JAみどりの春の産地交流 参加しました!
5月26~27日 宮城JAみどりの 田植え!春の産地交流に参加してきました。
前日は関東・東北は雨でしたが、当日は二日ともいいお天気のなかで様々な体験ができました。
昨年は震災の影響で春の交流は見送りとなったので、今回は2年ぶりの開催となりました。
着替えをしてから圃場へ。コアフード米とエコチャレンジ米を作っている大子田さんの田んぼです。
まずは田んぼの生きもの観察。網を持って田んぼへ。
初めは、ずぶずぶ・・と田んぼに入るのに、「え、え~」とためらっていたお子さんもいましたが、 入ってしまえば案外気持ちがいいもの。
田んぼの土や水をすくってみました。
マルタニシがたくさんいました。サザエのようにフタがあるのが特徴。 ↓↓なんだかわかりますか? アメリカザリガニです。
↑上の写真のタニシのまわりに茶色の点々が見えますよね。これは「カイエビ」という生きもの。
これから1センチくらいに生長して産卵、7月くらいには卵になるそうで、田んぼの水のサイクルにあわせて生きているそうです。
顕微鏡で見ると体が貝のようになっています。田んぼにたくさん見られました。また別のコアフードの田んぼには、
カブトエビという、あのカブトガニを1.5cmくらいにしたような生き物もいました。このカブトエビ、とても動きが早くて、
田んぼの中を動き回るので、雑草を生えにくくしてくれるそうです。
↓↓ カブトエビ と ヒル(これは血を吸わない種類のヒルだそうです)
NPO法人蕪栗ぬまっこくらぶ副理事長・大崎市非常勤職員の鈴木耕平さん に生きものの説明をしていただきました。
カエルが何匹かいたのですが、トウキョウダルマガエル、アカガエル、アマガエルとすべて違う種類。それぞれの違いを聞きます。
「オスには繁殖のためにメスをつかまえるタコが足についているんです」と言ってカエルの足のタコを見せてくださいました。
「カエルを触ったらよく手を洗ってくださいね」人間の粘膜に刺激を与える成分が含まれるため、カエルを触った手で
目をこすってしまうと赤く腫れてしまうそうです。
*カエルを強すぎず弱すぎず上手におさえて説明される手さばき(?)に感心しました・・
鈴木さんの生きもののお話は聞けば聞くほど、本当におもしろいです。ひとつひとつの小さな生き物が
何を食べて、どこで生きているか、どんなふうに変化するか、どんな種類の違いがあるか・・。実に詳しいのです。
東京生まれの鈴木さんですが、殺伐とした都会の空気を高校時代に感じ、これではいけない・・と思い立って
青森の大学に進学、その後、縁あって宮城の地に生活されたのだそうです。夕食後の交流会で、今の活動にいたる経緯や、
震災後の想像を絶する周囲の状況での行政職員としての活動などを聞き、いろいろと考えさせられました・・。
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次は田植え体験です。稲の束を持ちながら、代掻きで引いた線が交差するところに植えていきます。
草取り、稲刈りと違って、一度稲を植えると手がどろんこになってしまいあまり写真が撮れませんでした;
田植え初体験の子どもたち。一生懸命やっていました。
普段、泥がついたら嫌がりそうなのに、ここではそれが当たり前。楽しそうでした。
田植え後のおやつは米粉とイチゴのブラマンジェ。生産者の女性部の方の手作りです。↑↑
作られたのは小原さん という方。そう、横浜北エリアでお味噌料理・郷土料理の企画をしたときに米粉シフォンケーキを
作ってくださった方です!使われているイチゴとイチゴジャムは同じく企画で好評だった「万能みそ」を紹介してくださった星さん。
生産者コラボのデザート!もちもちで美味しかったです~!
さて、次はそのデザートにも使われたイチゴを栽培されている星さん のイチゴ圃場での「イチゴ狩り」です。
星さんもお米生産者ではあるのですが、同時にイチゴも栽培して直売所で販売されています。
そこで、美里町町長さん からのご挨拶が。産地交流は行政の方も一目おかれているイベントなんですね。
星さんの説明のあと、ハウスでイチゴ狩り。(ミドリ色のつなぎが星さんのユニフォーム。遠くからもよくわかりますね)
完熟状態まで収穫しないでおくので、果肉からあふれる香りがとてもいいです!とても美味しかったです!!
その後、宿舎のロマン館へ移動。今、話題の「塩麹」つくりを教えていただきました。
夕食&交流会。女性部の方の手作りのお料理を囲んで話が弾みました!
自己紹介のときに、先日横浜北エリアで行なった、お米を色々と変身させて試食した企画についても報告をさせていただきました。
お米の注文がたくさん入ると思いますので、今年もお米作りどうぞ頑張ってください!
生産者の方の手の大きさにびっくり!! 田植えをご指導いただいた大子田さんと。
交流会で、コアフード米を作っている方とお話をしました。パルシステム生産者になった後、トップブランドのコアフード米の存在を
知り、どうせやるならトップのお米を作ろうと考えて栽培を始めて3年になるそうです。いろいろと大変な苦労もあると思いますが、
強い志をやわらかい口調で語っていただき思わず応援したくなりました!
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二日目。
生産者の高山さん の畑で大豆の豆まき。
冬には味噌つくりの材料となります。今回は2畝を1家族で担当しました。
腰をかがめたり伸ばしたり・・の繰り返しが足にこたえそう・・;
聞いてみると生産者の方は豆をまく機械で行なっているそうで、ちょっとほっとしました・・。
しかし、出荷の際、大豆の等級でかなり価格がかわってしまうため、大豆の選別作業はとても苦労と費用がかかるそうです。
宿舎ロマン館に戻った後、大豆畑にたてるプレートを作りました★
筍堀り
根元をねらって掘っていくと・・・ 立派なタケノコが出てきました。
宿舎にもどり、昼食準備。
薪割りの体験を子どもも大人もしました。うまく真ん中を当てるのが難しそうでした。
昼食はしそ巻きおにぎり、トン汁、タケノコと豚肉の煮物。イチゴもでてきました。
ピクニックのようにシートを敷いていただきました。
短い時間ではありましたが、お米つくりの様子や収穫体験をすることができました。
生産者の方の真摯な姿勢が伝わってきた交流でした。
(radha)
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