっぱり煮鶏と煮卵」

heart 米沢郷鶏むね肉の塩麹焼きネギ塩ダレ

heart までっこ鶏唐揚げ用でタンドリーチキン

 ※ 写真上の野菜炒めは、このあとの砂肝炒めの付け合せです

 

 

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heart 産直鶏砂肝黒こしょうスパイシー焼き用

heart ひとくちゴマ南蛮

heart 米沢郷むね肉蒸し鶏 ジェノベーゼソース和え

heart 鶏ひき肉のそぼろ

heart までっこ鶏コロコロボール野菜入り を使ったスープ

heart 鶏ひき肉の青シソ巻ハンバーグ 

heart 米沢郷鶏もも肉と野菜の甘辛ゴマがらめ

 

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 heart 鶏もも肉照り焼き風

heart 米沢郷鶏ささみのオクラ おかひじき 梅和え

heart 産直鶏もも肉焼き鳥用(塩味付け)

 

本日も逸品がずらりと並びました。
さて、このなかから、「味わいとりどり産直鶏」企画で紹介されるのはどれでしょうね!

これからさらに試作を重ねつつ、食いしん坊熱をフルに活かして、

いらしてくださるみなさんと楽しく充実した時間となりますように、、

企画に向けて、ちゃ~ぶメンバーで力を合わせて

楽しくモグモグdeliciousモリモリhappy01もりあがっていきたいと思います。

 

以上、楽食ちゃ~ぶ定例会レポートでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年8月26日 (月)

学んで味わう♪米沢郷鶏肉 学習会 その2

横浜北エリア・年間おすすめ商品である『米沢郷鶏肉』。restaurant

その『米沢郷鶏肉』をよーく知るために6月11日横浜北センターにて《学んで味わう ♪ 米沢郷鶏肉》を開催しました。

Photo_2講師にはパルシステム連合会の方とパルミートの方、

そしてお忙しい中、”米沢郷牧場”の伊藤幸蔵代表取締役がかけつけてくださいました。

伊藤代表は時間の許す限り米沢郷牧場の話から世界の畜産の話まで

幅広くお話しくださいました。shine

その時の貴重な内容をお伝えしたいと思います。

 

~米沢郷牧場のある場所~                                                                                      

山形県の南部、東北新幹線・福島駅の二つ先、山形新幹線bullettrain・高畠駅がある高畠町に”米沢郷牧場”はあります。

高畠町は昼夜の寒暖の差が大きく、山々から湧き出す水も潤沢で農作物を作るには大変恵まれ、

味も香りも良いものが生産されています。そんなこの町は”まほろばの里”とよばれているそうですshine

”まほろば”とは「素晴らしい場所」「住みやすい場所」を意味し、

美しい日本の国土とそこに住む人々の心をたたえた古語です。9_2

”米沢郷牧場”はその美しい土地を守るために

「自然型循環型農業」を目指して日々取り組んでいます。

「自然型循環型農業」を目指すことは、「土」「水」「大気」そして「微生物」の間の

自然の物質循環を全体的に取り戻すことにつながるのです。

その取り組みにより高畠町では養鶏や稲作だけでなく、                            

一年を通じて様々な野菜・果物が栽培されていますapplecherrychickriceballtaurus


~みなさんが日々口にする「鶏」って~

ところでみなさんは「鶏」がどのような一生をおくっているかご存知ですか?

一般にいうブロイラーとよばれる「鶏」は短期間で成長させるのを狙いとして作った品種です。

そして近年は徹底した育種改良により1日当たりの成長率がどんどん上がっているそうです。

自然界の鶏が成鶏に達するのに4~5か月かかるところを40~50日で成鶏に達します

話がそれますが、日本で一番需要がある鶏肉は鶏モモ肉ですが、

それはモモ肉の旨味が日本人の嗜好にあうからだそうですsign03

日本以外の国では低カロリーで栄養価の高いムネ肉が好まれるため

”ムネ”の部位だけが発達するような育種改良もおこなわれているそうです。

そのように育種改良された鶏たちは急激に”ムネ”だけが発達するため心臓が追い付かずぽっくり死んでしまうこともあるそうです。

話は戻りますが、ヒナから成鶏になるまでの間、鶏たちは劣悪な環境(窓のない鶏舎・遺伝子組換の飼料・大量飼育)により

病気に感染しやすくなります。。

その病気の発生を抑え、成長を促進するために、出荷前の7日間を除き、抗生物質等を飼料に混ぜて育てます。

私たちに都合のよいように育てられる鶏たちは不幸ですが、

抗生物質の乱用や有害物質の残留により環境破壊は進み、いずれ私たちの身に降りかかってくるものもあるのです。

すでに降りかかってきているのかもしれません。

noteパルシステムの産地では、

ヒナから成鶏になって出荷されるまで全期間において抗生物質を飼料に混ぜて与えることはしません。

病気を薬で抑えるのではなく、ストレスの少ない環境を作ることや、こまやかな管理によって健康に育てています。note


~米沢郷牧場~

”米沢郷牧場”は設立されて35年になります。

そしてパルシステムの前身との新たな取り組みをスタートさせたのは1980年のことでした。

当時としては画期的な「無薬」の実験飼育にパルシステムと連携して挑戦!

全期間で飼料に抗生物質・合成抗菌剤を使用しない飼育を確立しました。

1980年に1000羽で始めた飼育も今では年間100万羽を飼育する規模となっています。

 

飼料についてですが、当時は遺伝子組換された作物による飼料はなかったため

非遺伝子組換飼料を与えていることをあえて主張する必要はありませんでした。

それから約20年、遺伝子組換の作物が世の中に出回り始めました。

そのために1998年からは非遺伝子組換(Non-GMO)の飼料に限定して与えている旨を明確にするようになりました。

そして非遺伝子組換飼料であるというだけでなく、

2008年からは規格外米・飼料米を配合し、国内飼料率アップへの取り組みを積極的におこなっています。

現在、日本の畜産の飼料自給率は25%ほどです。

しかし米沢郷牧場では自家配合できる飼料工場において全飼育期間で5%の飼料米を配合。

地元の食品工場からでる食品副産物の未利用資源を活用して国内原料100%の飼料作りを目指して取り組んでいます。

 

米沢郷牧場では、畜産を営む以外に米や野菜、果物を生産しています。

飼料米を生産し、脱穀した際にでるもみがらは鶏舎の敷料として利用されています。

鶏舎で使用された敷料は糞尿ごと自前のたい肥センターで半年かけて自然発酵されます。

そしてその堆肥は使用する作物に合わせて配合を調整され農家に届けられているのです。

米沢郷の果物などの作物にも活用しています。

この循環こそが、パルシステムがめざすべき「日本型畜産」なのです。

米沢郷牧場では「自然型循環型農業」を目指すために重要となる「BMW」技術を1992年より導入。

「BMW」技術とは「BacteriaMineralWater=土壌微生物と岩石のミネラル」を利用して汚水を浄化する技術です。

汚水(牛の糞尿液)を浄化して作られた生物活性水は米沢郷牧場をはじめとする高畠町のありとあらゆるところで多岐にわたり利用されています。

肉鶏・肉牛の飲用水、有機廃棄物の分解促進と有機質堆肥の活性溶液、鶏舎の消臭剤としての噴霧、他の耕地への散布による土地改良など。

生物活性水により米沢郷牧場が目指す「自然型循環型農業」は実現しているのです。

ここからはもう少し詳しく”米沢郷牧場”の「鶏」についてつづります。

一般の養鶏場は、大規模な密閉型の鶏舎に鶏を収容していますが、

”米沢郷牧場”では健康な鶏を育てるために開放型鶏舎に収容しています。

健康な鶏を育てるうえで新鮮な空気と温度管理が大切だからです。

高畠町の四季、その時期その時期の朝晩の気温に合わせて鶏舎内の温度管理をおこない、

坪羽数を調整しながら飼育しています。

孵化したばかりのヒナは病気に対する抵抗力が弱く、成鶏より体温が低い上に、

体温の調節機能が充分ではなく羽毛の保温力が乏しいため、

適切に給温し、常に適温に保ってやることが重要なのだそうです。

また鶏舎内を衛生的に保つことが必要なため敷料は飼料米のもみ殻を利用しています。

一般の敷料はダンボールが主流ですが、もみ殻は鶏の糞の水分を吸収するうえ、カビないのです。

敷料として使用されたもみがらは堆肥化され、安全なたい肥として農作に活用されます。

3週令(孵化して3週間)になると産毛から親の毛に生え変わることで羽毛の保温力は高まり、

また外気温に対する順応性も高くなります。

鶏たちの健康状態は体重からしかわからないため頻繁に体重測定をおこないます。

これらのこまやかな管理によって米沢郷牧場の鶏たちは大切に育てられているいるのです。

夏場の坪羽数は37~40羽/坪、他の時期は42~45羽/坪で、一般の1/2になります。

特別な育種改良をしていないため飼育期間も一般のものより長く50日以上となっています。


~学習会を終えて~

”米沢郷牧場”の伊藤代表より米沢郷牧場のことだけでなく経済動物となってしまった日本の畜産の現状、そしてこれからのことについてもお話を伺い、

自分たちの口に入れるものに対してあまりにも知らな過ぎることに驚きを隠せませんでした。

参加者の間からも途中どよめきが起こり、みなさんも同じことを考えられたのではないでしょうか。

これからはもっと貪欲に、ふっと頭に浮かぶ疑問をそのままにせずに、食に関心を持ち続けなければと考えます。

今回の学習会で米沢郷鶏肉が美味しいだけではなく、安全な飼料を与えられ、健康に配慮したこまやかな管理によって飼育された鶏のお肉であるということがわかりました。

これだけ手のかけられた鶏肉を一般のものよりちょっとだけお高いお値段でいただけることは大変貴重なことに思えます。

私たちはこれからも米沢郷鶏肉を食べ続けることで応援していきたいと考えます!

伊藤代表、学習会当日は山形からかけつけてくださり、貴重なお話をわかりやすくお話しいただき本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。


~震災による被害~

米沢郷牧場の取り組みを知るとみなさん気になるのが2011年の震災のことだと思います。

あの震災は春だったため米沢郷牧場のある山形県には日本海側からの風が吹いていました。

その為放射性物質に汚染されることもなく大切な土地を守ることができました。

また鶏にとって大切なエサ。

鶏というのは一日でもエサを与えることができないとうまく育たなくなってしまうのだそうです。

水だけでは生きていることはできても出荷が可能な鶏には育たないのです。

米沢郷牧場には自前の飼料工場があるため鶏たちがエサに困ることはありませんでした。

しかし飼料工場を持たない東北地方の養鶏場の鶏たちはすぐにエサに困ることとなり

あの震災のせいで数千万羽の鶏たちが殺処分されたそうです。

 

はまきた夢通信 9月号

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2013年8月17日 (土)

夏休み親子企画「ダチョウの卵のフシギ」を開催しました!

こんにちは

子育て応援チームおやこぺんぎんです!

 

8月はいつもの未就園児対象の「ゆめひろば」をお休みしまして、少し大きくなったお子さんとママのための「夏休み親子企画」を開催していますbleah

 

今年もさぽねっと講師の「二階堂先生」をおよびして企画を開催しました

テーマは【ダチョウの卵のフシギ

 

たっぷり見て、聞いて、触って、食べてと盛りだくさんの内容でしたlovely

 

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ダチョウの卵って、普段、なかなか目にすることってないですよねえ・・・

鶏卵と並べるとこの迫力と大きさsign03

 

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なんと、子どもだけでなく、大人が乗っても大丈夫なんですgood

とは聞いても、みんなドキドキ恐る恐る乗っていましたsweat01

ママもOK。。。?ほんと、割れな~い

 

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これだけ頑丈ですから、割るのは大仕事

割ってみると、ドドド~っと、白身も黄身も大量ですsign03

 

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立派な殻を利用して、みんなで工作もしました

キラキラ、素敵な作品がたくさん仕上がりましたshine

 

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キーホルダーや、ペンダント、きっと見た方はまさかダチョウの卵の殻とは思いませんよね?

 

工作の間に完成したのは、ホットケーキと、プリン。

卵ひとつでなんと35人が食べれちゃう量が出来上がったんですねえ

 

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先生に教えていただいた簡単プリンレシピ、素朴な味わいで大好評でした

ホットケーキは「「まだ焼けないの~?」とお替わり待ちの子どももsmile

 

これまでダチョウの生態ってあまり知らなかったです

へ~なるほど~とびっくりする内容もたっぷりで、夏休みの自由研究にもぴったりでした

 

また、来年も小学生向けの親子企画が開催できるとうれしいですwink

 

chick次回は通常のゆめひろばを開催しますchick

日時:9月5日(木)10:30~

場所:新横浜本部3階AB会議室

恒例のミニミニ運動会を開催します

あかちゃんもOKの運動会ですnote

たくさんの参加をお待ちしています

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