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2013年2月 7日 (木)

『みどりのママのお味噌deクッキング』開催報告

2月4日長津田地区センターにて、宮城県・JAみどりのの女性生産者4名をお迎えし、

おいしい郷土料理と、おしゃべりを楽しみましたwink

実際に交流ツアーに参加するのが難しくても、横浜でみどりののお母さん達と

交流を楽しめるこの企画も去年に続いて2回目scissors  毎回応募も多い人気企画です。

まずはスタッフと、お母さん達の自己紹介の後、さっそく調理デモがスタート。

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みどりのの大豆を使った味噌で【万能味噌】を作ります。

鍋に以下の材料をいれて火にかけ、30分くらい練って、半分くらいの量になって

味噌がはねてきたら完成です。材料は、比率が同じであれば少な目でもできます。

[ 味噌・・・ 1kg   卵・・・ 1個   砂糖・・・ 1kg   酒・・・1合 ]

いろいろな料理に応用できる、まさに「万能」eye焼きおにぎりに塗る、ゆずポンとすりごまで

ドレッシング、などなど。今回は酢味噌和えとピカタの衣に使います。

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次は【がんづき】。

がんづきとは「雁月」と書きます。丸い月と、飛ぶ雁の姿を表しています。

雁は最後に散らす黒ゴマ。素朴なお菓子ですが、由来を知るとなんだか風流ですよね。

材料を混ぜていくと、生地がプクプク(酢と重曹の効果?)して楽しい気分になります。

蒸し器のふたを開けると、ふっくらおいしそうにふくらんだ【がんづき】に歓声があがりました。

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続いてみどりのの米粉を使用した【ブラマンジェ】。

残念ながらパルではみどりのの米粉取扱いがないので、市販品でチャレンジしてみてくださいね。

米粉のおかげで小腹が空いたときにピッタリなちょっとボリュームがあるデザートですnotes

材料を混ぜて、焦げないように混ぜ続けると、だんだんもったりと手ごたえのある感触に。

こういう変化を見ると、料理って実験っぽい!?とお菓子を作るときに愉快な気分になる私です・・・。

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次は北エリアからリクエストした【すっぽこ汁】。

「すっぽこ」とは、卓袱(しっぽく)料理から来ている、野菜のはじっこのしっぽまで使ったから、

など諸説あるそうです。冷蔵庫にある残り野菜をお好みで、鶏肉などをいれてみてもおいしそうです。

最後にゆでたうどん(細め)に、とろりとかけるので、野菜は千切りにするとよくからみます。

塩・しょうゆだけの味付けなのに、野菜の甘みがとけだして、やさしい味でしたhappy01

あと2品、万能味噌を使った 【酢味噌あえ】 【鶏肉の味噌マヨピカタ】 とあわせて、

【ブラマンジェ】と【すっぽこ汁】を参加者の方々に実習していただきました。

ピカタは米粉をまぶしたムネ肉を、万能みそ・パセリ・人参・マヨネーズを混ぜた卵液にくぐらせ、

多めの油で焼きます。ふっくらしてボリュームがあり、淡泊なムネ肉がしっかりおかずに変身。

お弁当のおかずにもおすすめですnote

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参加者の皆さんは、各テーブルごとにお母さん達にコツを伺いながらテキパキと料理を

すすめ、あっという間に豪華なテーブルが完成しましたrestaurantデザートにみどりののいちごも登場。

試食の時間は、おしゃべりも弾み、エリアからはみどりの交流ツアーについての報告をさせて

いただき、皆さんすっかりみどりの通になっていただけたと思います!?

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最後に、参加者の皆さんからイチゴにメッセージを書いていただいたものを集めて

みどりののお母さん達にお贈りしましたpresent

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参加してくださった皆さん、そしてみどりののお母さん達、どうもありがとうございました。

今年も春・夏・秋・冬の交流ツアーにぜひ参加してみてください。

おいしくて、あったかくて、いろいろな体験ができる充実の2日間です!!

あなたもぜひ、私たち北エリアと一緒にheartみどりのファンheartになりましょう!

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2012年10月17日 (水)

Hamakita cafe 開催! 今度はキャロットカフェ!

10月16日北センターにて、Hamakitaきゃろっとcafeを開催!

2回目の開催のHamakita cafe、今回はパルシステムの産直にんじんを取り上げ、

「キャロットカフェ」として開催しました。

にんじんピーラーサラダ、にんじんたっぷりマフィン、にんじんホットケーキ、にんじんジャム、

にんじんづくしのメニュー!をご紹介!!

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このブログでもおなじみ、楽食ちゃ~ぶさんからは、「塩こうじマヨネーズ」の紹介!

レストランで食べるような、上品なおいしさ!お味噌がポイント!

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また、PLA講師より「産直にんじん」について学びました。

パルシステムのにんじんのおいしさのヒミツって?

これだけしか、農薬使ってないの?

化学肥料に頼らず、種まきの前に太陽熱消毒や麦を蒔いて鋤き込んだりと、

土作りを大切にした栽培方法。市販品と全然違う!

また新たな「産直にんじん」の魅力を発見。

「人参」と「コアフード人参」の

食べ比べもしました!それぞれのおいしさ!

食べ比べるとその違いが明らかで、とても新鮮な発見でした!

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最後は、年末年始試食会も兼ね、ローストビーフや、までっこ鶏手羽元フライドチキン、こんせんロールケーキや、

こんせん生クリームデコケーキなど、ひと足お先にクリスマス商品を試食をしながらの交流会。

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パルシステム北センター職員さんも一緒に、和やかな雰囲気で会食タイムです!

今回は、ちいさなお子さん連れのお母さんたちの参加が目立ちました。

またぜひぜひ、エリア企画へ遊びにいらしてくださいね!!

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2012年10月 9日 (火)

JAみどりの 秋の交流へ行ってきました!

10月6日~7日秋晴れの下、JAみどりの(宮城県大崎市)秋の交流に、6歳&2歳の息子を連れ、
家族で参加してきました!
家族4人の長靴が詰まったスーツケースを持って、いざみどりのへ!!

【1日目】
黄金色に輝く広大な田んぼで、稲刈り体験。

鎌を持って、稲を根元から狩り、昔ながらの稲刈りを体験。

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コンバインに乗車体験に子供たちも大喜び!(一台1500万円もするんだって!!)
田んぼにはバッタ、いなご、カエルがぴょん、ぴょん!
自然の恵みを肌で感じました。

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田んぼで靴飛ばし大会、手作りおやつをいただき、夕方からはJAみどりののお母さんたちによる
「ずんだもち作り体験」。
お母さんたちのすりこぎさばきの早いこと!!!
早送りで見ているみたいでした。子どもたちもお手伝いがんばったね!!
夕食はお母さんたちの手作り郷土料理を囲んで、生産者の方と交流会。
どのお料理も愛情たっぷり!おいしかったなぁ~。ビールも箸もどんどん進みます!

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【2日目】
2日目は梨狩りからスタート、いろいろな種類の梨を味くらべ!
切っているそばから、水分ぼたぼた!とてもみずみずしいおいしい梨、
たくさん梨畑でいただきました。

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大崎市の丘陵地・加護坊山へ移動、草すべり体験、段ボールで山の傾斜を滑ります。
子どもたちより、おとなのほうが燃えていました(笑)
ころころ転がって、参加者みんなで大笑い!

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この素晴らしいロケーション!!自然豊かなみどりの、素晴らしい場所です。

お昼は、みどりのお母さんの手作り、芋煮汁とおにぎり。
みどりの名物・シソ巻きおにぎり&みそおにぎり、
とってもおいしかった!

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あっという間の2日間!
生産地を知り、生産者と触れ合うと、自分のカラダに入る食べ物がとても愛おしく、
大切に感じます。

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うちの息子は靴飛ばし大会で優勝!JAみどりのの職員さん手作りのクッキーメダル&ストラップ。愛を感じます。

きめ細やかな気配り、本当に「あたたかい思い」が詰まったツアーだなぁ~と感じました。
「これ持って帰れ~」「食べてな~」とお土産もど~~~さっり!!おばあちゃんちに来たみたい!

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私たちもみどりののみなさまへお手紙でお礼をします。お米を買って買い支えたり、これから私たちのできることで

産地みどりのを応援したい!そんな気持ちになりました。

「またきてな」「またくるね、ばいばい」―こんなやりとりができる産地交流!
次回は冬の交流!雁が朝焼けとともに飛び立つ数万羽の群れは圧巻だそうです。
ちょっと寒いけど、でもでも、皆様もぜひお出かけください!

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2012年9月20日 (木)

メーカーさん直伝!安心おでん試食会

9月13日(木)横浜北センターにて、東京築地の老舗『佃權』の木下さんをお迎えして、ねりもの講座を開催しました。

おでんの季節にはまだちょっと早いこの季節・・・ですが、ねりものはおでんじゃなくてもおいしく手軽に食べられるのです!

パルシステムのねりものは、一般的に使われている添加物「リン酸塩」が入っていない、安全・安心なすり身を原料としています。

もちろん化学調味料も無添加。佃權さんでは、天然の魚介エキスを加えて旨味を出していますfish

このエキスが茶色いため、市販品よりも少々色が茶色い製品になっています。

工場では、不使用の添加物が混入しないように、パルシステム向けの製品を朝一番のラインで製造してくださっているそうです。

こうしたリン酸塩・化学調味料不使用の佃權さんの製品は、なんとパルシステムでしか買えません!!

組合員でよかった~scissorsと改めて実感しますよね。

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では企画のご報告です。

まず始めに、はんぺん製造を紹介するDVDを見せていただきました。原料はヨシキリザメやアオザメ。

それぞれ水気の違いや食感の違いがあるので、混ぜて使います。すり身は、時間をかけて臼で練ります。

すると繊維が切られずにふんわりしたはんぺんができます。残ったスジは、加工して「江戸スジ」というおでん種にし、無駄を出さない工夫も。

熟練した職人さんが、手作業でホイップクリームのようなふわふわのはんぺんを作り上げていく過程に、参加者の皆さんは釘付けでした。

塩・砂糖・天然だし・酒・みりんのほかに、山芋や泡立てた卵白などを順に加え、砕いた大き目の氷をいれて混ぜることによって

すり身が空気を含んでメレンゲ状になっていきます。それを手作業で型どりして、ゆでればふわっふわのはんぺんが完成です。

DVDの後には、さっそくはんぺんをそのまま試食。

お菓子のようにふんわりとして、素材のうまみが感じられるシアワセな味でした。

また、「鉄板焼き桜えびキャベツ」「細切りねぎ天」「ささがき牛蒡天」も合わせて試食しました。

こちらは、揚げてあるので、油抜き(ザルに並べて熱湯をかける)をしてから、そのままや、レンジで温めたりして食べるのがおすすめです。

おでんなどで煮込まなくても、手軽においしく食べられることに、参加者一同、嬉しいびっくりでしたeye

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後半は、パルシステムの佃權「魚河岸おでん種セット+はんぺん」 VS 市販のおでんセットを実際に食べ比べてみました。

実はこの企画を担当したスタッフは「・・・違いがわからなかったらどうしよう・・・sweat01」とちょっぴり不安な挑戦でしたが・・・。

佃權さんが「全然ちがいますよrock!!!」と断言されていたとおり、参加者全員が、そのあまりの違いに目からウロコ状態でしたflaireye

「歯ごたえ・食べ応えが違うnote」「素材の味がしっかり感じられるheart」「おなかいっぱいになるsmile」と、おいしいhappy01shineの声が続出。

それぞれのおでん種がきちんと、具や素材の違いを主張していて、飽きずに楽しめました。もちろん出汁も化学調味料無添加です。

対して市販品は、ふにゃふにゃしている、出汁の味しかしない、などの感想ばかりでした。

市販品は、原料のすり身に植物性たんぱく(大豆や小麦粉)などを加えている場合が多く、お魚本来のうまみがあまり感じられませんでした。

また、セット内の種類を増やすために、ひとつひとつが小さめに作られていることもあるそうです。

ちなみに、原材料の表示を比較してみると・・・佃權さんの商品が安全・安心であることが一目瞭然ですよね。

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佃權さんの商品のよさを実感でき、すっかりファンになった私達ですが、残念ながら現在はんぺんは「きなり」でのみの取り扱い。

手作業での製造のため大量生産が難しいそうですが、インターネットの数量限定コーナーなどで、ぜひ扱って欲しいですねpc

「コトコト」にはおでん種セットや、単品のねりものも掲載されていますので、ぜひぜひお試しくださいwink

おでんだけではなく、そのままいただく手軽なおいしさも味わってみてくださいねgood

参加してくださった皆さん、ありがとうございましたsign03

最後に豆知識です。おでんを煮るときには、沸騰させないように静かに煮てくださいね。ねりものは煮る時間は短めに(30分程度)!

2012年7月 4日 (水)

JAみどりの いきもの観察と初夏の交流

6月30日・7月1日と、一泊二日で JAみどりの 生き物観察と初夏の交流に行ってきました。shine

7組19名の参加で、下は3歳から上は9歳と
幅広い子どもたちが集まりました。

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がんばれ!東北
かわいいイラスト入りの新幹線で、出発です!

乗ること2時間。

古川駅に到着しました。

さっそく着替えて、田んぼに向かいます。

青空がきれいで、心地よい風が吹く中まずは、

生き物博士:藤本さんによる田んぼの生き物のお話を聞きました。

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カエル、コイ・ドジョウ・タニシ・・・
などなど、田んぼにはたくさんの生き物がいるそうなので、
さっそく自分たちでも見つけてみることに。

田んぼに入ると、どろどろで柔らかく、
足がふんわり包み込まれます。

歩くと、周りからスイスイ虫たちが逃げ出していくのが見えるので
すかさず網ですくいます。

すぐにあちこちから、
カエルがいた~。
クモがいる~。
等の声が聞こえてきました。

どろと一緒にすくうので、

水で洗ってから、よ~~く見て見ると

イトミミズ・ユスリカの幼虫などの小さな小さな生き物から

ヤゴ、マルタニシなどの大きな生き物まで

さまざまな生き物が見つかりました。

小学2年生の息子は、カエルカエル~と
最初から最後までカエルに熱中していました。

生き物観察の後は、草取りになりましたが、
今年は草が少なく、ちらほら見える程度でした。
手押しの草取り機でたんぼを往復しました。
これ、意外に力がいります。
どろに引っかかって、途中で止まったりしちゃうんです。

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ここで、嬉しいオヤツタイムとなりました。up
手作りのブルーベリーのブラマンジェ。
ほどよい甘さで、疲れた身体に沁みわたるおいしさでした。

田んぼの次は、大窪さんの畑で玉ねぎ収穫を行いました。

ラッキーという品種で、エコチャレンジ2年目の玉ねぎを
掘らせてもらいました。

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葉っぱをつかんで、引っ張ると
簡単にスポッと抜けるので、
小学生軍団が競うようにスポスポ抜いて
あっという間に1列抜き終わりました。
収穫した玉ねぎは、お持ち帰りOKということで、
ありがたくいただいてきました。

夕食は、生産者の方たちとの交流会となりました。
生産者の方がすごくたくさん集まってくれました。
そして、テーブルには数々のご馳走が!!

左上から、ナスの漬物、ソラマメご飯、手作りのミートローフ&ウィンナー、

左下、ナスのソーメン、茹でたソラマメ、しその粉焼き、などなど。

ずらりです。

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ナスのソーメン、こんな大きいナスで作ります。片栗粉をつけて、茹でるのだそうです。片栗粉がしっとりもっちりしていて、めんつゆをかけていただきました。

二日目は、あいにくの曇り空となりましたが
近くの水路にザリガニ釣りとなりました。
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ザリガニ釣りなんて、うん十年ぶりで
大人のほうが熱中してしまいましたが
この日の成果は2匹でした。
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この後は、蕪栗沼に出発です。蕪栗沼とは、天然記念物マガンの飛来地として、

ラムサール条約湿地登録されている場所で、貴重な動植物が生息しています。

蕪栗沼、広~~~い。その広さにびっくりです。見えているところほぼすべてが蕪栗沼です。

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蕪栗沼の周辺も、田んぼに囲まれており、
見渡す限りの田んぼ田んぼ。
こんなにたくさんの田んぼは初めて見たってくらい田んぼでした。

そして、沼の水を網ですくうだけで
小魚やエビがピッチピチと。
生き物が豊富、ということを実体験できました。

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今日の生き物博士は、春の交流でもお世話になったup

NPO法人 蕪栗ぬまっこくらぶ 副理事長・大崎非常勤職員の

鈴木耕平さんです。

エビのお話がとってもおもしろくカイエビ・スジエビ・ヌカエビの違いやオス・メスの違い、卵の有無など次から次へとお話が出てきてびっくり。

ちなみに、オスとメスの違いはメスは卵をお腹に抱えるので、湾曲しているがオスは、背筋がピーンとしているのだそうです。

大人がどんどん引き込まれていきました。

この日の昼食は、地場産の野菜と豚肉を使った
バーベキューでした。
野菜の甘いこと。
お肉の柔らかいこと。
おにぎりの塩加減が絶妙でおいしいこと。

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生き物観察で、小さな生き物の名前を知り
取れたての野菜やおいしいお料理を用意してくださり
初めてのみどりのでしたが、とても温かく迎え入れてくれ、
親子ではしゃいで、楽しんだ2日間となりました。

小学4年生娘の感想「蕪栗沼で、たくさん生き物を取ったのが楽しかった」

小学2年生息子の感想「田んぼでカエル取り楽しかった」

JA みどりののすべての皆さん、2日間、お世話になりました。

ありがとうございました。happy02

2012年6月 7日 (木)

牛乳が大変身☆食べる牛乳レシピ講座

6月7日(木)横浜北センターにて『牛乳が大変身☆食べる牛乳レシピ講座』を開催しました!

はじめに、パルシステム連合会職員の方から、パルシステムの牛乳、特に

「いわて奥中山低温殺菌牛乳」の特長についてお話を聞きました。

P1120521_500x375_2岩手奥中山でしかつくれない牛乳つくろう!と酪農家、農家、農協が集まって牛乳工場をつくったのが始まり。飼料はNon-GMO(遺伝子組み換えでないもの)を使用しています。Non-GMO飼料はコストが高くて大変ですが、地元の飼料用トウモロコシも活用しています。

輸入飼料に頼らない自給飼料を生産することは、牛乳の生産コストを低くすることはもちろん、安全・安心な畜産物を供給することや自国の国土を有効に活用すること、土⇒草⇒牛の循環型畜産をつくりあげていくという点でとても重要です。

現在、そうした飼料の自給率(粗飼料自給率)は全国的には43%。そのなかで奥中山地区は約70%とその努力が数字にも表れています。

いわて奥中山低温殺菌牛乳を生産している酪農家はわずか8軒。

低温殺菌牛乳は高い品質の生乳が求められますが、奥中山地区の工場は酪農家との距離が半径6キロ以内と非常に近いので、鮮度を損なうことなく製品にできるのだそうです。だから細菌数の少ない生乳のまま、タンパク質の熱変性が最も少ない低温殺菌の牛乳として私たちのところに届けられるのです。

お話の終わりに、HTST(高温短時間殺菌法)の牛乳と、

いわて奥中山低温殺菌牛乳(LTLT・低温長時間殺菌法)の牛乳とを飲み比べてみました。

参加者の方に「どうでしょうか?」と伺うと、「いわて奥中山のほうがさっぱりしている感じ」「後味がすっきり」との声。

実のところ、牛乳がもともと好きな方にはどちらもおいしいので、違いを即答するのは難しそうでした。confident

が、「普段、子どもは牛乳が好きでごくごく飲むけど、自分は牛乳が苦手」だった方が

『いわて奥中山低温殺菌牛乳なら飲めます!』deliciousとおっしゃっていました。

さっぱりとした飲み口。くどくない舌あたり。ほんのりとした自然な甘味。

それこそいわて奥中山低温殺菌牛乳の魅力なのでしょう!!

もしかすると、私たちの味覚は給食などで高温殺菌牛乳に慣れてしまって、本来の牛乳の味を知らなかったのかもしれません。

現在、パルシステムで供給される牛乳のうち、いわて奥中山低温殺菌牛乳のシェアはわずか4%にとどまっているそうです。

残念ながらまだまだ注文数が少ないため、奥中山の酪農家の方がNon-GMOにこだわって一生懸命製造した牛乳も、一日6トン分が通常の低温殺菌牛乳として売られているといいます。この風味の違い、こだわりをより多くの組合員さんが理解して、注文が増えたらいいなと思いました!

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続いて、食育ぱっくん隊の講師の方から、「
牛乳をもっと食に取り入れよう!」というコンセプトで

牛乳を無駄なく使えるよう、牛乳を「飲む」だけでなく「食べる」裏ワザレシピを紹介していただきました。

皆さん、熱心にメモをとりながらデモを見ていました。

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★はじめに、牛乳を使ってカッテージチーズを作りました。

①50℃くらいに温めた牛乳300mlに米酢大さじ2をさっと混ぜる

②キッチンペーパーをしいたざるに①をあけて、自然に水気をきる

豆腐のような形状のカッテージチーズが簡単にできあがりました。

 

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これをサラダにのせたり、白和えの材料にしたり、ジャムと一緒にパンに挟んだり・・。

いろいろ応用ができます!flair

P1120537_500x375_2★サーモンピラフ (4人分)

①米2合はすすぎ、ざるにあげ水を切る。

②玉ねぎ1/4はみじんぎりに。

③ニンジン1/2、カラーピーマン小1個は5ミリ角に切り、ホールコーン1パック(65g)は水気を切る。

④フライパンにバター大さじ1を入れて火にかけ、玉ねぎをいため、米を加えて軽く炒める。

⑤炊飯器に④を入れ、上に③の野菜とサーモンをのせ、コンソメ1個・牛乳100ml・水260ml・塩小さじ1/2・こしょう少々を入れて炊く。

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フライパンで30分くらい弱火にかけて完成!ご飯に牛乳??と思いましたが、牛乳くさくない!

サーモンのいい風味が出ている一品。おもてなしにもいいかも!wink

ちなみにこの角切りサーモンは、パルシステムのカタログで最近発売されたもの。冷凍のままフライパンに入れられて便利です。

★ミルク黒糖わらび餅: 牛乳で和菓子??と思いましたがこれまた、食感がたまらない!

P1120539_500x375_3(4人分)

①テフロン加工のきれいなフライパンに牛乳200ml、片栗粉50g、粉黒砂糖25gを入れ、よく混ぜ片栗粉を溶かす。

②中火にかける。木ベラで混ぜながら透明感が出るまでよく練る。

 混ぜているうちに急にトロッとしてきて、固まってきます。よ~く練るのがポイント。練りが足り ないと粉っぽくなってしまうそうです。

③きなこ30g、花見糖・大さじ1、塩少々をしいたバットに②を取り出し、平たくのばす。

④あら熱がとれたら、スケッパーなどで切り分ける。 *黒みつをかけてもおいしいです。

P1120541_500x375_2 ★米粉でホワイトソース(3カップ分)

米粉を使うと「ダマにならない!」これはソース作りのハードルを低くしてくれますよね!

①鍋に牛乳600ml、米粉大さじ3を入れて、よく混ぜる。

②弱火にかけ、とろみがつくまで木べらで丁寧に混ぜる。

③塩で味を調える。

今回は、このソースに炒めたしめじと粒マスタード。あら挽きこしょうを加えてクリームマスタードソースを作り、 

鶏むね肉にかけました。

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そして汁物。

★冷たいミルクみそ汁

①鍋に水300mlを入れ、だしパックをつけておく。

②新玉ねぎ1/2個は半分に切ってうす切り、トマト中1個も薄く切る。

③①を火にかけ玉ねぎを柔らかくなるまで煮てからトマトを加える。

④みそを溶きいれ火をとめ、冷ましてから牛乳を加える。

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↑こんなに素敵なワンプレートが完成しました!

右上のものは、カッテージチーズを作ったときにできるホエーに

牛乳、レモン汁、はちみつを加えてかき混ぜたヨーグルトドリンクです。

牛乳のすべてを無駄にしない!smile

参加者の方の感想はあとでアップしますね。

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2012年5月24日 (木)

ごはん変身レシピ集

5/18の【楽しくおいしい変身ごはん♪試食会】企画でご紹介したレシピです!

★ ごはんパイ

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材料: ごはん お茶碗1杯    パイシート 2枚(パル取り扱いのシートの場合1枚を3等分)

     ミートドリアソース 1/2袋  溶き卵(ハケで上に塗る分)  少々

① 少し温かいごはんにミートドリアソースを混ぜる。あまりゆるいと包みにくいので調整する。

② パイシートを切ってごはんをのせたら二つ折りにして、ふちをフォークで閉じ、

上に包丁で切れ目を入れ、溶き卵をハケで塗る。

③ 予熱した200℃のオーブンで15分くらい焼いてできあがり♪ 

★ いろいろ焼きおにぎり

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① 炊きあがったごはんを少し冷ましてからすりこぎで五分づきにする。

② 好みの量をラップにのせ、丸く平たく整える。

③ 熱したフライパン(テフロン加工)にのせ、弱火で5分ほど焼いたら、

フライパンをゆすってから裏返して両面にうすい焼き色をつける。

④ お好みのトッピングをのせて、オーブンで軽く焼く。

ライスバーガーのように具をはさんでも。

※※ トッピング例

・ きんぴらごぼう&ベーコン&とろけるチーズ

・ キーマカレー&とろけるチーズ

→ フライパンに油大さじ1/2を熱し、みじん切り玉ねぎ1/4個と豚ひき肉100gを炒め、

水1/4カップと使えるカレー甘口フレーク大さじ2を加えて軽く煮たもの

・ お味噌(五平もち風)

→ みそ大さじ1弱、てんさい糖大さじ1、みりん少々、すりごま適宜を混ぜる

★ お好みライス焼き

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材料: ごはん お茶碗1杯  卵1個  長ネギ3~4cm 

     かつおぶし 5g  便利つゆ 大さじ2   あれば  チーズ・ツナ少々

① 温かいごはんに、溶き卵を入れて混ぜる。

② みじん切りにした長ネギ、かつおぶし、便利つゆを入れて混ぜ合わせる。

好みでチーズ・ツナもいれる。

③ フライパンを熱して薄く油をひき、②を10~12cmの円形状に広げて両面を焼く。

あまり広げると崩れてしまうこともあるので注意!

④ 表面がうっすらときつね色になったら皿にとり、かつおぶしをかけて出来上がり♪

★ ごはんポタージュ

材料: ごはん40g  じゃがいも小1個  にんじん1/2本  玉ねぎ1/2個

      バター適宜  コンソメ 5g    牛乳1カップ  塩こしょう適宜  パセリ少々

① じゃがいも・にんじん・玉ねぎをそれぞれ薄切りにしてバターで炒める。

② ①に水300cc、コンソメを加えて野菜がやわらかくなるまで煮る。

③ ミキサーに②とごはんを入れてなめらかにする。

④ 鍋に戻して牛乳を加え、塩こしょうで味を調える。最後にパセリを散らす。

★ ライスプディング

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材料: ごはん100g  牛乳2カップ  砂糖大さじ3  卵2個

     バニラエッセンス少々  黄桃(缶づめ)60g  バター少々

① 鍋にごはんと牛乳を入れて火にかけ、煮立ったら弱火で約10分煮、砂糖を加えて冷ます。

② ボウルに卵を割りほぐし、①とバニラエッセンスを加えてさっくり混ぜる。

③ 耐熱容器にバターをうすく塗り、②を入れて、小さく切った黄桃を散らす。

④ オーブンの天板にお湯をはり、160℃で30分ほど蒸し焼きにする。

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2012年2月10日 (金)

JAみどりのママのお味噌deクッキング♪ 開催しました

2月10日長津田地区センターにて

『JAみどりのママのお味噌deクッキング♪』を開催!

宮城県のJAみどりの女性生産者の方々4名をお招きして、

お米の産地みどりのの郷土料理やお味噌を使った

手軽にできるアイディア料理を紹介していただきました。


☆炊飯器 シフォンケーキ

米粉を使ったシフォンです。小麦粉のように事前にふるわなくてもいい

という説明に参加者の皆さん「へぇ~。それは便利♪」

生産者の小原さんはJAみどりので米粉パンの注文販売もなさっている方。

米粉の特長や使い方について詳しくお話してくださいながらデモンストレーションして

くださいました。

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ポイントは卵白の泡立てをし~っかりやることだそうです!

レシピでは炊飯器で作るということになっていますが、

炊飯器によってはうまくできないこともあるので注意が必要とのこと。


☆万能みそ

みそ 1kg、卵 1個、砂糖1kg、酒1kgを鍋に入れ火にかけます。

(もっと少ない量で作る場合もこの比率を参考に)

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はじめは強火、砂糖とみそが溶けたら中火にして30分くらい煮詰めて

みそがはねるくらいになったら完成!

この万能みそをおにぎりに付けて「味噌焼きおにぎり」に、

万能みそ+お酢で「酢味噌あえ」に。万能みそにポン酢を合わせ、

ゴマをいれてドレッシングに。本当に文字通り「万能なみそ」です!

参加者にも大好評でしたscissors

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☆しその粉焼き

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米粉、てんぷら粉、砂糖、みそ、卵、七味、水を

混ぜた緩めの生地をしその葉で包んで、

フライパンに少し多めの油をひいて、両面を揚げ焼きします。

こちらは参加者の方々にも、実践していただきましたannoy

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☆みどりのでは豚肉も生産されているそうで、

夏と秋の産地交流でも豚しゃぶサラダをいただきましたが、

お野菜も一緒にとれて嬉しい一品。

万能みそドレッシングをかけていただきます。

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☆各テーブルに並んだお料理です♪ 

どれも素朴ながら、おいしさ満点wink

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みそに粉末だしとわかめとねぎを混ぜた「味噌だま」に

お湯を注いで作る簡単味噌汁も。


また、生産者のお一人である星さんが、ご自身で作って

いらっしゃるイチゴを早朝収穫して持ってきてくださいました!!

みずみずしい甘さにびっくりhappy02


各テーブル、生産者の方々とのお話が弾んでいましたhappy01

今日、テーブルにのった、ねぎやイチゴ、しその葉、米粉など

みどりのには、お米や大豆以外の特産品があるんですね。

夏の交流でも玉ねぎの収穫体験がありましたし。小麦やトマトなども

作っているそうです。

テーブルに同席された生産者の佐藤さんは、お米よりもネギの方を

主に作られているとおっしゃっていました。


☆今年度、夏、秋、冬とJAみどりのの産地交流へ

横浜北エリアメンバーが参加したときの感想をご報告。

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今日、大変おいしいお料理を教えてくださった「みどりの」の

皆さんに感謝をこめて、大豆くんのカードにメッセージを

書いた色紙をプレゼントしましたpresent

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今日は本当にありがとうございました!!

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*参加した方の感想です↓↓

・おいしくて楽しい一日でした
・とても楽しく生産者の方と産地のものをつかって、お料理できる素晴らしい企画でした。
このような企画はまた参加したい。レシピもよかった。
・万能みその使ったアレンジが感激。いろいろ広がりが楽しみ。
・どれもおいしくお料理も難しくなくてよかった。
・生産者の方から直接レシピを教えていただき、大変うれしかった。
長津田での開催はよかった。
・みどりのの方とたくさんお話でき、楽しく学べて最高だった。さらにおいしかった!
万能みそはつくって常備します。
・内容がもりだくさんで作りやすいものばかりだった。
・長津田での開催がよかった。味噌アレンジがとてもよかった。
・万能みそは作ります!
・万能みそはおいしかった。みどりのの方はみなさんあたたかく丁寧でとてもよかった。
どのレシピもおいしくて盛りだくさん企画でした。
Radha

2012年1月28日 (土)

JAみどりの 冬の交流 蕪栗沼エコツアーに行きました

1月21日~22日にJAみどりのの産地(宮城県大崎市)に行ってきました。前日にはここ横浜でも初雪snowを観測し、翌朝の出発時も雪が凍りついていました。

東北新幹線bullettrainに乗るのも初めて、昼食は車内でとなっていたので、朝から駅弁選びにわくわくしながらのスタートです。

第1日目。

東北新幹線で古川駅に到着。途中福島県を通った時は一面真っ白な雪景色でしたが、仙台を過ぎ、古川駅では少し雪が残っている程度でした。ここからはバスでの移動です。

小牛田流通センターに着き、「みそ作り体験」を行いました。

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キャップと手袋をつけ、準備をしますdelicious

大豆を洗います。大きなまな板を使い、左右にぐるぐる。水に泡が浮いています。この泡がなくなるまで何度も水を換えます。大豆がきれいになったらたっぷりの水に一晩浸します。

隣の40度の部屋では 麹をほぐす作業です。写真を撮ったもののレンズが曇り

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こんな感じ。子どもたちを中心にやっていましたが、途中で暑くなり大豆洗いと交代した子も。麹に傷がたくさんついたほうがいいそうです。洗濯板を使い、そのうえでしごくようにして麹をほぐしました。

今日のみそ作り作業はここまで。明日この続きを行います。

次に今日の宿泊先でもある ロマン館に向かい、ここで「ソーセージ作り体験」です。

アグリファームの高梨さんにソーセージの作り方を教えてもらいました。

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これは豚の腸です。ウィンナーは羊の腸を使い、フランクフルトは豚の腸を使うのだそうです。今回は破れやすい羊の腸ではなく、豚の腸でフランクフルトを作ります。用意してくれたひき肉に香辛料を入れよく混ぜます。粘りが出るまでしっかりとね。

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次に専用の機械にひき肉を入れ、先端に豚の腸をつけたら成型です。

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腸の先端をしっかりと持ち、ひき肉が出てきたら空気が入らないよう右手で調節しながら左手で腸を引っ張ります。

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できたら、真ん中でねじり半分にし、一本分の長さのところでまたねじり、端を一本輪の中に通します。これを繰り返し最後までいったら、端と端を固結び。

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手際よく作る高梨さん。さすが職人の技です。一通り教えていただき、子どもたちから順に実際に作りました。初めはこわごわとやっていた子どもたちですが、やってみると意外と腸が丈夫ですぐに破れないことがわかり、大胆になってきました。

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出来上がったフランクフルトをひもで下げ、燻製箱で2時間(最初の1時間は炭火で火通したあと、桜のおがくずで香づけです。)そのあと30分ボイルしたら出来上がりhappy02

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おやつを食べた後、ねぐらいりのマガンを観察に蕪栗沼に移動です。

蕪栗沼は東北地方を流れる大河北上川の自然遊水地として誕生した低地性湿地で、その多くがヨシやマコモなどの水生植物で覆われています。マガンやオオヒシクイなど数万羽の水鳥が冬期に渡ってきます。2005年にラムサール条約湿地「蕪栗沼・周辺水田」として登録されました。その特徴は沼だけでなく、復元湿地や広く周辺水田を含んでいることです。一部では冬に水を張り水鳥の生息地の拡大と農業との共生をめざす「ふゆみずたんぼ」の取り組みや田んぼと沼を活用した環境教育も行われています。

薄暗くなった蕪栗沼にみぞれまじりの雨がパラパラsprinkle

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マガンは翼を広げると150cmにもなり、冬になるとシベリアから日本に渡って来るのです。
他にもオオタカ、スグリ、ハクチョウ、シジュウカラガンなども見ることができました。

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雨も強くなり、寒さも厳しくなり、今日はここまで。明日は朝からマガンの飛び立ちを観察します。

本日の最後は生産者の方々と交流会です。三味線の歓迎を受け、乾杯beer

JAみどりのでは、みなさんご存知の「宮城ひとめぼれ」などのお米、国産小麦の酵母パンで使用されている小麦、1月には味噌用の大豆もありました。直接生産者のみなさんとお話しできたことで、震災後の苦労やパルシステムの厳しい基準に適合させるために農薬を減らしたり、肥料にもとても気を使ってくださっていることがわかりました。お米をあまり食べない方も多くなってきましたが、やはり日本人の食生活を支えている米を大切にしたいです。最近は米粉の利用も増えています。米粉を使ったパン、クリームシチューやグラタン、お好み焼きやてんぷらの衣にと利用してみてくださいね。てんぷらのサクサク感に子どもも病みつきです。

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震災の時は組合員の方々がいち早く支援をしてくれてうれしかった。との言葉にこちらもうれしくなります。産地とのよい関係をこれからも大切にしたいです。

生産者や関係の方々はみな気さくな方ばかりでとても楽しく有意義な時間となりました。温泉spaにも入り、明日の朝に備えて早め(?)の就寝sleepyです。

第2日目。今回のエコツアーのメインイベント「マガンの飛び立ち観察」 朝、5時20分に起床後、5時50分にはバスで出発です。しかし、この日の朝、外を見てびっくりwobbly前日のみぞれ交じりの雨が雪に変わり、一面の雪景色snowsnowsnowになっていたのです。子どもたちは大喜びhappy01マガンの観察よりも雪遊びをしたそうでしたが、マガンが飛んでしまうのでここはガマンbearing

まだ日の出前の蕪栗沼は真っ暗です。雪の積もった道をギシッギシッと踏みながら観察地点まで歩いていきます。インストラクターの方が、観察のポイントを教えてくださり、注意点(カメラのフラッシュ禁止、大きな声を出さない。特に子どもの高い声は敏感だそうです。)なども気にしながら 観察しました。

Photo_2 雪に覆われた蕪栗沼は雰囲気が変わります。

沼の中にある黒い点々がマガンです。夜の間、ねぐらとする沼で休みます。日の出とともに餌場となる収穫後の田んぼに移動し、落ちモミや草などを食べて過ごします。

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徐々に飛び立ち始めました。

マガンは家族などの群れで行動するので、群れごとに準備ができると飛び立ちます。飛び立つ前は鳴き声がだんだん大きくなり、首を振り合図を出すのです。1羽、2羽と首を振り、最後の1羽が首を振ると出発です。

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頭上に迫ってきたときはやはり迫力があります。今年は雪が降っていたせいか静かな飛び立ちだったそうです。晴れた日はもっとすごいんでしょうねshine

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気がつくと夜も明け、すっかり明るくなっていました。

これほど多くのマガンが飛来するようになったのも、蕪栗沼を始め周辺の環境が守られているからです。この環境を大切に守っていきたいですねheart04

朝食、買い物(お土産)を済ませ「一ノ蔵(酒蔵)の見学」です。

手作りのお酒ができるまでを見学コースに沿って、説明を聞きながらまわりました。

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蒸米に種麹を振る作業を見ることができました。

最後に3種類のお酒(特別純米酒 大和伝、特別純米生原酒 にごり酒、ひめぜんライスパワーPlus)と甘酒の試飲もあり、思わずニッコリsmile

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酒蔵の見学の後は 小牛田流通センターに移動bus

そして、最後に昨日のみそ作りの仕上げです。水に浸した大豆は水を切り、煮てくれてありました。その大豆とよくほぐした麹を混ぜ合わせます。

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子どもたちも楽しそう!

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ミキサーでつぶします。

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味噌だんごを作り、カメの中に投げ入れます。

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できあがり。10か月ほどするとおいしい味噌になります。待ち遠しいですね。

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昼食をとりながら、生産者のみなさんと最後のご挨拶crying

1泊2日の短い日程でしたが、もっと長くいたように感じます。また、思い出に残る数々の体験ができました。生産者のみなさん、関係各所のみなさん 本当にありがとうございました。

<<おまけ>>

この時期にしてはめずらしく雪が積もったとのこと。(例年は2月に入ってからとか)横浜から来た子どもたちはうれしくて時間を見つけては雪遊びをしていました。

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(in)

2012年1月27日 (金)

ユニセフ学習会 ~モルディブのすべての子どもに栄養と未来を~

1月27日、横浜北センターにて神奈川県ユニセフ協会より

講師をお招きして「ユニセフ学習会 ~モルディブのすべての

子どもに栄養と未来を~」を開催しました。

まず、ユニセフ支援活動の歴史や基本理念や日本の生協と

ユニセフの取組みの関係について説明いただきました。

パルシステム神奈川ゆめコープはこれまでにも「ラオスの子どもを

人身売買から守るキャンペーン」やソマリアの緊急募金などに取

組み、ユニセフを支援していますが、今回は、現在取り組んでい

る指定募金先のモルディブについてくわしくお話いただきました。

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モルディブはいくつの島でできている国でしょう?という質問。皆さんはどう思いますか?

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答えは・・モルディブには「1190」の島があるんだそうです。

そのうち人が住んでいる島は200ほどで、すべての島をあわせても

淡路島の半分くらいの面積ということに驚き、人口30万人の

うち三分の一が首都があるマレー島に暮らしていると聞き、

さらに驚きました。


モルディブというと高級リゾート地のイメージが強いですが、

そのようなリゾートホテルは数あるうちの一つの島ごとホテル

にしてしまうのだそうです。ですから、ホテルがある島の様子

とモルディブの現地の人々が住む島の様子は別世界。


マグロやカツオなどの魚fishはたくさん捕れるものの、農産物は

ほとんど自国で生産できず輸入に頼っており、野菜や果物

などは高価な食べ物になっています。そのため現地の人々

の栄養バランスの偏りが非常に問題になっていて、ビタミン

や亜鉛不足が深刻なのだそうです。wobbly


また、川がなく飲み水は雨水などタンクに溜めた水を利用

していますが、煮沸消毒して飲むという習慣がないため、乳

幼児が下痢を起こすことが頻繁にあるとのこと。私たちの感

覚からするとどうして殺菌しないで飲むの?と思ってしまいま

すが、そういった感覚・習慣がないことが保健教育上の課題

とのことでした。


また自然に還らないゴミの増加で海岸周辺の環境悪化も

問題に。ユニセフでは現地の子どもたちに紙芝居その他の

学習キットを通して、環境の大切さやゴミの分別、水循環

などを教えていく環境教育を行い、子どもたちの未来のある

モルディブの国づくりを支援しているとのお話でした。


その後、モルディブ風カレーrestaurant、バナナbanana(オルタートレードジャパン

さんのバランゴンバナナ)をいただきながら質疑応答の時間となりました。

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玉ねぎ、にんにく、トマト、ツナを炒めて、カレールーに隠し味に

和風だしを入れてから仕上げにココナツミルクを入れました。

ココナツミルクのまろやかさが好評でした。

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モルディブには各島々に学校はあるけれど、先生が足りず、

インドなど隣国から呼んでくるケースが多いそうです。しかし、

イスラム教のモルディブで他宗教の先生に教わることにどこか

抵抗感があるのか、数年で交代となってしまうとのこと。

医師不足も同様だそうです。

モルディブの国自体のマンパワー不足を感じました。


ユニセフでは、子どもたちの栄養状態の調査や特に栄養不良

が心配されるビタミンAや亜鉛剤の配布、母親はじめ保護者

への栄養意識啓発、環境教育教材の普及等の活動を行なっており、

パルシステム神奈川ゆめコープでは、今週いっぱいモルディブの

指定募金を受け付けています。

ご協力どうぞよろしくお願いします!


Radha

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