かもめ 7月号
PDF版はこちらkamome_201706.pdf
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黒吉君のお米だより
6月22日(木) 晴れ 25℃
花巻夏の交流も無事盛況に終わったみたいですね。
楽しそうなブログの報告を見てちょっとうらやましく、懐かしく感じます。
うちの苗は植え付けたころに比べると、立派に逞しく成長し、丈は30センチ位になりました。
茎の太さもしっかりして、昨日の大雨大風にも負けずまっすぐに伸びております。
交流田も同じくらいになっているのかなぁ~?
と思っていたのですが、夏の交流に参加した坂下特派員の情報によると、花巻は気候が安定せず、成長はいまひとつだったらしいのですが、これから成長するので心配はないとのことでした。
おれも、こっちでがんばるので、
花巻の苗もがんばれー‼
横浜のほうが暖かいからちょっと早いのかな。
この頃は暑いくらいだったからね。
1ヶ月前に比べるとこんなに立派に
なりましたよ。
でも、ボウフラがわくので定期的に水を入れ換えなければ大変なことになりますよ!
ではまた!
6月14日(木)晴れ
横浜南エリアに小田原の梅1キロが届きました。
しかし、梅干しにするにはまだまだ青すぎなので、うちに持ち帰り、このまま追熟することにしました。
6月19日(月)晴れ
まだ青い梅もあり、もう少しおいておきたいところですが、熟し過ぎてしまったものもあり、これ以上待てません!
青いのと、傷が付いたものと、熟しすぎて実が変色してしまったものを分けると、なんとか漬けられる分は700グラムになってしまいました。
やさしく洗って成りくちをつまようじでとって、乾かし、35度の焼酎少々で消毒してジップロックに入れます。塩100グラムも入れ、全体にまぶしたら空気を抜いて封をして暗いところに置きました。
うちにあるセンパイの梅もいっしょに梅酢が上がり土用干しができる日を待ちます。
いわて花巻二日目
朝のヤギの餌やりから始まり
仲間が集まり…
佐々長醸造へ工場見学へ
味噌に音楽を聴かせると酵母が元気になり美味しくなるそうで、味噌樽のあるお部屋ではベートーベンの「田園」が流れていました♪
100年以上も前から使っている樽は少しずつ老朽していますが、今でも大切に使われています。樽を触らせて頂いたらひんやり少し湿っていました。
味噌の蔵、醤油の蔵があるのは、それぞれが違う菌から作られているから。
醤油の樽は、発酵中のものを見せて頂きました。プクプク…生きものだと言う事がよく分かりました。
佐々長醸造のロゴマークは萬鉄五郎がデザインしたマーク。
生前売れない画家でしたが、油絵絵師として今では国立博物館に置かれるほどの絵師となっています。
佐々長醸造に寝泊まりしていた時期もあったそうです。
佐々長醸造のお隣は萬鉄五郎の博物館となっています。
醤油と味噌だけでなく、つゆも自慢の佐々長醸造。
つゆは、日経新聞の「世界に通用する究極のお土産10選」に調味料部門として初めて選ばれました。
掲載に大反響!その日は、日曜日で電話対応に追われたけれどその半分以上は対応できなかったというほろ苦いエピソードもありますが、今では都内の高級デパートやスーパーで売られるほど有名なつゆとなっています。もちろん!お土産に購入しちゃいました!
お味噌は日本が誇る調味料。
塩分控えめでお味噌から遠ざかる昨今。
お味噌汁を老若男女問わず是非毎日摂取してほしいと若旦那の願いでした。
お味噌の歴史は平安時代と言われていて、和食が世界遺産となりもっともっともっと日本人の私たちが積極的に取り入れたいなと思ったお話しでした。
次は、成島紙すき体験
子供も大人も夢中になって紙すき体験をしました。
日本では300人の紙すき職人がいてそのうちの95%は65歳以上。世界遺産となった事で後継者問題に少し光がさせばいいなと思いました。
成島和紙は日本最北端の和紙製造。
素敵な和紙はデパートなどで買えるそうです。
職人の青木一則さんは昨日の交流会ではお肉担当でもてなしてくれました。
二日間ありがとうございました。
毘沙門天まで徒歩で移動。
階段はキツかったけれど、上から見た田園の風景はとても綺麗でした。
お昼ご飯には、名物ひっつみを頂きました。美味しくて娘はおかわり。
ひっつみは、醤油ベースの温かいおつゆに浮かせたうどんの平べったいような郷土料理。あっさりしていてとても美味しかっです。
いわて花巻の産地交流ももうすぐお別れ。
花巻のみなさんは、とても温かく私たちを迎え入れてくれ感謝でいっぱいです!
ありがとうございました。
横浜南センター祭りでは、秋の収穫のお忙しい中来て頂きます。また、元気な顔でみなさんに会えるのを楽しみにしています。
たくさんの貴重な体験をさせて頂く事ができて、親子共大満足の旅となりました。たくさんのおもてなし、お心遣いありがとうございました。
新幹線はもう間も無く東京駅です。
また会える日まで…
2017年6月17日〜18日
いわて花巻夏の交流
南エリアは二年目の交流となりますが、
私自身の参加は初めてで楽しみにこの日を待ちわびていました。
三年生の次女を連れての参加。彼女にとって初めてづくしのこの旅ができた事に感謝と共に一緒に体験できる事がとっても嬉しく、彼女目線で綴っていきたいと思います。
新幹線も初めて♡
新花巻駅を降り、宿に着いたらすぐにバスに乗り田んぼに集合!
最初は田んぼに入ることを躊躇していたけれど、「冷たい!気持ちいい」「蜘蛛がいた!」「おたまじゃくしだー」と言いながら、草取りを開始。
草取りよりカエルやおたまじゃくしを捕まえるのが楽しくなったようで…
草取りをする事で、稲に養分が集中する事や田んぼを歩く事で酸素が入り、稲が元気にシャキッとするとのこと。
三本の稲から十数本に増え、8Rの面積の田んぼで480キロのお米が収穫できると。これは大人6人が一年に消費する量。
農薬を使ったならば、これよりも数倍は取れるけれども、農薬を極力使わずに生物と共に稲を育てる。農家さんにとっても私たちにとってもとても大切な事です。
手で草を取る。大変な作業だけれど、とても重要な作業だという事を知りました。
そして、草取りした後は糠をまきました。また草が生えてくるのを抑えるためとお日様がいっぱい稲に当たるようにって言ってたかな。
田んぼ仕事の後は、ナスの植え付けに絹さやの収穫と玉ねぎの収穫をさせて頂きました!
ねぎの花がとても可愛い
小山田美女会の方がこんなご馳走作ってくれました。母はお酒も進む〜
本物の竹で流し素麺〜
子供達大はしゃぎ!!
おにぎらずに挑戦!!
楽しい美味しい宴でした。
娘は、アスパラ巻きが美味しかったそうです。
花巻ではアスパラの畑を増やしているとJAの方がおっしゃっていました。
田んぼが減少しているのも現状で、田んぼが畑になっていったり、資材置き場になっている農家の現状も垣間見れた時間でした。
たくさん食べてたくさん貢献しますね!
美味しいお酒にほろ酔いになり…
一日目は終了となります。
今日は田植えの続きです。
小学校の運動会でばたばたしていて一週間がすぎてしましまいました。
ホームセンターで14リットル200円のお安い黒土を2袋購入。
この前のように田んぼを作ったのですが、いつまでたっても土が沈殿せず、黒土というよりゆるい泥です。苗が沈んでしまい立てません。植え付けできないので、このまま土が落ち着くまで一晩まつことにしました。
だいぶ土は沈殿しましたが、まだゆるい泥状態です。困った。
今回は1回目と同じ、ガーデニングショップで17リットル390円のお高めの土を購入。
同じ黒土でも触ると粒子の大きさが全然ちがいます。
どっちが適しているのかはわからないので、泥黒土と、高い黒土を深くて大きめの野菜用プランター2つにそれぞれ入れて田んぼを作り、田植えをしました。
※泥黒土は深めのプランターで2袋全部入れて重さで圧縮するように土を締めて植えられる状態にしてみました。粒子が大きい高めの黒土は水を入れてしばらくすると沈殿して植えられる状態になりました。
左端上が今回植えたお高い黒土プランター、左端下がお安い泥黒土プランター。
まだまだ苗はあるので庭にある水が貯められる容器に手当たり次第、田植えしていくことにします。
庭に転がっていたバケツ、ペットボトル、プラスチックコップ、苗が入っていたお持ち帰り用の袋。
それぞれ、庭の土と黒土混ぜたもので植え付けしました。どうなるかな~?
それでも余ったので、一部は小学校へ持っていき、同じ委員会の母たちに託し、5年生の先生(米の授業は5年生)に託し、まだ残ったので、後日、エリアのメンバーに託そうと思います
。
いろんなところで岩手のひとめぼれがバケツ苗として立派に育つことを祈ろう
S.S
2日目も晴れて気持ちのよい朝です。地元の天気予報では今日も暑くなるらしいですよ。
早起きしてホテルの周りを散歩し、優雅に朝温泉に入ってから朝食をいただきます。
「おはようございます~」と言っているようなホテルのやぎさん達。
ホテルのごはんがとてもおいしいので、今回もがっつり全種類制覇する勢いでいただきます。
朝食を終えてヤギ達と交流をしています。近くで見るとけっこう大きくて角も立派です。
※そっちに生えている牧草をちょうだいよ~という目をしているヤギ氏
ヤギはクローバーやオオバコよりも、牧草系が好きらしい。ということが今回の調査でわかりました。
さて、ホテルを出発し、2日目の目的地「小山田育苗センター」を見学します。
昨日の交流田で植えた苗もここで栽培されました。
センター長のお話を聞く組合員のみなさん。この機械で苗床を作ります。
大きなハウス一面に苗が育っています。今日のうちには大体が出荷されて
田んぼに植えられるようです。おいしいお米になりますように!!
遠く横浜の地でもりっぱに育つようがんばりますよ!
次は2つ目の目的地『とうわメダカの里』で生き物観察と昼食をいただきます。
NPO法人イーハトーブ里山水棲生物保存会の方のお話をうかがいます。
メダカが棲む池にザリガニがめっちゃ増えてるらしい。
今日はザリガニを釣って外来種駆除のお手伝いをします。
山百合の植え付けもさせていただきました。花が咲くのは来年です。
池に仕掛けたカゴにはザリガニはもちろん、フナや、タナゴ、などの生き物が捕まりました。
メダカは残念ながら見ることができませんでした。
池のまわりには「サイカチの木」がたくさん生えています。平成16年の交流の際に植樹したとのことです。りっぱに大きく育っています。夏には樹液を求めてカブトムシがたくさん集まってくるみたいですよ。
ザリガニ釣りのコツは、餌のスルメイカにザリガニがしっかり喰いつくまでじっと待つことです。
忍耐力が必要ですが、コツを掴むとけっこう釣ることができました。
お昼は小山田美女会のお母さんが作ってくれた「オニギリ弁当」と「ひっつみ汁」です。
串に刺したキュウリもパリパリで美味しいです。
静かな里山で自然を満喫してゆったりした時間をすごすことが出来ました。
いよいよ最後の訪問地、産直「あおぞら」へやってきましたよ。
小山田美女会では廃油で石鹸も作っていました。原材料に「EM発酵液」「EMセラミックパウダー」が入っているんですって!冬に交流があった三浦の「EM研究会」では野菜の堆肥作りに活用していたのを思い出します。なんだかすごく汚れが落ちる気がしますよ
。お土産にたくさん買いました。
ひとりじゃ寂しいかな?と少しは思ったのですが、田んぼでいい汗をかいて、美味しいものをたくさん食べて、美味しい地元のお酒もたくさん呑んで、生産者さんや組合員の皆さんともお話もし出来たし、ゆっくり温泉も入ったし、久しぶりにワクワクの一人旅を満喫できました。
家族と一緒のほうがもちろん楽しいけれど、それがひと段落したら1人で参加してみるのもいいですね。
夏の交流の申し込みは終わってしまいましたが、秋の交流の申し込みは今からです
賢治さんがその生涯、ひたむきな情熱を傾けた<イーハトーブ>花巻。
黄金色の稲穂が首を垂れる田んぼを渡る黄金の風に吹かれてながら、
豊かな自然に囲まれた秋の交流はとってもステキですよ
キミオさん、JAの菊池さん、最後のお見送りまでありがとうございました。
JA花巻の皆様には秋に「横浜南センター感謝祭」でもお世話になる予定です。ありがとうございます。
美味しい食事を提供してくださった美女会のお母さん方、また冬のお料理教室でお世話になります。
遠く花巻の地に思いを馳せながら、いただいた「岩手ひとめぼれ」を横浜で育てます。
では、また会う日まで
S.S
今年も横浜南エリアではJAいわて花巻の生産者の皆様と交流を重ねていきます。
5月20日(土)~21日(日)の2日間、春の交流に参加してきました。
今回は子どもたちそれぞれ都合があり、わくわくドキドキの1人での参加になりました。
うれしいような、さみしいような。
交流も2年目となり、花巻にやってくるとなんだか「帰ってきた~よ~!」と言いたくなります。
そして、心の中で「ただいま!」とつぶやくのです。
さて、東北花巻の空気、さぞかしひんやりと涼しく気持ちがいいのだろうと思って駅から出てみると、
思いのほかあたたか~い風で、日差しは照りつけるようです。
横浜とあまり気温がかわりません。でも田園を通ってくる風はぬるくてもやはり気持ちが好いです。
昨日あたりから花巻もすごく暖かいそうで、あまり暖かいと苗には厳しいそうなのですが、作業をするわたしにはやさしい気候です。
ホテルに荷物を降ろして支度をしたら、さっそく交流田で田植えの予定でしたが、
明日お土産を買う予定の産直『あおぞら』で花巻農業高校の皆さんが郷土芸能の『しし踊り』を披露しており、ちょうど見られる時間だとのことで、急遽立ち寄り拝見することが出来ました。
しし踊りの衣装は鮮やかで美しいのですが、重さが15キロ以上もあります。それを着て唄いながら太鼓を叩いて勇壮に舞います。思いがけずとてもよいものが見られました。
花巻農業高校といえば、かつて、宮沢賢治さんが教鞭をとっており、賢治さんの家も高校の敷地内に保存されています。若き日の私もかつて訪れたことがある思い出のある高校です。『しし踊り部』の皆さんは全国大会是非がんばっていただきたいです。
交流田に着きました。田植えの仕方を教わり早速田んぼに入ります。
1家族に1人、生産者さんがついてくださり教えていただきながら苗を植えていくので初心者でも安心です。
まず、田んぼにこの道具で稲を植える場所をマークしていきます。畑だと畝を作る感じです。
稲を植える場所の土をうっすらぽこぽこと盛り上げながらまっすぐにラインとりしていくれるので、
それに沿って植えていけば初めてでもほぼまっすぐに田植え出来るというわけです。
私には横浜のイベントの交流でもとてもお世話になっているキミオさんがついてくれました。
キミオさんの背中が力強くてかっこよいですヨ。
初めての田んぼは気候のせいもあり暖かく、なんともいえない「うひょ!」とした感覚でした。
1人3列担当し、真ん中の畝をまたいで三行ずつ植えながら進んでいきます。苗の束から3~4本ほぐして取り、人差し指と中指ではさんで田んぼにしっかり差し込むように植えていきます。
3列なんてあっという間だな~!と思っていたらとんでもなく、植えても植えても向こう岸には届きません。苗はひと植えひと植え倒れないようにしっかり植え込まなければなりません。
田植え機が無い時代はこのように手作業で植えていたのだと思うと、広い田んぼを見渡して気が遠くなるようです。米作りの大変さが少しだけ身にしみました。
やっとのことで植え終わる先に、番号の書かれたピンポン玉が入ったカプセルが田んぼに落ちていました。番号によって色々なJAオリジナルプレゼントがいただけるとのことで、子どもたちお宝を何個も拾い集めておりましたが、1人1個とのことですよ。私もカプセルひとつ分けてもらいました。
そして、うちにやってきたのが、この子でございます。↓
※植えていく途中で苗がなくなると岸からポーンと苗の束を投げてもらいます。
取り損なうと大変ですよ。泥まみれになってしまうよ。慎重によ!
※美しい棚田の風景。遠目ではちゃんとまっすぐに植えられています
あとは苗の力を信じて田んぼを管理して下さる所有者さんと夏の交流に託します。
田植えのあとはラディッシュの種まきと、サツマイモの苗植えを体験しました。
無事に育ったらラディッシュは夏の交流で、サツマイモは秋の交流で収穫できるかもしれませんよ。
ホテルに帰って温泉に入って一息ついたらお楽しみの夜の交流会です。
小山田美女会のみなさんが地元の食材を使った家庭料理でおもてなししてくれます。
山菜の天ぷら、うるいのおひたし、ふきの煮物、漬物各種、こんにゃくのだんご
今が旬の極太アスパラとシイタケ、美女会一押し早池峰飲むヨーグルト、お赤飯のおにぎりなどなど。
とろけるうまさでした。
子どもたちは美女会の皆さんのご指導で「おにぎらず」作りにチャレンジ。
その後分けてもらったひとめぼれで作ったいわて牛と大葉の具のおにぎらずは絶品でしたよ。
おいしい料理とお酒をいただき、たのしい交流の夜は更けてゆくのでした。
夜遅くまでおもてなしをしてくださった花巻の皆様、ありがとうございました。
2日目に続く
生活協同組合パルシステム神奈川組合員活動
このブログは「横浜南エリア」が運営しています。
エリアとは、生活協同組合パルシステム神奈川の組合員活動の一環。各配送センターを拠点に、組合員どうしの交流や商品について学びあいの活動を行うもので、県内 12 のエリアに分かれています。
横浜南エリアのメンバーはもちろん毎週パルシステムで商品を購入している組合員=パルシステムユーザーです。<商品購入だけ>から一歩ふみ出し、月1回の集まりを中心にエリア活動を行っています。
横浜南エリアは横浜南センターが拠点で、活動地域は、磯子区・金沢区・中区・南区と、港南区等の隣接地域。メンバーを随時募集しています。
エリアブログ「YUME☆かもめ」では、横浜南エリアのメンバーが活動や商品について「パルシステムな日々」をつづります。
また月1回カタログと一緒に配布される横浜南エリア制作のエリアニュース「かもめ」もぜひご覧ください。
【お問い合せ】パルシステム神奈川 エリア活動課 palkana-annai@pal.or.jp
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