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2024年6月19日 (水)

JA新みやぎで米作り体験(春)

新メンバーのチップさんが、春の産地交流の報告をしてくれました。

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―1日目―


5月25日(土)東京駅9時集合 地下一階銀の鈴
8時45分には到着 車内で食べる昼食を買い銀の鈴へ
パルシステムの旗を持った職員を見つけ安堵
職員から今後の行動の流れの説明を受け、乗車券を受け取る
22番線に上がり、間もなくやまびこ55号が入線
清掃作業が終わって、乗車開始は発車4分前
席に着くなり、あっという間に動き出し宮城への旅が始まりました
11時ごろ、車内で昼食をとる
11時49分古川駅到着 快晴ではありましたが風が強く吹いていました
お迎えに来られた方の話では、急に風が出てきたということでした
2台のマイクロバスに乗り大崎市田尻の小牛田地区に移動
40分程かかるということで、職員からはこれからの流れや世界農業遺産に認された「大崎耕土」の話を聞きました
「JA新みやぎ」は、宮城県大崎市、涌谷町、美里町にまたがる自然豊かな米産地
地域全体で環境保全農業に取り組んでいて2017年には、管内を含む大崎耕土の「巧みな水管理による水田システム」や「多様な生物と共生する水田農業」などが認められ世界農業遺産に認定されました
以前は、沼地だったと聞いて驚きました
その後、同乗してくださった生産者さんがお話をしてくださいました
「生協との付き合いは長く、なくなってしまっては困る
将来を案じてくれ、一人ではないと感じる
災害の時も、買い支えていただいた
後継者が少なく、安全安心の担保が心配
機械化で作付け面積が広大になった、それをどこまで続けられるのか
解決策は見つかっていないが、交流を通して見出して行かれればと思う」と、切実なお話を伺いました
耳を傾けているうちに着替えをする深谷創作館に到着



着替え、トイレを済ませ全員集合し生産者、JA職員と共に開会式を行いました
今回は、8家族24人の参加
3組ほどのご家族は、何度も応募してやっと当選したとおっしゃっていました


自己紹介をした後、苗の積み込みから作業開始
再び、マイクロバスに乗り田んぼへ向かいました
最初は、代掻き風景を見学

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田んぼの大きさに圧倒されました 自宅の近くの田んぼの8反分一丁歩だそうです
100m×100m
一回の代搔きにお父様は3時間、息子さんは1時間とおっしゃっていました
この時間の差は?
この写真は息子さんが運転されています 向こうから戻るころには、我々はバスに乗り田植えをする田んぼへ移動していました
さあいよいよ田植えだ~
と、その前に生き物観察
網で泥ごとすくって何かいるかな~と頑張ってみましたが、私が見つけたのはイトミミズだけ
お子さんたちは、泥んこになって一生懸命に探していました
先生が、捕まえた生き物について説明してくださいましたが、私が覚えているのはわずか
他の田んぼで見つかったカブトエビ
バケツの中でシンクロナイズドスイミングのように泳ぐのを初めて見ました
東京ダルマガエル 吸盤がないので壁を上ることが出来ないが、足に水かきがあるので泳ぎは得意
逆にアマガエルは足に吸盤があるので壁を登れるが、水が多いと溺れてしまう
あとは、県央エリアのブログをご覧ください

県央エリアブログはこち ➡ yyわーるど


ご一緒だった方が、詳しく報告されています
ここで、おやつ登場
ササニシキのおにぎりと三五八漬けのきゅうり
絶妙の塩梅の塩おにぎりはとても美味で、5つも食べたお父様もいらっしゃいました
お腹もいっぱいになったところで、いよいよ田植え開始
以前は、沼地だったというだけあって粘土質の田んぼは、あちこちに土の塊がありそれがツルツルすべるので転ばないようにするのが大変
一列に並んでというわけにもいかず、植えた苗を踏みそうにもなりかなり難航しました
写真を見ていただけばわかりますが、ごちゃごちゃ

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家族単位で田植え機に乗せてもらい、運転もして田んぼを往復していました
私も、最後に乗せていただき田んぼの淵に田植えして最後の仕上げを見届けました

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どろどろになった手足は、運んでいただいた水で洗い
洋服に泥が付いている人は、バスを汚さないように新聞紙を椅子に敷いて座り、着替えることなくそのまま宿のロマン館へ直行しました
30分ほどでロマン館に到着


バスの中で、部屋名を教えていただいたので玄関でカギをもらい部屋に入りました
ちょうど、17時ごろ
夕食前にと思い、すぐに温泉に向かいました
隣にある、いわゆるスーパー銭湯のような温泉施設でゆっくり温泉を楽しみました
19時からの夕食は、交流会を兼ねていて生産者さんとJA職員、参加者でテーブルを囲み、お食事を頂きながらいろいろとお話を伺いました
おやつを作ってくださった、女性部の方々3人もいらして、きゅうりの三五八漬けや食事に出されていた味噌おにぎりのお味噌の作り方を教えていただきました
(材料…味噌500g 砂糖500g 酒カップ1杯 卵1個 )
その交流会でお話しした生産者さんは、横須賀のセンターまつりやパルゆめつなごう展にも来られたり、横浜の小学校へ行って出前授業をされたことがあるとおっしゃっていました
JA新みやぎでは、ササニシキを再び作り始めたそうです
私たちが植えたのも、ササニシキ
ササニシキは、肥料食いで倒れやすいので育てるのに苦労するとおしゃっていました
米のほかには、いちごや大豆、麦を作っているそうです
やはり、後継者問題は深刻で、自分が辞めたら誰も継ぐ者が居ないとおっしゃっていました
今年も一人リタイアされたので、その分は皆さんで手分けして作っているそうです
20時30分に仮締めとなりましたが、誰も部屋に戻ることなく話は盛り上がっていました
21時には、本締めとなり皆、部屋にもどりました
少し寒かったのですが、宮城の夜空の星を見たかったので外へ出てみました
夜空には、こちらで見るよりくっきりと星が瞬いていて、真上には北斗七星が見えました
1日目があっとという間に終わりました


ー2日目―

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6時起床 今日も良い天気 青空が広がっていました
7時から朝食 今朝のご飯は、ひとめぼれでした
8時20分には集合して、30分に出発
その前に、記念撮影をしました
子どもたちが持っているフラッグは、昨夜の交流会の時に子どもたちが寄せ書きしたものです
この先、参加する子どもたちで一年かけて寄せ書きをしていくそうです

最初に、世界農業遺産「居久根の見学」に向かいました
冷たい季節風や洪水から家屋を守る役割がある屋敷林は、稲の害虫を食べてくれるクモやカエルなどの生き物のすみかにもなっているそうです
育った木は、昔は薪や家の補修に使われていました
今は、家が丈夫になったので「居久根」も少なくなったそうです
伺ったお宅の北西には、杉や竹林がありました
庭には、クルミ、柿、イチョウなども植えられていて山菜もありました
洪水で、外に出られなくなった時に食べ物に困らないように育てていたそうです
竹林には、タヌキのトイレがありました
タヌキは、みな同じ所にウンチをするそうです
お屋敷を先生の案内で一周し、納屋の前に来ると、筍の煮物と、クルミご飯、筍ご飯のおにぎりが用意されていて、みな大喜び
おいしくいただきました
クルミをハンマーで割るのに夢中になる子や、お屋敷の方が摘んできてくださったシロツメクサを編む女の子もいました
筍をたくさんゆでてくださっていて、お土産にいただいて帰りました
そんなこんなしているうちに、時間がすぎ「居久根」を後にしました
次は、昼食・しそ巻き作り体験をする「菜園レストランの野の風」に向かいました
しその葉に、用意された味噌を包み、油で揚げるしそ巻き

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       ⇩

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味噌は、水あめが入っているのかかなり固く、難儀しました
このしそ巻きは、お土産としても売っている、ここの郷土料理だそうです
揚げたてを一つ頂いてみました
パリパリのしそとお味噌が絶妙でした
残りは、お土産に
昼食が出てくるのに少々時間がかかり
また、ボリュームもあったので出発時間までに食べ終わるのか心配になるほどでした
この他に、サラダと小さな新じゃがが載ったご飯と具沢山なすいとんもありました

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昨日、田植えをさせていただいた田んぼの生産者の代表の方が、駆け付けてくださいました
4時半に起床し、代掻きをして、残り一枚の田んぼの田植えをしてきたということでした
周りではすでに田植えは終わっていたそうですが、我々の為に遅らせてくださったそうです
12時50分に皆さんに見送られながら、古川駅へと向かいやまびこ58号で東京へと帰ってきました
日頃食べているお米の生産地を見ることが出来、農薬を大幅に削減し、草取りも手作業で行われていると伺い、改めて安心、安全なお米だと実感しました
自分たちの農業に誇りを持っていらっしゃるのがわかりました
この2日間で、日ごろの一週間分ぐらいのお米を食べました
ご飯をおかずにご飯が食べられるほど、おいしいお米でした
参加させていただきありがとうございました 

チップさんありがとうございます。

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以前、私が行ったときの思い出もよみがえりました。クック



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